影が薄い
朧気(おぼろげ)
MOURNING離人感が強く現実感が持てない部長♂が笙悟と出会って好きになり勢い余って告白する一人称文。笙悟の影が薄い。R-18笙主♂漫画のプロットとして書いたもの。
漫画も描き進めているもプロットとは違った感じになりそうだったので供養。
プロットだし分かればいいやと雰囲気重視で書いたのでなにもかもメチャクチャです。すみません。
続きのR-18部分は恥ずかしかったので載せてせてないです…。
笙主♂プロット膜が包んでいる。
それは俺をこの世界から隔離していた。
すりガラスのような膜は全てを遠くのものにさせた。
皆と話しているのに自分が話しているように感じられない。
ご飯を食べているのに自分が食べているように感じられない。
膜越しに見る皆の顔はぼんやりしている。
話す言葉は質の悪いスピーカーから漏れ出てるようにくぐもって聞こえ、現実感に欠けた。
ただこれでもちゃんと感情はある。
困っている皆を見ると胸が痛むし、共感だってできる。
だけどこれは別の人が感じているもので自分のものではないような変な感覚が同時につきまとった。
あのときだってそうだった。
入学式から逃げ出してほどなくデジヘッド達に追われていたとき。
周りの景色は曇り、アリアの声もエコーがかかっていて全てが他人の出来事のように感じられた。
1770それは俺をこの世界から隔離していた。
すりガラスのような膜は全てを遠くのものにさせた。
皆と話しているのに自分が話しているように感じられない。
ご飯を食べているのに自分が食べているように感じられない。
膜越しに見る皆の顔はぼんやりしている。
話す言葉は質の悪いスピーカーから漏れ出てるようにくぐもって聞こえ、現実感に欠けた。
ただこれでもちゃんと感情はある。
困っている皆を見ると胸が痛むし、共感だってできる。
だけどこれは別の人が感じているもので自分のものではないような変な感覚が同時につきまとった。
あのときだってそうだった。
入学式から逃げ出してほどなくデジヘッド達に追われていたとき。
周りの景色は曇り、アリアの声もエコーがかかっていて全てが他人の出来事のように感じられた。
sammy33san
PROGRESS大包平✕小竜+南泉になる予定だったサンプル部分。R18には完全にはいたってないですし前半が大包平✕南泉メイン、後半が大包平✕小竜メインと決めて書いたせいで小竜くんの影が薄い大包平は珍しくハメを外した。
長期任務を終えて久々に戻った本丸で酒を煽った。ぼんやりした状態を通り越し、気怠さのほうが強い。
許容範囲を超えた量を飲んでしまったと気づいた時には顔が火照りきり、考えごともままならない状況だった。
どうしてこんなことになったかと言えば深い理由があり――……と、言ったことはない。単純明快。その日の昼に小竜景光が旅先で気に入って持って帰ってきたという酒を、南泉一文字も含め、三人で飲もうと誘ってきた。
誘った、と言っても共に飲むことを大包平は承諾していない。
承諾していないが「じゃあ大包平の部屋で飲む、にゃ」と南泉が言い、「確かに大包平の部屋は興味あるね」と小竜が言うものだから流れ的に三人が集まった状態である。
14235長期任務を終えて久々に戻った本丸で酒を煽った。ぼんやりした状態を通り越し、気怠さのほうが強い。
許容範囲を超えた量を飲んでしまったと気づいた時には顔が火照りきり、考えごともままならない状況だった。
どうしてこんなことになったかと言えば深い理由があり――……と、言ったことはない。単純明快。その日の昼に小竜景光が旅先で気に入って持って帰ってきたという酒を、南泉一文字も含め、三人で飲もうと誘ってきた。
誘った、と言っても共に飲むことを大包平は承諾していない。
承諾していないが「じゃあ大包平の部屋で飲む、にゃ」と南泉が言い、「確かに大包平の部屋は興味あるね」と小竜が言うものだから流れ的に三人が集まった状態である。