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    同人誌

    kyosuiii

    PAST【尾鯉・現パロ・特殊設定】
    同人作家尾形×女装コスプレイヤー鯉登のコメディなお話の続きです。

    女装してコスプレ売り子をしていた鯉登のもとにやってきたのは、なんと兄さあだった。人気アニメの女子のコスプレ姿、手には尾形の描いた同人誌…この状況を切り抜けることはできるのかーー!?

    キャラ崩壊甚だしいので何でも許せる方向けです。
    女装コスプレ狂詩曲<中編>「あ、兄さあ…?」
    「…音?」
     自分とよく似た特徴的な眉毛に白い肌、母によく似た目は見たことがないほど見開いている。おそらく自分も似たような顔をしているに違いない。どうして、兄がこんなところに。それよりも鯉登は今自分がどんな格好をしているかを思い出し、サッと血の気が引いた。リオンちゃんのコスプレをして、机の上には18禁の同人誌が並べられている。こんな状況でどう言い訳をできるというのだろうか。かくいう平之丞もパンパンになったトートバックを肩から下げている。しばし見つめあったのちに、先に口を開いたのは平之丞だった。
    「まさか、百野先生って音んことやったんか!?」
    「いや、そんた違うて。これは尾形が」
     うっかり尾形の名前を出してしまい、慌てて口を閉じる。しかし、平之丞の耳にははっきりとその名が届いていた。
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