水星
g_m_c_s_r
MAIKING逃避行漫画の描きたい所の一部…書きかけのプロット的な…描けるかな…なんかこういうのが見たくて…でも、1番描きたい所まで辿り着けるのか…パーカーお忍び姿のスレちゃん描きたいのでがんばっぞ…場面ぶつ切り、整合性も滅茶苦茶だが、メモ帳に書いてて一度、水星のネタ帳誤操作で全消しした事あるから、こっちにも残しておく……
フロントの療養地にある総合病院の個室で彼女はずっと眠っている。窓からは作り物の空が、一日の終わりを告げる夕暮れ色に室内を染め上げていた。
病室のベッドに広がる燃えるような赤髪を、静かに眠る顔を、そこに刻まれた幾重もの赤い筋をほんの一時眺める事だけが俺に許された行為だ。いや、そもそもそれすら許されていないのかもしれない。女が何も言わないのを良い事に彼女が目覚めるまでと言い訳をして俺は“見舞い”を続けていた。夕暮れ色だった空はほんの数分で夜の色が増していた。俺はそっとベッドから離れて病室から立ち去ろうとした。
「…何ヶ月もずっと眠っている人の顔を見に来て、楽しい、ですか…?」
「…起きて…いたのか…」
俺は今どんな顔をしているんだろう。久しぶりに聞いた彼女の声に、心臓を鷲掴みにされたような気持ちになる。
8168病室のベッドに広がる燃えるような赤髪を、静かに眠る顔を、そこに刻まれた幾重もの赤い筋をほんの一時眺める事だけが俺に許された行為だ。いや、そもそもそれすら許されていないのかもしれない。女が何も言わないのを良い事に彼女が目覚めるまでと言い訳をして俺は“見舞い”を続けていた。夕暮れ色だった空はほんの数分で夜の色が増していた。俺はそっとベッドから離れて病室から立ち去ろうとした。
「…何ヶ月もずっと眠っている人の顔を見に来て、楽しい、ですか…?」
「…起きて…いたのか…」
俺は今どんな顔をしているんだろう。久しぶりに聞いた彼女の声に、心臓を鷲掴みにされたような気持ちになる。
雪風(ゆきかぜ)。
DONE理子ちゃんとノレア。この二人の境遇とか最期がかなり似てる件
まとめたツイート→https://twitter.com/aries419elam/status/1687703677832949760?s=20
DaihukuKurogoma
DOODLE5号くんが香水手に入れた5ノレ時系列バラバラ
毒りんご” プシュ ”
フォルドの夜明けに所属する大人達が夜、待ってましたと笑顔で缶ビールを開ける音によく似た音が、渡り廊下中に響き渡った。しかも4限の授業が終わってすぐ、おねぇちゃん探してくる!と走って出ていったソフィの後を追うように、食堂へと歩いていたノレアのすぐ背後で。
「・・・」
ノレアが振り返ればそこにはニコニコと無邪気な…いや邪気しかない笑顔の捨て駒ことペイル寮寮長、エラン・ケレスが前屈みの状態で小ぶりなガラス瓶を手に持ったまま立っていた。
さらに振り返った時に広がってきた爽やかな匂いも合わせ、何となく何をされたか察しがついたノレアだったが、される理由が分からないので
「…私に何をしたんですか」と声を低くして問う。
2837フォルドの夜明けに所属する大人達が夜、待ってましたと笑顔で缶ビールを開ける音によく似た音が、渡り廊下中に響き渡った。しかも4限の授業が終わってすぐ、おねぇちゃん探してくる!と走って出ていったソフィの後を追うように、食堂へと歩いていたノレアのすぐ背後で。
「・・・」
ノレアが振り返ればそこにはニコニコと無邪気な…いや邪気しかない笑顔の捨て駒ことペイル寮寮長、エラン・ケレスが前屈みの状態で小ぶりなガラス瓶を手に持ったまま立っていた。
さらに振り返った時に広がってきた爽やかな匂いも合わせ、何となく何をされたか察しがついたノレアだったが、される理由が分からないので
「…私に何をしたんですか」と声を低くして問う。