会听到风声「HiMERU x 天城燐音」　　「1」

　　“所以说燐音现在有顺风耳咯？”椎名丹希听完天城燐音的描述也是不太理解，但还是尝试着总结了一句。

　　天城看了他一眼，不置可否。

　　今天凌晨天城被来自四面八方的声音吵醒，他暴躁地推开窗，却没有发现一丝吵闹的地方，但耳边依旧充满着的摇滚音乐，深夜哄睡，外语听力等各种声音也确实不是幻觉。

　　天城睡眠很浅，但又找不到吵闹的源头。一股火气如哽在喉，睡也睡不着，以至于到点起床上课时，他根本没精神。

　　被天城拉着一起翻墙出去吃烤串的椎名在操场上等着他到校再罚扫，椎名对厨房以外的任何活动从不积极。天城正好也懒，就拉着发小抱怨自己这个扰人清梦的鸡肋能力。

　　天城说，这应该是超能力，听到了别人耳机里的东西。

■ 冬の五半╱ぬばたまの動物というのは人が思うより頭が良い。
息も白む冬の最中、いつの間にやらするりと入り込んだ猫が書き物机の隣に置いた火鉢に背を着け丸まり、ごろごろと喉を鳴らしていることなどもままある。

しかしまあ、逆に時折、人であっても動物より頭がよろしくないのではないか、と思う時もある。
半蔵は暫し席を立った間にどこから乗り込んで来たやら、火鉢の傍で身を縮めていたそれに溜息付きつつ呼びかけた。

「……五右衛門」
「なんだァ？」
「冬の間は山越えが危のうてかなわぬから、滅多に来るなと言うたじゃろう」
熊かと思うて背筋が冷えたわ、と半蔵は帯に忍ばせた短刀を再びしまいながら呟いた。火鉢の前に黒い毛皮の小山が見えた時には本当に熊かと思い一瞬肝を冷やしたのだった。