星新一
六田なち
DONE七夕なので、人の降谷さんと彦星新一くんの話。現代版ピュアVer。あまり彦星感はない。細かい設定は気にしないで読む話!
七夕には願い事が叶う。
――なんてそんなこと、誰が言ったのだろう。
七月七日。今日の天気は晴れ。
猛暑日となるので熱中症に注意。場所によっては天の川が見れるでしょう、なんて天気予報のキャスターがにこやかに言っていた。
いつもの通りトーストを焼き、半熟加減のベーコンエッグを作り、昨日のうちに仕込んでおいたアイスコーヒーをグラスに注ぐ。もうすぐトーストも焼き上がろうかという時間に、降谷は寝室へと向かった。
遮光カーテンで薄暗い部屋のカーテンをシャッと開け、光を差し込ませる。
「新一君、朝だよ。起きよう」
声を掛けると、ベッドの上で薄い夏布団に丸まっていた「人物」がモゾモゾと動いた。
「んー……あさ……」
8265――なんてそんなこと、誰が言ったのだろう。
七月七日。今日の天気は晴れ。
猛暑日となるので熱中症に注意。場所によっては天の川が見れるでしょう、なんて天気予報のキャスターがにこやかに言っていた。
いつもの通りトーストを焼き、半熟加減のベーコンエッグを作り、昨日のうちに仕込んでおいたアイスコーヒーをグラスに注ぐ。もうすぐトーストも焼き上がろうかという時間に、降谷は寝室へと向かった。
遮光カーテンで薄暗い部屋のカーテンをシャッと開け、光を差し込ませる。
「新一君、朝だよ。起きよう」
声を掛けると、ベッドの上で薄い夏布団に丸まっていた「人物」がモゾモゾと動いた。
「んー……あさ……」
3n7kawa
MOURNINGテスト投稿以前べったーにあげた星新一『暑さ』パロ
善獪だけど獪出てこない、善と炭が会話してるだけ
星新一 『暑さ』パロ 善逸が炭治郎の元を訪れたのは、蒸し暑い夏の日だった。
「久しぶり、炭治郎」
「突然どうしたんだ、善逸」
善逸は力なく、ふらふらと手を振って、それから頭をかいた。
「あのさ、炭治郎。俺のこと……警察に通報してくれないか」
「な、何を言うんだ善逸。何かしてしまったのか!?」
「いや、まだ何もしてないんだ」
「じゃあ、何か犯罪に巻き込まれそうになっているとか……」
善逸は首を振る。
「そういうんじゃないんだ。ただ……ほら、最近暑いだろ。今にもおかしくなって、何かしてしまいそうで」
「なんだ、そういうことか。それじゃあ警察は呼べないな」
炭治郎は安心したように笑ったが、善逸の表情は晴れない。
「……ちょうど一年前のこんな暑い日にさ、俺、殺しちゃったんだ」
1679「久しぶり、炭治郎」
「突然どうしたんだ、善逸」
善逸は力なく、ふらふらと手を振って、それから頭をかいた。
「あのさ、炭治郎。俺のこと……警察に通報してくれないか」
「な、何を言うんだ善逸。何かしてしまったのか!?」
「いや、まだ何もしてないんだ」
「じゃあ、何か犯罪に巻き込まれそうになっているとか……」
善逸は首を振る。
「そういうんじゃないんだ。ただ……ほら、最近暑いだろ。今にもおかしくなって、何かしてしまいそうで」
「なんだ、そういうことか。それじゃあ警察は呼べないな」
炭治郎は安心したように笑ったが、善逸の表情は晴れない。
「……ちょうど一年前のこんな暑い日にさ、俺、殺しちゃったんだ」