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    Tofu_funya2

    DONE愛を伝える術は言葉だけに非ず。
    面倒なことから逃げることをやめた杉下が、桜に対してどのような考えを巡らせているのか。
    愛を言葉にしたいけれどできない、桜の方へ一歩踏み出したいのに尻込みしてしまう。そんな杉下の笑えてしまうほどに不器用な恋模様を見届けてやってください。
    言葉足らず、分かち愛 杉下京太郎は悩んでいた。
     梅宮さんの畑の苗が上手く育たないこと?違う。小テストの結果が見るも無残で、どう祖父母に言い訳をするかということ?違う。
     悩みというのはそう、桜遥との関係性に悩んでいた。
     桜とは少し前に想いを通じ合った仲……要はお付き合いをしている状態ではあるが、如何せん二人とも恋愛初心者なので何も発展がない。いつも通り言い合いをして、小突き合いなんかもして周りに宥められての繰り返し。何も変わらない、付き合う前と変わらぬ日常を過ごしている。これで良いのだろうか?と思うのだが、従来の口下手が邪魔をして何を伝えられる訳でもない。愛の言葉なんて以ての外だ。逆も然りで、桜から何か囁かれるわけでもない。もちろん、喧嘩以外で触れ合うこともない。そんな状態で時間だけが無情にも流れるのだ。そうして今日もただこうして、桜が周りの友人らと楽しげにしている様子を一人離れて眺めていることしかできない。
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    roka_

    DONE【現パロ・園児パロ】
    ナハス先生と宿主先生の引率によるお散歩カートでお散歩するさんにんずのお話。
    お散歩カートでお散歩する園児たちが消防署に行くのをリアルに目撃してほわほわしたのでさんにんずに変換しました!
    宿主さんは宿主という名前です…………(;・∀・)
    何気におこさま初めてだ…!ちょっと楽しかった…
    さんにんず、しょうぼうしょへいく!「ナハスあれなに?? あかくてでかくてかっこいー!」
    それはいつもの散歩コースから外れたことにいち早く気付いたネルヴの一言だった。
    お散歩コースから外れることは稀にあるため、またどこかに寄るんだろうと園児たちは特に不思議がることはなく大人しくカートに乗っていた。
    とはいえどこに行くのかは気になるのか、乗っていた3人は全員外を興味深く覗いて際に最初に気付いたのが赤い髪が派手なネルヴだったというだけだ。
    「先生と呼べと言っているだろう!! ったく、アレは消防車だ」
    「ネルヴといっしょですね」
    「いっしょ!」
    リゼルに髪を撫でられながらそう言われて、ネルヴは嬉しそうにキラキラした瞳をそちらに向ける。
    消防車と色がいっしょなことが嬉しいのか、リゼルに髪を撫でられたことが嬉しいのかは正直判断がつかないほどにネルヴはリゼルのことが気に入っている。おそらく両方ではあるのだろう。ネルヴの瞳は今消防車の方を向きながらぴょんぴょんと飛び跳ねている。
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