審神者
暁月さん
DONE刀剣乱舞、自本丸審神者です。初期刀とちょっと蟠りがある審神者が近侍と喋ってるだけ。本当は連隊戦前に完成させたかったぁ……!!!
雪解け、あと少し「なぁ、大将。10年だぜ」
初雪の舞う12月のある日。厚藤四郎は展望の間の手摺に落ちては溶ける結晶を見ながら、静かに主へと声をかける。
「ん、そうだねぇ」
「……そろそろ、いいんじゃねぇか?」
審神者は、両手で包んだマグカップの中のカフェオレに視線を落としたまま、思案するように微笑んでいる。何かの決断を促すような近侍へと答える声は、しかし心を決めかねているかの如く要領を得ない。
「んー……そう、だ、ねぇ……」
「最初みたいにとは言わねぇけどさ。やっぱ大将からじゃないと、どうにもなんねぇと思うぜ?」
手摺から顔を上げれば、雪を降らせる雲間から陽の光が筋を作っていた。天使の梯子というのだったか、と厚はぼんやり考える。
757初雪の舞う12月のある日。厚藤四郎は展望の間の手摺に落ちては溶ける結晶を見ながら、静かに主へと声をかける。
「ん、そうだねぇ」
「……そろそろ、いいんじゃねぇか?」
審神者は、両手で包んだマグカップの中のカフェオレに視線を落としたまま、思案するように微笑んでいる。何かの決断を促すような近侍へと答える声は、しかし心を決めかねているかの如く要領を得ない。
「んー……そう、だ、ねぇ……」
「最初みたいにとは言わねぇけどさ。やっぱ大将からじゃないと、どうにもなんねぇと思うぜ?」
手摺から顔を上げれば、雪を降らせる雲間から陽の光が筋を作っていた。天使の梯子というのだったか、と厚はぼんやり考える。
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MOURNING主へし←ちょぎ描写あり。主へしR18描写あり。ちょぎへしに持っていきたかったけど冒頭で力尽きたもの。
結果、ただ主へしを目撃した長義の図になってしまった。
既婚の男審神者あり。倫理観なし。
仮題:ライラックSide 長義
月の明るい夜だった。
なかなか寝付けずにいた山姥切長義は、寝ようとするのを潔く諦めた。
夜風に当たろうと思い立ち、部屋を出る。
爽やかな風が緑を揺らすこの季節、本丸のとある一画に甘い香りの花を咲かせる木がある。気になりだしたのはいつだったろうか。
事務仕事中、執務室に面した庭から漂う香りに気付き、気に掛けて見ればそれは薄紫色の花で。
彼の目の色みたいだな、と対面で机に向かう仕事仲間の顔をこっそりと盗み見た。
それからなんとなく、この香りが漂い始めると彼を連想してしまう。
それを直接伝えたことはなかったけれど。
藤の花を家紋に持つ黒田の刀である彼には、本来なら藤の方が似合いなのだろう。
おかしな関連付けをしてしまったものだ、と思う。
2842月の明るい夜だった。
なかなか寝付けずにいた山姥切長義は、寝ようとするのを潔く諦めた。
夜風に当たろうと思い立ち、部屋を出る。
爽やかな風が緑を揺らすこの季節、本丸のとある一画に甘い香りの花を咲かせる木がある。気になりだしたのはいつだったろうか。
事務仕事中、執務室に面した庭から漂う香りに気付き、気に掛けて見ればそれは薄紫色の花で。
彼の目の色みたいだな、と対面で机に向かう仕事仲間の顔をこっそりと盗み見た。
それからなんとなく、この香りが漂い始めると彼を連想してしまう。
それを直接伝えたことはなかったけれど。
藤の花を家紋に持つ黒田の刀である彼には、本来なら藤の方が似合いなのだろう。
おかしな関連付けをしてしまったものだ、と思う。
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DONE別垢(忠平)で載せていたレイトン✖️刀剣乱舞のクロスオーバー作品まとめもし教授が審神者になったらの初期刀と初鍛刀の妄想でした。
陸奥守は刀身がまっすぐで西洋剣にかろうじて近いから教授自身が振りやすそうだなっていうのと、好奇心旺盛でナゾの答えもまっすぐ求めて進みそうなので
秋田も同様の理由です。良い助手になりそう
頭ん中でこねている設定なんかもあるのでいつか形にできたらなぁ 3