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    幸せ

    怜美@GS_221ln

    MENUナル局(弁護士復帰後の成歩堂と御剣局長を想定しています。)

    年末を2人で過ごすナルミツ短編です。
    全年齢向け。
    二人には絶対幸せに過ごしてほしい……!

    【ネップリ】
    ネップリを用意いたしました。よろしければ印刷いただけますと幸いです。
    番号→BAZQ2RDECE 
    2枚に分かれています。文章量の問題で2L版をおススメいたします。
    ※印刷の関係で下記文章と一部表現を変えています
    Wouldn't it be nice「はぁ~~~やっぱりお前と過ごす年末って最高……」


     カタカタカタ……と、PCの音だけが響く。


    はぁ……なんだよ。
    こいつ、検事局長になってからというもの、僕の話をちゃんと聞いているのかいないのか、よく分からないときがあるな。


    「なぁ~~御剣……」
    カタカタカタカタ……。
    またPCの音だけが響き渡る。

    「はぁ…検事局長さん?」
    「なんだ。成歩堂」

     パタリ。御剣はPCを閉じ僕の方を向く。

    『御剣検事局長』20代のときよりも深く刻まれた眉間、心なしか一層グレーが多くなった髪。そして、書類作業のせいか、最近かけ始めた黒い眼鏡がよく似合っている。

     クソ やっぱりコイツって格好いいんだよな…

     僕は思わず彼に見惚れてしまったが、御剣は不機嫌そうにこう言ってきた。
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    uri

    DONE幼馴染でお隣さんで両片思いな脹虎。学パロ。高校3年生×高校1年生。
    途中悠仁の母親が出てきますが香織さんをイメージしていただければと思います。

    脹虎には幸せになってほしい。
    恋風(脹虎/学パロ) 掃除用具が入ったロッカーにホウキをしまっていると釘崎に呼ばれた。ぐるりと振り返れば教室の出入り口に向かって親指を差される。
    「あんたの兄貴迎えにきてるわよ」
     このやり取りも何回目になるのかは分からない。不健康そうな顔がぬっと見えて、兄貴じゃなくて幼馴染だよ、と溜息混じりに返した。
    「毎日毎日凄いわねぇ。カレカノかよ」
    「幼馴染な。昔さ、知らないおっさんに拐われそうになったことがあったんだよ」
    「は?あんたが?」
    「あっはは、意外っしょ?あいつの目の前でそんなことがあったもんだから今も心配してんの。もう大丈夫って言ってんだけどな」
     当時、近所で変質者が出るという情報が出回っていたらしく、家で遊ぶように言われていた。でも近所の駄菓子屋に行くくらいなら大丈夫だろうと幼馴染に無理言って連れ出してもらった。渋々ではあったが。しかし帰り道に事件が起こった。袋いっぱいにお菓子を詰めてはしゃいでいた俺を知らないおっさんが前から抱え込むようにして走り出したのだ。幼馴染は驚いていた。大事な物を奪われたみたいな絶望的な顔だった。持っていた袋を手放すと悠仁!!と叫んで追い掛けてきた。
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