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    hbnho210

    できたアーロンがハスマリーで怪盗稼業をしていたときのお話。オリジナルキャラがでてきます。ルークはでてきませんが作中ではルーク(ヒーロー)の存在感がアリアリです。アーロンの心のなかにはいつでもヒーローがいるから……。アーロンが”怪盗ビースト”と呼ばれていますが、そのあたりは展示②の『Give me a smile my hero』を読んでいいただけると嬉しいです。※捏造設定アリ
    4/12「Hero`s echo」展示①『Don't cry my hero』「ねえ、聞いたかい? またでたってサ」
    「ああ、朝から物々しいからどうしたのかと思ったら、狙われたのは前々から黒いウワサのあった政府のお偉いさんの屋敷だっていうじゃねえか。相変わらず小気味がいいねえ」
     土埃と乾いた風、午前七時の太陽は容赦なく肌に照りつける、破れた幌の下にできたわずかな日陰で眠る猫、往来で市の支度をする者、共同水屋で衣類を洗ったり野菜を洗う女たち、野良犬を追いかける子ども、しきりに警笛を鳴らして怒鳴っている役人、いつもとおなじ変わることのない街の朝。だが、今朝の街はどことなくいつもより騒がしく街の人々もなにやら浮足立っていて、顔を合わせると目くばせをして何やら話し込んでいる。声をひそめながら、しかし時折、興奮して声が大きくなり相手にたしなめられている者もいた。
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    ぴんの作業部屋

    供養真がなければ偽りもない。
    真があるからこそ偽りも存在する。
    だからこそ彼は偽りを纏ったウソツキだ。

    ――――――
    カカオビワンドロライの没ネタです。

    こんばんは、ピンです。
    これカカオビって言えなくね?の精神のもと没にしたやつです。
    ただ吐き出したい欲が膨れ上がった結果、ただの小噺として出力されました。
    今回の話についてですが内容は一応カカオビ暁ifです。
    それではぜひ読んで
    よろしく
    ウソツキ 会議も終わり、ほかのメンバーたちがいなくなった薄暗い洞窟の中オレは橙色の面を被った人物に視線を向ける。

     「オビト」

     呼びかけると面の男はピクリと反応したがこちらを振り向かない。

     「ねえ、オビト」

     もう一度呼べば今度は少しの反応も見せない。

    「ねえったら」

    「んもーなんですかカカシさん。さっきからオビトオビトって一体誰のことを呼んでるんですか?」

     腕を掴んで呼び止めれば面の男はようやくこちらを振り向いた。振り向きざまに発せられた声は“トビ”のものであり、おちゃらけた口調と声色であった。しかし、面からのぞく赤い瞳は口調とは真逆といってもいいような苛立ちを含んでいた。そして、そこに“オビト”の存在を感じて背筋が歓喜で粟立つ。
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    ststfwfw

    供養テツニウム博士が敵の攻撃を受けて子どもになっちゃった回、トンチキギャグ回だ~!と思ってキャッキャしてたらまさか続きモノで翌週にこんなシリアス回もってこられちゃうなんて思ってもなくてめちゃくちゃになっちゃったよね…の幻覚です。え?そもそも博士が子どもになっちゃった回も存在してない?いやそんなはずは……え……?
    絶対的、 俺、大きくなったらヒーローになるのが夢なんだ!

     少年は深い紫色をした眼にきらりきらりと眩い光を映しながら、そう言って笑った。



    □□□



    「研究者になることが夢というわけではなかったのですわね」
    「ね~、ちょっと意外。生まれながらのマッドサイエンティスト(笑)志望かと思ってた」

     敵の攻撃を受けた博士が子どもになるという珍事から一晩明けて、研究所は緩やかな日常を取り戻していた。
     子どもに戻ってしまった博士は大人であった自分の記憶を失っており、はてさてどうしたものかと途方に暮れたまま眠りについたものの、次の日の朝には博士はすっかりいつも通りの姿に戻っていたのだ。
     「な~んだ」「もう少しあの可愛らしいお姿の博士が見ていたかったですわ」「心配してソンしちゃった」などと口々に言いながら、ベルミもオリヴィエも、そしてセイラも心底ほっとしていたことを博士には言えないままでいる。
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