桜井
S24243114_0102
DOODLE例の「一般人」さんがもし、本編に参戦したら。という妄想で書いたショート。
粗まみれだし続かない。
化け狸「!?」
つい先ほどまで戦闘が行われていた空間。そこに入った瞬間、強烈な違和感を感じて浮世英寿は身構えた。彼自身は別の場所で戦っていたのだ。引き受けた敵をすべて排除したから、こちらに戻ってきた。ここでもすでに戦闘は終了していたようだが、何かがおかしい。
「…っ!ナーゴ!」
瓦礫の間に祢音が倒れているのを見つけ、思わず駆け寄る。幸い命に別状はないようだ。IDコアにも傷はない。
「何があった…?」
彼女の様子を確認して、すぐに周囲を警戒。ここには祢音の他に景和が居たはずだ。
辺りを見渡した英寿はすぐに、そいつの姿を知覚した。
「タイクーン?」
瓦礫の向こうに佇む人影は一対の武器を持ち、耳の付いたシルエット。徐に変身を解いたそいつは、まぎれもなく桜井景和の姿をしていた。しかし。
879つい先ほどまで戦闘が行われていた空間。そこに入った瞬間、強烈な違和感を感じて浮世英寿は身構えた。彼自身は別の場所で戦っていたのだ。引き受けた敵をすべて排除したから、こちらに戻ってきた。ここでもすでに戦闘は終了していたようだが、何かがおかしい。
「…っ!ナーゴ!」
瓦礫の間に祢音が倒れているのを見つけ、思わず駆け寄る。幸い命に別状はないようだ。IDコアにも傷はない。
「何があった…?」
彼女の様子を確認して、すぐに周囲を警戒。ここには祢音の他に景和が居たはずだ。
辺りを見渡した英寿はすぐに、そいつの姿を知覚した。
「タイクーン?」
瓦礫の向こうに佇む人影は一対の武器を持ち、耳の付いたシルエット。徐に変身を解いたそいつは、まぎれもなく桜井景和の姿をしていた。しかし。
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MEMO20221118 Kトラ電話越しの高見沢さんと桜井さん
桜「もしもし〜」
高「HELLO〜」
桜「HELLO〜」
高「HELLO〜」
桜「イエーア アロハ~」
高「イエーじゃねーよ。アロハ~じゃねーよ」
高「なかなか良いですね。まさぼん」
桜「まさぼ〜ん?」
高「なかなか良いよ。やっぱ天才だよ。あなた」
桜「いやぁ、んなことないよ。」
高「急にやれって言ってすぐにできちゃうの、すごいね」
桜「いやぁ、できてないよ。俺なんにも把握してないもん、だって」
高「いやいや、把握してないほうがいいんじゃね?」
桜「そうかもねえ。いや、いつもさ、坂崎と高見沢がリードして、合いの手入れてるだけだから、何分までにどうしてくださいって言われたってさ、俺困るよ、俺電車の運転手じゃないんだし」
高「で、電車の運転手さんって」
5210高「HELLO〜」
桜「HELLO〜」
高「HELLO〜」
桜「イエーア アロハ~」
高「イエーじゃねーよ。アロハ~じゃねーよ」
高「なかなか良いですね。まさぼん」
桜「まさぼ〜ん?」
高「なかなか良いよ。やっぱ天才だよ。あなた」
桜「いやぁ、んなことないよ。」
高「急にやれって言ってすぐにできちゃうの、すごいね」
桜「いやぁ、できてないよ。俺なんにも把握してないもん、だって」
高「いやいや、把握してないほうがいいんじゃね?」
桜「そうかもねえ。いや、いつもさ、坂崎と高見沢がリードして、合いの手入れてるだけだから、何分までにどうしてくださいって言われたってさ、俺困るよ、俺電車の運転手じゃないんだし」
高「で、電車の運転手さんって」
み(みっさん)
DOODLEodaibakoよりありがとうございました
宝石の洞窟の中に暮らす桜井さんと、そこに盗掘に来た坂崎さんが出逢う。
坂崎さんは宝石よりも桜井さんに興味を惹かれ、外に連れ出し、長く洞窟の中にいたさくらいさんを太陽の光から守るためにサングラスを渡す。
というシーンが見たいです!
私の下手な絵でいいんですかという気持ちです 4
凜太(りんた)
DOODLE桜井兄弟の日常。二人の胃袋を満たしてやりたい……いつもそう思ってる。
何だかんだと、コウちゃんはルカの面倒を見がち。
無題。「コウ、俺、腹減ってもう動けない」
琥一がダイナーに帰ってきて、一番最初に聞こえてきたのがそれだった。
声の主である琉夏はダイナーのソファ席に横になっていて、通路に出ている足だけが見えている。
「なんか食えばいいだろ」
「何もない」
「あんだろ、この前……」
「それは、もう食った」
琥一が何か言う前に、琉夏が答える。
琥一が眉を顰めて、ソファとテーブルで見えない琉夏を見やる。
「あ?」
「だから、もう食った」
「まさか、全部……」
「うん、そのまさか」
「……ウソだろ」
琥一の足はそのままダイナーのキッチンへと向かう。そして食料をしまってある扉を開ける。特売セールで買った缶詰諸々が消えていた。
「……チッ、……バカルカ!オメェ、あれはいっぺんに食うなつったろーが」
499琥一がダイナーに帰ってきて、一番最初に聞こえてきたのがそれだった。
声の主である琉夏はダイナーのソファ席に横になっていて、通路に出ている足だけが見えている。
「なんか食えばいいだろ」
「何もない」
「あんだろ、この前……」
「それは、もう食った」
琥一が何か言う前に、琉夏が答える。
琥一が眉を顰めて、ソファとテーブルで見えない琉夏を見やる。
「あ?」
「だから、もう食った」
「まさか、全部……」
「うん、そのまさか」
「……ウソだろ」
琥一の足はそのままダイナーのキッチンへと向かう。そして食料をしまってある扉を開ける。特売セールで買った缶詰諸々が消えていた。
「……チッ、……バカルカ!オメェ、あれはいっぺんに食うなつったろーが」
19時
PAST2014.11.3発行 『鼓膜の海』web再録です。
発行から時間が経っているにも関わらず最近まで読んでくださっている方もいて本当にありがとうございました。
桜井琉夏の内側について考えてみた本でした。琥一との絡みが多いですが非カップリングのつもりで描いています。 31
いぬがみ クロ
DONE大昔に書いたコウバンを大幅に加筆修正したもの。ドアホな話ですが、自分では気に入ってます。
バンビの名は「小波美奈子」にしてます。
野生の証明「虎とか狼とか」。以前、自らをそう例えたところ、無礼なことに、弟と「あいつ」は腹を抱えて笑っていた。
――だが。
「あいつ」の柔らかそうな肌に、噛みつきたいと思うことがよくある。そして、そこに舌を這わせたら、どんな味がするのか、とも。
噛んだり、舐めたり。それから、もっと酷いことも。内に秘めたそれらの願望からすると、とりあえず自分がケモノであることは間違いないようで――。
――大事にしたいけれど、滅茶苦茶にもしたい。
すやすやと健やかな寝息を立てている「あいつ」――小波 美奈子の頭を撫でながら、桜井 琥一は複雑な想いを持て余していた。
とある初夏の日曜日。桜井 琥一、琉夏兄弟の住処である海辺の家を、小波 美奈子が訪ねてきた。
6827――だが。
「あいつ」の柔らかそうな肌に、噛みつきたいと思うことがよくある。そして、そこに舌を這わせたら、どんな味がするのか、とも。
噛んだり、舐めたり。それから、もっと酷いことも。内に秘めたそれらの願望からすると、とりあえず自分がケモノであることは間違いないようで――。
――大事にしたいけれど、滅茶苦茶にもしたい。
すやすやと健やかな寝息を立てている「あいつ」――小波 美奈子の頭を撫でながら、桜井 琥一は複雑な想いを持て余していた。
とある初夏の日曜日。桜井 琥一、琉夏兄弟の住処である海辺の家を、小波 美奈子が訪ねてきた。
くぅ🌸
DONE2021年10月の桜井さん生誕祭の時にTwitterに上げたお祝いSSです。桜井さんと森子さん、ふたりに昔こんな接点があったらいいなぁ、という妄想です。支部には上げませんでした。もしかしたら、それはいつかの まるで、淑やかに鈴を転がしたような、そんな可愛らしい歌声だった。
軽やかに、柔らかに。秋の揺蕩うような光の中、それは甘く優しく響いていく——。
「桜井じゃん。こんなとこで何してんの?」
そう声を掛けてきたのは、高校に上がって初めてクラスが同じになった人間だった。話をするのが初めてな訳じゃない。けれど、静寂を基本とする場所で憚りなく呼ばれたことにそういうつもりでなくても眉間が寄った。
「……本を、読んでる」
だから簡潔にそれだけ答えた。鞄の中には携帯型のゲーム機も忍ばせてある。だけど、さすがにまずいだろうとここで遊ぶのはやめた。代わりに本棚から気が向きそうな本を取り出してきて適当に目を滑らせていた。
4821軽やかに、柔らかに。秋の揺蕩うような光の中、それは甘く優しく響いていく——。
「桜井じゃん。こんなとこで何してんの?」
そう声を掛けてきたのは、高校に上がって初めてクラスが同じになった人間だった。話をするのが初めてな訳じゃない。けれど、静寂を基本とする場所で憚りなく呼ばれたことにそういうつもりでなくても眉間が寄った。
「……本を、読んでる」
だから簡潔にそれだけ答えた。鞄の中には携帯型のゲーム機も忍ばせてある。だけど、さすがにまずいだろうとここで遊ぶのはやめた。代わりに本棚から気が向きそうな本を取り出してきて適当に目を滑らせていた。