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    🍊みかん好きのオルカ

    DONE調子のよいベッド


    体調不良を隠す傭兵君と、休日を過ごす恋人のリッパーさんの話。


    最大のネタバレ↓

    ハピエン!

    体調不良ってベタなのにネタは尽きない…いいジャンルだ…!!!
    今まで人に頼らず生きてきた傭兵君は不調時に傍に人が居てくれる感覚に慣れていないといいな…とう妄想。
    慣れていないから良い事は無いと決め付けて遠避けてしまう。
    そうやって誰も守ってくれない自分を守っている。
    調子のよいベッド 心音で身体が揺れる。
     草を踏む音が煩い。
     暗号機から手を離して両手を着く。
     ぴぴ、がが、かんかんかん。
     余韻が頭から離れない。
     地面を蹴る音が近くなる。焦るような短いものとゆったりとした音の幅。心臓が跳ねていく。
     暗号機から手を離して振り返る。飛び込んできた仲間を視界に認めてすぐ、立て掛けてあった板を倒した。
     呻き声を上げる姿を目の前に据えて、口の端を無理矢理上げる。

    「はは、いい気味」

     そのたった一言で、狩人の視線を一身に浴びる。身体を翻し挑発して踊るように駆ける。後ろで板を踏み抜く苛立たしい音がする。何も変わらない、仕事の始まり。


    「おつかれ!」
    「トレイシー。ナイチェ」
    「ナワーブのお陰だよ!いつもありがと」 
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    torimune2_9_

    PROGRESS前回と一応時空は同じなんですけど話は繋がってないです。なんか見たいシーンだけ書いてる。そのうちどっちもちゃんと完成させてまとめたい。
    ぼんやり脳内にある設定としては、炎は何代か続くデカいマフィアを継いだボスで、ホは先代に拾われて色んな事やってた子供。なんだかんだあってホのことをめちゃくちゃ気に入ったので囲ってる。成人したホが炎の役に立ちたいというので傍を離れないことを条件に連れ出してる
    裏社会パロそのに裏社会、と一言で言っても皆が皆闇に潜んでいるわけではない。
    表の顔として一般社会に地位を持つものもいれば、利益のために裏の人間と繋がりを持つ権力者も少なくない。表裏一体の世界で普段は交わらない世界が交わる数少ない機会の一つが、今現在エンデヴァーとホークスの参加しているパーティーだった。裏でそれなりに名を挙げた組織の代表者数名と、表で知らぬ人はいない権力者が集まる欲望に塗れた晩餐会。どこぞの有名ホテルの1フロアを貸し切って行われているこの晩餐会では一切の戦闘が禁じられているため、誰もが表向きは和やかに食事と交流を楽しんでいる。和やかと言っても会話の中身は到底表の人間に聞かせられるようなものではないが、そんなことに口を出すのは野暮と言うやつだ。
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