柏
koionmanaita
DONE異能警察公開NPC、柏木双葉ちゃんの線画交換させていただきました!🚨全身は設定抵触のため異能警察げんみ❌にて!
▶︎ラフ/ ざじ@Zazi_33
▶︎線画/ ひよこ豆@tororobird0041
▶︎塗り/ にじ@koionmanaita 2
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DONE7柏真。ナチュラルに同棲。柏木視点。この日がくると、思い出すこと。(過去の事件の話は4というより0準拠)四月二十一日珍しく朝から自主的に起きた真島が、リビングで電話をしている。午前中に外せないリモートの会議などある時は、こちらに一言声をかける、というより、前日から予め、起きんかったら叩きおこしてくれ!頼むで!と常に言うほど朝が弱い真島だ。何やら緊急の用かと思い、音をたてないように、一旦皿洗いを中止した。
「…ほんで、兄弟の様子はどうや?」
次いで、そうかぁ、と少し案じるような低い声で真島は相槌を打った。
(冴島になにかあったのか?)
ふと時計を見、まだ九時前か、と思ったその時、視界の端にカレンダーが目に入った。互いの予定が色々と書きつけてあるそこに目を凝らす。今日は、四月二十一日、金曜日。そこに予定のメモ書きはなかった。これは仕事で何かトラブルがあったのだろうな、と思った瞬間、重要な事実を思い出した。
7477「…ほんで、兄弟の様子はどうや?」
次いで、そうかぁ、と少し案じるような低い声で真島は相槌を打った。
(冴島になにかあったのか?)
ふと時計を見、まだ九時前か、と思ったその時、視界の端にカレンダーが目に入った。互いの予定が色々と書きつけてあるそこに目を凝らす。今日は、四月二十一日、金曜日。そこに予定のメモ書きはなかった。これは仕事で何かトラブルがあったのだろうな、と思った瞬間、重要な事実を思い出した。
海森みも🌴
PAST #ガタ潟な彼ら今まで作ったキャラまとめ。
いる市町村→新潟、佐渡、長岡、上越、小千谷、魚沼、南魚沼、湯沢、十日町、津南、三条、燕、弥彦、加茂、田上、柏崎、刈羽、出雲崎、見附、糸魚川、五泉、阿賀野、相川(佐渡)、小木(佐渡)、新穂(佐渡) 20
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MAIKINGここまでで前半終了。ソシャゲのキャラストネタが入っています。さなぎのつづき4真島にかけられた香水は、時間が経つと、女物の化粧品のような香りになった。呼吸を奪うようなそれ。息をしていても、まとわりつく香りが、正常な判断を失わせた。このまま事務所には帰れない。止まっていたタクシーに乗り込み、一度自宅に戻った。
スーツもシャツも脱ぎ捨て、シャワーを浴びる。肌に直接かかった部分を重点的に洗う。特に首筋を念入りにボディーソープで擦った。
「……っ。」
ようやっと香りがなくなった、と脱衣所に出た途端、洗面台に置いたシャツからまたその香りがした。それは夜の女の匂い。先日、ゴロ美だなんだと真島がふざけて女装していた時の香りな気がした。
(なんだ…どうしてこんな…。)
シャツには香水が吹きつけられたところに点々とゴールドのシミがついてる。確かめるために顔を近づける。ふわっと花の香り、次いで何か甘い匂いが強烈に残る。香水はあいにく詳しくないが、男性がつけるムスクなどの香りではない気がする。百貨店の一階の化粧品売り場の匂い、女がつける香水な気がした。
9650スーツもシャツも脱ぎ捨て、シャワーを浴びる。肌に直接かかった部分を重点的に洗う。特に首筋を念入りにボディーソープで擦った。
「……っ。」
ようやっと香りがなくなった、と脱衣所に出た途端、洗面台に置いたシャツからまたその香りがした。それは夜の女の匂い。先日、ゴロ美だなんだと真島がふざけて女装していた時の香りな気がした。
(なんだ…どうしてこんな…。)
シャツには香水が吹きつけられたところに点々とゴールドのシミがついてる。確かめるために顔を近づける。ふわっと花の香り、次いで何か甘い匂いが強烈に残る。香水はあいにく詳しくないが、男性がつけるムスクなどの香りではない気がする。百貨店の一階の化粧品売り場の匂い、女がつける香水な気がした。
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MAIKING去年の夏まえ頃にプロット練っていたので、ちょうど真の香水が発売された頃でした。金色のボトルの香りが衝撃的だったネタ、っていっても過言ではない。さなぎのつづき3桐生の番号と言って渡されたものの、その夜はかけることが出来なかった。もしこの番号が嶋野組の誰かのもので、自分と真島が通じているなどと言われたら事である。真島はそういう策を弄するタイプてはないと思う。
(だが、今回は…。)
嶋野の命令で少女を探していると言った真島。少女とは何者だろうか。あの時の真島の声音を信じないわけではないが、状況が状況であった。この情報が錯綜している状態で、フェイクの情報を掴まされて判断を誤るわけにはいかない。風間がいない間に組に何かがおこれば、すべてこちらの責任である。花屋からの連絡はまだない。この街が騒がしい。今日四度目の痛み止めを飲んで、眠りについた。
朝、携帯の着信で起きた。まだ暗い時間。シンジからであった。病院に組員ではない者の影が見えるので、風間が目覚め次第、風間を移送するという。
9791(だが、今回は…。)
嶋野の命令で少女を探していると言った真島。少女とは何者だろうか。あの時の真島の声音を信じないわけではないが、状況が状況であった。この情報が錯綜している状態で、フェイクの情報を掴まされて判断を誤るわけにはいかない。風間がいない間に組に何かがおこれば、すべてこちらの責任である。花屋からの連絡はまだない。この街が騒がしい。今日四度目の痛み止めを飲んで、眠りについた。
朝、携帯の着信で起きた。まだ暗い時間。シンジからであった。病院に組員ではない者の影が見えるので、風間が目覚め次第、風間を移送するという。
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MAIKINGさなぎの続き。時系列は極。ソシャゲのシナリオネタも入っています。柏木視点、真島視点と続きます。さなぎのつづき22005年12月4日。東城会三代目であった世良が何者かに狙撃され殺害された。その葬儀の翌日、前夜に出所してきたという桐生を街で探したが、見つからなかった。桐生は風間が狙撃されたその場にいた。自分か駆け付けた時にはもうその姿はなかったが、シンジ曰く、風間が呼んだらしかった。相変わらず自分が知らないところで風間は動いているな、と苦虫を噛んだが、親の思考が読めないのは別に今に限ったことではない。とかく桐生と連絡をとることが先だと、シンジに聞くと、昔からの桐生たちのたまり場であったセレナというバーが連絡拠点になっているという。そちらに電話をかけたが、あいにく不通だった。社外秘ならぬ、組外秘のことだが、桐生には、風間の容態は伝えた方がいい気がした。きっと心配しているだろう。風間は搬送先で一度意識は回復したものの、手術の影響からか再び眠りについた。心臓付近を撃ち抜かれ、予断は許さない。だが、とにもかくにも一命はとりとめたことを教えてやらねばならない。会場では、桐生が風間を襲撃したという噂がまことしやかに流れていた。
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MAIKINGピクシブにUPしてあるChrysalis(さなぎ)の続き。柏ゴロ(柏真)。極のどこマジシステムのメタな部分を頑張ってシナリオに落とし込もうとした話。導入部分。さなぎのつづき1鮮やかに生まれ変わった男が、街中で派手に暴れている姿を横目で見る。嶋野組若頭真島組組長、真島吾朗。巷では、嶋野の狂犬と呼ばれ、この神室町をそのサイケデリックな姿で好きなように騒がしていた。今日もどこかへカチこみでもかけにいったのか、凹んだ金属バットを片手に、子分を連れて、ネオン光る大通りを闊歩していた。一般人も、その異様な雰囲気に、思わず端に身をよせる。極道らしき者も、苦虫を噛んだ顔でその一団を見ていた。
真島は他の組の持ち分だけでなく、嶋野組のなかでまで引っ掻き回しているらしく、困ったやつだ、気がおかしいのじゃないのか、どうして親父もだまっているんだ、と同じ組の者たちからも、怨嗟の声が聞かれた。同門の米櫃に手をつっこんで、取り分をもらおうとするのは、極道界のタブーである。たとえそれが、自分より格下の組のシノギであっても、同じ組内であれば、手順を踏まずに横取りすることは、上からも下からも嫌われる行為であった。
6745真島は他の組の持ち分だけでなく、嶋野組のなかでまで引っ掻き回しているらしく、困ったやつだ、気がおかしいのじゃないのか、どうして親父もだまっているんだ、と同じ組の者たちからも、怨嗟の声が聞かれた。同門の米櫃に手をつっこんで、取り分をもらおうとするのは、極道界のタブーである。たとえそれが、自分より格下の組のシノギであっても、同じ組内であれば、手順を踏まずに横取りすることは、上からも下からも嫌われる行為であった。
まゆか
DONE三人で付き合ってる翼×龍+恭の3Pセックス。翼に会えなくてロータープレイする龍恭龍。後半は翼龍と翼恭。R-18/翼龍恭/柏木翼/木村龍/鷹城恭二/3P/エムマス【腐】
火照る体温で「寒い」と寂しがる君が「寒い」
自分の布団と客用の布団を分けて並べていたのに、木村はそう言ってもぞもぞと俺の方に入ってきた。寒いという割に高い体温の足が布団の中で絡められる。
眠りかけていた意識が覚めてしまい、体を横向きにして木村を抱き寄せた。
「なぁ鷹城」
「ん…」
「最近してなくない?」
何をしてないかと問われれば、真っ先に思い付いたのはセックスだった。多分木村も同じことを考えていると思う。
「…翼さんが忙しいからしょうがないだろ」
三週間ほど前に映画の撮影が始まり、それからゆっくり会うことが出来なくなった。そろそろ終わる頃だとは思うが、詳しいスケジュールはよく分からない。こういう時ユニットが違うことをもどかしく思う。
「そうだけど…」
3480自分の布団と客用の布団を分けて並べていたのに、木村はそう言ってもぞもぞと俺の方に入ってきた。寒いという割に高い体温の足が布団の中で絡められる。
眠りかけていた意識が覚めてしまい、体を横向きにして木村を抱き寄せた。
「なぁ鷹城」
「ん…」
「最近してなくない?」
何をしてないかと問われれば、真っ先に思い付いたのはセックスだった。多分木村も同じことを考えていると思う。
「…翼さんが忙しいからしょうがないだろ」
三週間ほど前に映画の撮影が始まり、それからゆっくり会うことが出来なくなった。そろそろ終わる頃だとは思うが、詳しいスケジュールはよく分からない。こういう時ユニットが違うことをもどかしく思う。
「そうだけど…」
まゆか
DONE三人で付き合ってる翼×龍+恭の3Pセックス。フェラ多め。R-18/翼龍恭/柏木翼/木村龍/鷹城恭二/エムマス【腐】/3P
3人の秘密はあったかい場所で「翼さん、緑茶でいいですか?」
「…っ、うん…大丈夫、片付けありがとうね恭二くん」
「俺が誘ったんで、お客さんはゆっくりして下さい。木村寝ました?」
「あー…えーと、そうだね結構酔ってたから」
こたつを挟んで向こう側。夕御飯を食べ終え、お皿を洗ってくれている恭二くんの横顔を眺める。
視線を落とした先では、肩から下をこたつに隠した龍くんがオレの性器を舐めている。声を出すわけにもいかず『恭二くんが怒るよ』と目で訴えてみたが、龍くんは楽しそうな顔で血管の浮き出た竿に舌を這わせた。
音を立てないように、三分の二ほど咥えたまま頬の内側で擦ってくれる。おでこの生え際を撫でてあげると気持ち良さそうな顔で口の中を見せてくれた。やらしく唾液が糸を引く。
2278「…っ、うん…大丈夫、片付けありがとうね恭二くん」
「俺が誘ったんで、お客さんはゆっくりして下さい。木村寝ました?」
「あー…えーと、そうだね結構酔ってたから」
こたつを挟んで向こう側。夕御飯を食べ終え、お皿を洗ってくれている恭二くんの横顔を眺める。
視線を落とした先では、肩から下をこたつに隠した龍くんがオレの性器を舐めている。声を出すわけにもいかず『恭二くんが怒るよ』と目で訴えてみたが、龍くんは楽しそうな顔で血管の浮き出た竿に舌を這わせた。
音を立てないように、三分の二ほど咥えたまま頬の内側で擦ってくれる。おでこの生え際を撫でてあげると気持ち良さそうな顔で口の中を見せてくれた。やらしく唾液が糸を引く。
七奈(龍如)
TRAINING柏木 修今私の中でこの人の株が爆上がり中。極クオリティでより美しくなったね(っていうか血色が良くなった)柏木さんが気になりだしたのが0の冷麵からなんで、それまで特に意識してなかったゴメン(3のサブストーリーでもめっちゃ選択肢で遊んでたゴメン)でも昔から桐生を支えてくれてるだけあって頼りがいがある人だよね。あ、維新極で突然冷麵の話してきて吹いたわ。前作からあったかな?覚えてないや。
七奈(龍如)
TRAINING新選組が学級崩壊してる峯の顔美しすぎませんか、さすが極クオリティ。でもみんなの髪の毛が黒々しいような気がする…。柏木さんとかもっと白髪交じりだったような気がするし、桐生ももう少し明るい色だった気もする。…気のせいだなきっと。
序盤のうちに「徳」の収集率を最大まで上げることにより1.5倍になったのでこれから捗りそう。次は畑だ。
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MAIKINGバレンタインにあげられなかった柏真メールSS。とりあえずここで完結。長らくお付き合い有難うございました!酔いどれメール(仮)六日目夜から最後まで六日目の夜
柏木は日が落ちると見るや、そそくさと事務所から帰ってきた。こちらのいつにない陽気に、カシラどうしました、と言いたげな目をしていた子分もいたが、明日は時間通りに来る、と言って足早に退散してきた。
日曜日の神室町は、スーツ姿の男は少なく、若い子たちが多かった。百貨店で開催されているバレンタインフェアに行ってきたところなのか、色とりどりの紙袋を手にして楽しそうに歩いている女子も多く見かけた。例年、そんな季節か、と思うだけだが、今年はいやに肯定的にその光景を見た。
家に帰りつき、黄緑色の箱をテーブルにのせる。花とレースとクローバーの意匠がほどこされた丸い小箱だ。
水商売の女からは貰いそうにない値段帯のもの。それこそ女子高生が友達同士に送りあう時に買いそうな、本当に可愛らしいものだ。
9357柏木は日が落ちると見るや、そそくさと事務所から帰ってきた。こちらのいつにない陽気に、カシラどうしました、と言いたげな目をしていた子分もいたが、明日は時間通りに来る、と言って足早に退散してきた。
日曜日の神室町は、スーツ姿の男は少なく、若い子たちが多かった。百貨店で開催されているバレンタインフェアに行ってきたところなのか、色とりどりの紙袋を手にして楽しそうに歩いている女子も多く見かけた。例年、そんな季節か、と思うだけだが、今年はいやに肯定的にその光景を見た。
家に帰りつき、黄緑色の箱をテーブルにのせる。花とレースとクローバーの意匠がほどこされた丸い小箱だ。
水商売の女からは貰いそうにない値段帯のもの。それこそ女子高生が友達同士に送りあう時に買いそうな、本当に可愛らしいものだ。
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MAIKINGバレンタインにあげられなかった柏真の続きのつづきのつづき。今日で終われませんでした…あともう1日くらいです、お付き合いください。酔いどれメール(仮)6日目六日目。
柏木は珍しく朝九時ごろ起きた。オフの日でも、基本的には通常通り七時半ごろ起きるのだが、昨日の接待は自分でも思った以上に気を使ったのだと思った。かなり酔っていた為、妙な夢を沢山みた気がした。なにも覚えていないが、頭が重い。ベッドサイドの煙草に手をのばした。ベッドに腰かけ、タバコを吸い、少し目がさめてくる。充電していた携帯電話に、青い着信ランプがともっていた。だいたい組の用事か、接待で使用した店か何かからの営業メールか、と普段なら思うはずだったが、この日はなにか確信があった。柄にもなく心を躍らせながら携帯を開く。
『差出人:真島吾朗(嶋野組)
日時:2003/02/08 03:39
件名:ほんまつかれた。
9608柏木は珍しく朝九時ごろ起きた。オフの日でも、基本的には通常通り七時半ごろ起きるのだが、昨日の接待は自分でも思った以上に気を使ったのだと思った。かなり酔っていた為、妙な夢を沢山みた気がした。なにも覚えていないが、頭が重い。ベッドサイドの煙草に手をのばした。ベッドに腰かけ、タバコを吸い、少し目がさめてくる。充電していた携帯電話に、青い着信ランプがともっていた。だいたい組の用事か、接待で使用した店か何かからの営業メールか、と普段なら思うはずだったが、この日はなにか確信があった。柄にもなく心を躍らせながら携帯を開く。
『差出人:真島吾朗(嶋野組)
日時:2003/02/08 03:39
件名:ほんまつかれた。
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MAIKING今年のバレンタインに間に合わなかった柏→←真SS。つづきの続き。21日追記:五日目シーンを追加しました。
酔いどれメール(仮)四日目・五日目四日目。
柏木は、らしくなく苛立ったように寝返りをうった。夜中二時をまわりベッドに入ったが、メールがこない、と頭のどこかで気になって眠れなかった。たった三日なのに、真島からのメールを心待ちにする自分がいる。真島だって組の若頭。忙しいのかもしれないし、三日坊主という言葉もあるように、飽きた、という可能性もあるのだろう。
(相手は狂犬、その可能性も大いにある。)
と自分を納得させ、なぜこれほどまでに苛立っているかという自己分析はせず、無理やり眠りについた。
午前三時前、うつらうつらしてる時に着信音で飛び起きる。かなり長く鳴っているようだ。組からか、と慌てて携帯電話を見ると、それは電話の着信ではなく、メールの着信だった。携帯を開く。メールが十件ほど入っていた。
12906柏木は、らしくなく苛立ったように寝返りをうった。夜中二時をまわりベッドに入ったが、メールがこない、と頭のどこかで気になって眠れなかった。たった三日なのに、真島からのメールを心待ちにする自分がいる。真島だって組の若頭。忙しいのかもしれないし、三日坊主という言葉もあるように、飽きた、という可能性もあるのだろう。
(相手は狂犬、その可能性も大いにある。)
と自分を納得させ、なぜこれほどまでに苛立っているかという自己分析はせず、無理やり眠りについた。
午前三時前、うつらうつらしてる時に着信音で飛び起きる。かなり長く鳴っているようだ。組からか、と慌てて携帯電話を見ると、それは電話の着信ではなく、メールの着信だった。携帯を開く。メールが十件ほど入っていた。
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MAIKINGバレンタインにあげられなかった柏→←真SSの続きです。酔いどれメール(仮)二日目&三日目翌日。
柏木は歯磨きをする前に携帯電話を見た。一日経ったが真島からの返信はない。昼間に謝罪のメールがあるか、と気にしていたが、それもなく、昨日と同じ時刻になったが、あれの続きのメールもなかった。
(やはり間違いだったのだろう。)
酔っ払いが、寄越したメール。朝になって、真島も愕然としたに違いない。今日返事がないのが何よりの証拠だ。だからこそ、寝る前にあんな調子にのったメールを送ってしまったことを悔やんだ。昨日のことは見てみぬふりをして、互いに忘れるのが最善なのだろう。
(なんで、一夜の過ちみたいになってんだ。)
そう苦笑して、携帯電話を充電器に刺し、明日の着替えを準備した。
同じ頃、真島は自室で時計を睨み上げた。一時半。昨日のメールの始まりは、このくらいの時刻だった。
9225柏木は歯磨きをする前に携帯電話を見た。一日経ったが真島からの返信はない。昼間に謝罪のメールがあるか、と気にしていたが、それもなく、昨日と同じ時刻になったが、あれの続きのメールもなかった。
(やはり間違いだったのだろう。)
酔っ払いが、寄越したメール。朝になって、真島も愕然としたに違いない。今日返事がないのが何よりの証拠だ。だからこそ、寝る前にあんな調子にのったメールを送ってしまったことを悔やんだ。昨日のことは見てみぬふりをして、互いに忘れるのが最善なのだろう。
(なんで、一夜の過ちみたいになってんだ。)
そう苦笑して、携帯電話を充電器に刺し、明日の着替えを準備した。
同じ頃、真島は自室で時計を睨み上げた。一時半。昨日のメールの始まりは、このくらいの時刻だった。
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MAIKINGバレンタインに間に合わなかった、今年のバレンタイン柏真、その冒頭。いつもの本編軸の二人ではなく、読み切りの柏→←真SSです。酔いどれメール(仮)一日目ソファでうつらうつらとしていた柏木は、メールの着信音ではっと目を開いた。
組から何かあれば電話がかかってくるので、夜中でも着信音は切っていない。着信は三回以内でとれ、と厳命されている。風間組に限ったことではなく、それは極道組織に属するものなら全てそう躾けられていた。素っ気ない音だが、メールの着信は短いスパンで四回鳴っていた。これは何かあったな、と億劫だが体を起こす。
充電のコンセントに刺さったそれは、青い着信ランプがついていた。真夜中のメール、嫌な予感にさいなまれながら、折りたたまれた携帯を開ける。画面には新規メールの着信を知らせる封筒が表示されていた。決定ボタンを押す。最新の着信メールが画面に表示された。
15083組から何かあれば電話がかかってくるので、夜中でも着信音は切っていない。着信は三回以内でとれ、と厳命されている。風間組に限ったことではなく、それは極道組織に属するものなら全てそう躾けられていた。素っ気ない音だが、メールの着信は短いスパンで四回鳴っていた。これは何かあったな、と億劫だが体を起こす。
充電のコンセントに刺さったそれは、青い着信ランプがついていた。真夜中のメール、嫌な予感にさいなまれながら、折りたたまれた携帯を開ける。画面には新規メールの着信を知らせる封筒が表示されていた。決定ボタンを押す。最新の着信メールが画面に表示された。
Rin
REHABILIハイジと走と王子カフェにて 温かいブラックコーヒーを飲みながら、ハイジは店内を見回す。穏やかな音楽の流れるカフェには、カップルがまばらに座っていた。他は一人で来ている男性客が四人程。その内一人はサンドイッチを齧りながらチラチラこちらを見ている。もう一人は隣に座っている年上の風貌の男だが、読書中というのに気もそぞろで、紅茶のコップを持ち上げる度こちらを盗み見ている。
走もそれらの視線に気づき、明らかに眉間に皺を寄せる。居心地が悪そうに肩を回し、ぶどうジュースに刺したストローに口をつけたまま、彼らの視線の先を見た。
「美味しい!このフォルムは……あの漫画に出てくるケーキにそっくりだな……」
そして肝心の本人はというと、嬉しそうに苺のショートケーキを突いている。二人のため息にも気づかぬまま、大きな苺を齧ったところだ。
3503走もそれらの視線に気づき、明らかに眉間に皺を寄せる。居心地が悪そうに肩を回し、ぶどうジュースに刺したストローに口をつけたまま、彼らの視線の先を見た。
「美味しい!このフォルムは……あの漫画に出てくるケーキにそっくりだな……」
そして肝心の本人はというと、嬉しそうに苺のショートケーキを突いている。二人のため息にも気づかぬまま、大きな苺を齧ったところだ。
いはら
MOURNING2の柏真。暴れたい欲求を発散したい柏と認めた漢には強いままでいてほしい真のお忍びデート♡決戦は金曜日西田!
明日の夜、闘技場使うからな!開けとけ!!
ええっ、夜は試合ありますよ。
どあほ!その後に決まっとるやないか!全員はけさせとくんやで
はい、わかりました!親父…ちなみに誰と?
ひひっ、内緒や
(ああ、柏木の叔父貴だな)
117明日の夜、闘技場使うからな!開けとけ!!
ええっ、夜は試合ありますよ。
どあほ!その後に決まっとるやないか!全員はけさせとくんやで
はい、わかりました!親父…ちなみに誰と?
ひひっ、内緒や
(ああ、柏木の叔父貴だな)
いはら
MOURNING眠れない兄さんと柏の何てことはない会話あったかいだろ(俺が)
湯たんぽ真島おい……おい!真島!!
なんで床で寝てんだ。風邪引くぞ!
んぁ、柏木さん。急に起こすな。ワシな、ベットじゃよく寝られん時もあるんや。今日はこれでええねん
何言ってんだ。ほら立て。ベットで寝ろ
せやから、ええって
ああ?家主の言うことが聞けねぇってのか、おい!
え、あ!持ち上げんなや!!
暴れんじゃねぇ!落とすぞ!!
ほら、あったかいだろ。さっさと寝ちまえ
(は〜?眠れるかい!このお節介じじい!!)
210なんで床で寝てんだ。風邪引くぞ!
んぁ、柏木さん。急に起こすな。ワシな、ベットじゃよく寝られん時もあるんや。今日はこれでええねん
何言ってんだ。ほら立て。ベットで寝ろ
せやから、ええって
ああ?家主の言うことが聞けねぇってのか、おい!
え、あ!持ち上げんなや!!
暴れんじゃねぇ!落とすぞ!!
ほら、あったかいだろ。さっさと寝ちまえ
(は〜?眠れるかい!このお節介じじい!!)
いはら
MOURNING1の頃、柏木と真島について話すモブ兄貴とモブ若衆の会話。喧嘩、間に合ったかな?
ドリームマッチどうだ?この世界には慣れたか?
兄貴、俺…極道向いてないかもっす。
今更何言ってんだ。何があった?
よく桐生さんと真島さんが喧嘩してるじゃないですか。それ見てたら俺全然弱いし、やっていけんのかなって……
おいおい、アイツらは特別だ。あんな毎日やってたら命がいくつあっても足りねぇよ。今の極道は腕っ節だけが全てじゃねぇしな。ほら、肉焦げちまうぞ、食え食え。
そう、そうっすよね!でも、あんなに惚れ惚れする喧嘩してみたいっす。
そうだな…
お前、風間組のカシラ知ってるか?
えっと、柏木さんですよね。
そうだ。あの人、昔はごりごりの武闘派でなぁ。1人で事務所乗り込んで行って組潰したなんて噂もある。鬼柏って呼ばれてたんだぜ。
529兄貴、俺…極道向いてないかもっす。
今更何言ってんだ。何があった?
よく桐生さんと真島さんが喧嘩してるじゃないですか。それ見てたら俺全然弱いし、やっていけんのかなって……
おいおい、アイツらは特別だ。あんな毎日やってたら命がいくつあっても足りねぇよ。今の極道は腕っ節だけが全てじゃねぇしな。ほら、肉焦げちまうぞ、食え食え。
そう、そうっすよね!でも、あんなに惚れ惚れする喧嘩してみたいっす。
そうだな…
お前、風間組のカシラ知ってるか?
えっと、柏木さんですよね。
そうだ。あの人、昔はごりごりの武闘派でなぁ。1人で事務所乗り込んで行って組潰したなんて噂もある。鬼柏って呼ばれてたんだぜ。
saekihachi
DONE2009年の柏真のような遥一人語り最上階“おじさん”こと桐生一馬が東都大病院に入院していた時の話です。
おじさんは毎年のように神室町で怪我をしてはあの病院のお世話になっていましたが、あれは2009年、浜崎という男にお腹を刺されて少しの間――ほんとうに少しの間だったけれど――入院していたおじさんのお見舞いに行った時の事でした。
おじさんの病室がある階でエレベーターを降りると、そこには真島さんが立っていました。真島さん、と呼びかけても少し上の空な様子で反応がありません。上階行きのエレベーターに乗り込もうとするので帰るなら逆だと思い慌てて袖を掴むと、真島さんはようやく私に気が付いたようでした。
上に用があるんや、気にしてくれておおきにやで、と、そんな風に笑って言った真島さんがどの階で降りるのか少し気になって表示のランプを眺めていると、エレベーターは最上階までまっすぐ上がっていきました。
679おじさんは毎年のように神室町で怪我をしてはあの病院のお世話になっていましたが、あれは2009年、浜崎という男にお腹を刺されて少しの間――ほんとうに少しの間だったけれど――入院していたおじさんのお見舞いに行った時の事でした。
おじさんの病室がある階でエレベーターを降りると、そこには真島さんが立っていました。真島さん、と呼びかけても少し上の空な様子で反応がありません。上階行きのエレベーターに乗り込もうとするので帰るなら逆だと思い慌てて袖を掴むと、真島さんはようやく私に気が付いたようでした。
上に用があるんや、気にしてくれておおきにやで、と、そんな風に笑って言った真島さんがどの階で降りるのか少し気になって表示のランプを眺めていると、エレベーターは最上階までまっすぐ上がっていきました。
risya0705
DONEポン中軸柏真 #6 (#5の続きがまだ……)ラスト#6 サイケ・ブルードアを閉めて、助手席に座る男を見遣る。左ハンドルの車だと、こちらからは真島の表情が眼帯で隠れてしまうのがもどかしい。大人しく座って窓に凭れる男の肩上からシートベルトを引っ張り、きちんと装着させてやる。その動きのまま、真島の顔をじっと見つめた。
頬は痩せこけて肌色は蒼白、健在な右目も酷い隈で落窪んで見える。目尻の皺が増えた。もうずっと何年もかけて見つめ続けてきた、愛おしい狂人が静かに眠っている。
ドアをロックしてエンジンをかける。車がゆっくりと動き出すのに、んん、と真島が吐息を漏らした。
「起きたか。気分はどうだ」
「……どこ、いくん?」
「どこに行きたい?」
「…………」
駐車場を出て、自然と導かれるように神室町への経路を辿っている。それきりまた黙ってしまった真島をちらと伺いながら、踏切に引っかかったタイミングで煙草に火をつけた。カンカンカン、と警報音が聞こえるのになぜか不安な気持ちになる。真島が嗤いながら飛び出して行ってしまうようなビジョンが浮かんだ。そんな杞憂を鼻で笑うかのように、真島は隣で静かに目を瞑ってぐったりとしている。始発電車が通過していくのを横目に真島の口元に吸いさしを宛てがうと、条件反射のように薄く口を開いてそれを受け取った。遮断機が上がる。冬の夜明けはまだ遠い。
13171頬は痩せこけて肌色は蒼白、健在な右目も酷い隈で落窪んで見える。目尻の皺が増えた。もうずっと何年もかけて見つめ続けてきた、愛おしい狂人が静かに眠っている。
ドアをロックしてエンジンをかける。車がゆっくりと動き出すのに、んん、と真島が吐息を漏らした。
「起きたか。気分はどうだ」
「……どこ、いくん?」
「どこに行きたい?」
「…………」
駐車場を出て、自然と導かれるように神室町への経路を辿っている。それきりまた黙ってしまった真島をちらと伺いながら、踏切に引っかかったタイミングで煙草に火をつけた。カンカンカン、と警報音が聞こえるのになぜか不安な気持ちになる。真島が嗤いながら飛び出して行ってしまうようなビジョンが浮かんだ。そんな杞憂を鼻で笑うかのように、真島は隣で静かに目を瞑ってぐったりとしている。始発電車が通過していくのを横目に真島の口元に吸いさしを宛てがうと、条件反射のように薄く口を開いてそれを受け取った。遮断機が上がる。冬の夜明けはまだ遠い。
saekihachi
SPUR ME柏真なれそめ話尻たたき進捗アップやわらかく眩い朝(途中まで)ナツメ球の灯った部屋で目が覚めた。
部屋を移動した記憶がない。柏木にすっかり世話を掛けてしまったな、と溜息をつき、目を凝らして時計を探すとまだ2時半を回ったところだった。明け方にも随分遠いと思うと再び瞼が重くなる。質のいい寝具が心地良かった。
こうしてふかふかとした場所でぼんやりするのも久し振りだ。蒼天堀時代などは、あってもなくても変わらないような煎餅布団をいちいち敷くのも面倒で床の上に直に寝転んで眠ってしまうのが常だった。今になっても布団なんぞあるだけ重畳、無くても別に構わないと思っていたが、流石に羽毛のたっぷり入った布団というのは違うもんやなと半ば微睡みながら考える。
こちらが畳で眠るのに、美麗は家に入り浸るようになった当時から嫌な顔をしていた。そのうち勝矢まで一緒になって習慣を改めさせようとしてくるので随分辟易したものだが、結局口うるさい二人に押し負けてわざわざ新しい布団を二揃い買いに行くはめになった。
6146部屋を移動した記憶がない。柏木にすっかり世話を掛けてしまったな、と溜息をつき、目を凝らして時計を探すとまだ2時半を回ったところだった。明け方にも随分遠いと思うと再び瞼が重くなる。質のいい寝具が心地良かった。
こうしてふかふかとした場所でぼんやりするのも久し振りだ。蒼天堀時代などは、あってもなくても変わらないような煎餅布団をいちいち敷くのも面倒で床の上に直に寝転んで眠ってしまうのが常だった。今になっても布団なんぞあるだけ重畳、無くても別に構わないと思っていたが、流石に羽毛のたっぷり入った布団というのは違うもんやなと半ば微睡みながら考える。
こちらが畳で眠るのに、美麗は家に入り浸るようになった当時から嫌な顔をしていた。そのうち勝矢まで一緒になって習慣を改めさせようとしてくるので随分辟易したものだが、結局口うるさい二人に押し負けてわざわざ新しい布団を二揃い買いに行くはめになった。