旭川
oh_mita_
DONE尾鯉ドロライお題お借りしました。息をするように生存if in 旭川尾鯉ドロライ第3回『滴る』 旭川で暮らして、軍人に見つかるなというのは無理な話だ。況してや街の外れに隠れているのではなく堂々と『少尉殿』の家に住んでいるのだから。顔見知りの多くはおそらく死んだが、憎らしい父親似の面から、見知らぬ者にさえ推察される可能性は十二分にある。
あの二十七聯隊の鯉登は脱走兵を下男で置いているらしい。
その下男というのもどうやら例の花沢閣下の妾腹のようだ。
誰かが囁いたら終いだ。人が死ぬのは容易いが、一度流れた噂は不死身に等しい。そしてそれは最悪の頃合いで鯉登の足元をすくいに来る。
故に表を二人並んで歩くなど以ての外――だと言うのに、鯉登は小さく、幼く、それを強請る。
偶には外へ食べに行かないか、だとか、買い物ついでに散歩をしよう、だとか。尾形を見つめ、薄い寂しさを透かせて笑う。
3339あの二十七聯隊の鯉登は脱走兵を下男で置いているらしい。
その下男というのもどうやら例の花沢閣下の妾腹のようだ。
誰かが囁いたら終いだ。人が死ぬのは容易いが、一度流れた噂は不死身に等しい。そしてそれは最悪の頃合いで鯉登の足元をすくいに来る。
故に表を二人並んで歩くなど以ての外――だと言うのに、鯉登は小さく、幼く、それを強請る。
偶には外へ食べに行かないか、だとか、買い物ついでに散歩をしよう、だとか。尾形を見つめ、薄い寂しさを透かせて笑う。
oh_mita_
DONE尾鯉すこしふしぎ。いつものオメーの設定のやつ…のような雰囲気です。最終話後なんやかんやありつつ旭川で一緒に暮らしている二人だけれど鯉登の肌に鯉の鱗が出来て、というはなし。
龍の逆鱗 敷布団の足元近くに、爪ほどの赤い雫が見えた。この頃の寒さだ、鯉登の足にあかぎれでもあったのだろうか。冴えた肌は心配でより青ざめ、尾形は手を伸ばす。
だが血と見紛ったのは一片の鱗であった。美しい緋色の地にひとすじ墨が流れ、部屋に薄くさす朝日へ透かせば縁が銀とも金ともつかぬ色で輝いた。
先ず血でないことに尾形は安堵する。しかし、この鱗はなんだろう。虫の羽ならまだしも、偶然部屋に在るものではない。そのうち顔を洗いに行った鯉登が戻ってきた。
「どうかしたのか?」
「いや、此処に鱗が落ちていた。」
「――鱗?」
さ、と鯉登の顔が強張り、その場へしゃがみ込んだ。何事かと尾形はすかさず一歩踏み込む。
「あ、嫌だ……。」
4211だが血と見紛ったのは一片の鱗であった。美しい緋色の地にひとすじ墨が流れ、部屋に薄くさす朝日へ透かせば縁が銀とも金ともつかぬ色で輝いた。
先ず血でないことに尾形は安堵する。しかし、この鱗はなんだろう。虫の羽ならまだしも、偶然部屋に在るものではない。そのうち顔を洗いに行った鯉登が戻ってきた。
「どうかしたのか?」
「いや、此処に鱗が落ちていた。」
「――鱗?」
さ、と鯉登の顔が強張り、その場へしゃがみ込んだ。何事かと尾形はすかさず一歩踏み込む。
「あ、嫌だ……。」
ほっき貝
DOODLEあばよロシ/アから甘/い嘘までの、原作の合間を色々と妄想(模写と妄想絵混ぜこぜ) 白石…スピンオフとか描いてくれないかな~と思うぐらいには色々と…ふ~っ カプでは無くて、生き方とか価値観が少尉殿とは真逆に感じるので、色々と…ふ~っ 旭川でどんなやり取りして入墨写したのか知りたい! 32ほっき貝
DOODLE少し大仰な古めかしい言葉使い(武家言葉なの?)が似合うコイちゃんだからふ○りって言わせたい あと勿論明治に兎饅頭はないだろうけど 発明や発見wa以下略 (そう思い書き始めたが着地点を見失ってもう立ち消えた)(旭川か小樽かも見失った) 17うしお
MEMO本編10年後の月鯉月を考えていました。(史実は全く考慮できてない)
ある程度距離とって遠距離恋愛みたいな生活しててほしいんだよな…
でもそんなある日急にコイトが「そろそろ旭川に来い」って伝えて第2章が始まる… 3