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    ゆうね/ふぃあるさん

    DOODLE【 ある患者の傍白 】
    モブ患者目線からの浮城ゆとりのはなし。ネタバレとかは全然ないけど推敲をしていないから乱雑
    ふせったーから移動してきたやつ
    ある患者の傍白「やあ、来てくれたんだね。調子はどうかな?」

     引き戸を開くと、微かに漂うアロマの香りとともに秋めいてきた季節の風がひゅうとこちらに吹いてくる。どうやら窓が開いているようだ。一瞬、首筋に冷気が走り、肌寒さで体が勝手に小さく震え上がってしまう。
     部屋の主は誰かが入ってきたのに気付くと、先ほどまで見ていた資料と思わしきものから目を離し、嬉しそうに目を細めた。

    「ああごめんね、今ちょうど換気の時間なんだ。診察中もしばらく開けていないとだけど…ブランケットいる?」

     ”いえ、大丈夫です。”と答えておこう。このくらいの寒さであれば問題はない。

     続いて目を遣る。どう見ても医者らしい格好をしていない、見たところは中学生か高校生と見間違う風貌の女性。網目のシースルーとキャミソールが一体になった服とハーフパンツ、厚底のスリッポン。二本だけ逆立った毛と、まるで満月のようにキラキラと輝く金色の瞳が目を引く。白衣は自分の体格よりもひと回り大きいものを羽織っているのか、袖も裾もかなり余っている。パッと見た印象からではとても精神科医とは思えない。しかし彼女が首にかけているカードホルダーが、浮城ゆとりという精神科医の存在を確立させている。
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    sakaki_novel

    DONE【SECRET TRIGGER 7】書き下ろし。
    pixivで更新中のシリーズNo.18『君が纏う雰囲気が好き』の赤井さんバージョン。
    気持ちが読めなくて溜息をつく降谷さんの傍らで、赤井さんがどう思っていたのかのお話です。タイトルはあの有名なビーグル犬の絵本より。

    シクトリありがとうございました!
    パスワード外しましたので、どうぞご覧くださいませー。
    Happiness is a warm puppy「あなたのことが好きなんです……」
     あの日。おそるおそる、といったふうに彼……降谷くんはそう切り出した。
     突然何を言い出すのかとか、正気なのかとか……思うべきことは多くあったはずだ。だが、その時の俺は、彼のことをいたずらを咎められた子犬のようで愛らしいとしか思えなかった。
     あの組織で初めて彼に会った時から、彼に対してはずっと似たような印象を抱いていた。幼子や他の小動物ではなく、間違いなく「子犬」としか言い表せない何かを彼は持っている。普段は自信家で、明るく人懐っこい雰囲気でありながら、時々寂しそうに物思いにふけっている姿が、あの有名なビーグル犬のキャラクターを思わせるからだろうか。いや……そう難しい話ではなく、ただ単に、俺が動物の中では特に犬を好ましく思っているからにすぎないのかもしれない。
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    とれ🐾

    MEMO※絵は放置中だったpl315STARSラフの一部

    ⚠️precious love虎牙腐解釈
    本当にピュアピュアでキュアキュアな素敵な曲なので後ろめたさがあるけどフル聴いて歌詞からいろいろ連想してしまったので書きたい…
    ※長いです
    ※個人的下僕視点です
    ※漣が歌う部分で勝手にウホウホしているだけで、特定の相手を指してる曲ではないことは承知しています


    わりと全方向に素直じゃない漣だけど伝え方が不器用なぶん考えて受け答える面倒くささの方が勝ってる気がして、でも下僕と道流に対しては結構ストレートに弱さと甘えも見せつつ伝えてくれてると思っています
    そんな漣が唯一本気で素直になれない相手がタケル(ぱぱもだけどあえて対象外で)

    -ここからpl歌詞連想タイム-

    「たった一人の存在だからきっと曖昧なまま」

    虎牙視点:特別執着心のある唯一の相手、でもユニットメンバーでもあり家族のようでもあり共存している関係
    下僕視点:仕事上の関係でもありわがままを聞いてくれる相手でもある下僕との曖昧な境界線

    「不安にさせてごめん」

    これは自分の傍若無人さでケンカ節になるところフォローに入る下僕や道流に対しての心情であれ!
    ごめんの言い方がぶっきらぼうでかわいい

    「きっと解けないパズルみたいな面倒なキミがいい」

    虎牙視点:意見が違えてなかなか相容れないけど張り合いのある関係を気に入ってる
    下僕視点:下僕が漣に対して感じてるまさにそれ

    ※これは漣パートじゃないかもだけど
    「揺れる髪ふわり香る度 抱きしめたい」

    タケルのピョコピョコ触覚…
    下僕視点:ふわふわ猫っ毛としっぽを揺らす漣

    「欲しいものを欲しいと言えない不器用さを守るよ」

    虎牙視点:タケルが家族を求めてアイドルしてることを公にせず秘めてる男気?やその健気さからくるシケたツラをちょっかいと称して見守る漣(だいぶ無理やり解釈)
    下僕視点:ストレートに食いモンを欲しがったりわがまま言ってるように見えるけど潜在的な心の飢えは表現できない不器用な漣のこととも言える

    「うまく言えなかった」

    虎牙視点:タケルに対しての素直じゃなさ
    下僕視点:コロクリさんの察した通り人に伝えることが得意じゃない漣が普段から全部そう思ってるわけじゃなさそうだけど、そういう場面も少なからずありそう

    plのフルを聴いて虎牙みを感じてしまったので書き始めたメモだったけど、こういったピュアな曲を漣が歌うことのギャップがよかったし、そういえば漣自身が良くも悪くもまっすぐ自分の言葉は曲げねぇってくらい純粋な子だったな…と改まりました
    漣の解像度がまたひとつ上がった気がする一曲をありがとうございました

    fin