洒落怖
oxox666il
INFO𝗖𝗮𝗹𝗹 𝗼𝗳 𝗖𝘁𝗵𝘂𝗹𝗵𝘂 𝟲𝘁𝗵洒落怖検証web 第2話きさらぎ駅
▍𝗞𝗣 さの
▍𝗣𝗟
ミツヒロム/帷 コウ
kstacooo/向坂 宵凛
紫乃/美吉野 色
𝗘𝗡𝗗 全生還
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INFO𝗖𝗮𝗹𝗹 𝗼𝗳 𝗖𝘁𝗵𝘂𝗹𝗵𝘂 𝟲𝘁𝗵洒落怖検証web 第3話リゾートバイト
▍𝗞𝗣 さの
▍𝗣𝗟
𝗛𝗢𝟭 kstacooo/航津見 幽
𝗛𝗢𝟮 紫乃/桜 小夜
𝗛𝗢𝟯 ミツヒロム/峯内 涼波
𝗘𝗡𝗗 全生還
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INFO𝗖𝗮𝗹𝗹 𝗼𝗳 𝗖𝘁𝗵𝘂𝗹𝗵𝘂 𝟲𝘁𝗵洒落怖検証web 第1話八尺様
▍𝗞𝗣 さの
▍𝗣𝗟
ミツヒロム/帷 コウ
kstacooo/向坂 宵凛
紫乃/美吉野 色
𝗘𝗡𝗗 全生還
suzume___
DONEベリファー/ショートショート/洒落怖「猿夢」のオマージュです。獣の夢 夢を見ている。織部は自覚していた。時折こうして、指先まで自在に動かしている自分の身体の置き所が、夢の中であることに気づくことがある。
夕暮れの燃えるような紅に染め上げられた教室だった。腕に重いような違和があり、それはとても覚えのある感覚であると気づく。机に突っ伏して眠り込んでいた時の、枕替わりにした腕の重だるさ。夢の中なのに、どうやら自分は転寝から目覚めたところらしい。
窓際から右に一つずれた列の一番後ろ、滅多に登校しないから愛着も馴染みも薄いその場所からの眺めはいつもと同じだけれど、自分以外の生徒は一人もいないから視界を遮るものは何もない。授業中はなんて狭苦しい場所だろうと思うのに、こうしてみると不思議なほど広々と感じるようだった。
7020夕暮れの燃えるような紅に染め上げられた教室だった。腕に重いような違和があり、それはとても覚えのある感覚であると気づく。机に突っ伏して眠り込んでいた時の、枕替わりにした腕の重だるさ。夢の中なのに、どうやら自分は転寝から目覚めたところらしい。
窓際から右に一つずれた列の一番後ろ、滅多に登校しないから愛着も馴染みも薄いその場所からの眺めはいつもと同じだけれど、自分以外の生徒は一人もいないから視界を遮るものは何もない。授業中はなんて狭苦しい場所だろうと思うのに、こうしてみると不思議なほど広々と感じるようだった。
omoti_022
DOODLE有名な洒落怖の怪異とショタkkのはなし。ショタ時代はKKでは無いという解釈なので、少年呼びです。祖父母を捏造してます。
怖くない。
魅入られて。照りつける日差しと、じっとりと肌にまとわりつく茹だるような暑さ。それだけで鬱陶しいほどなのに、蝉の声がけたたましくこだまする。
「あっつい…」
涼しさを求めて比較的風通しのよい日陰の縁側に座っていた少年は、力なく呟いた。小さな手で額に滲む汗を拭い、右手で団扇を仰いだ。彼の後ろには首を振る扇風機があるのだが、茹だる暑さは変わらない。
もう何度も自身の祖父母に、暑いから川に行きたいと抗議したのだが、ふたりは取り合ってはくれず。少年の本当の目的を悟っているのか、特に祖父の方は頑なに首を縦に振ることはなかった。逆に、家から出るな。と言われてしまった始末。反論しようにも厳格な祖父には逆らえず、今の状況だった。
かと言って、大人しくすることなど、年端もいかない男児には到底無理な話で。
1816「あっつい…」
涼しさを求めて比較的風通しのよい日陰の縁側に座っていた少年は、力なく呟いた。小さな手で額に滲む汗を拭い、右手で団扇を仰いだ。彼の後ろには首を振る扇風機があるのだが、茹だる暑さは変わらない。
もう何度も自身の祖父母に、暑いから川に行きたいと抗議したのだが、ふたりは取り合ってはくれず。少年の本当の目的を悟っているのか、特に祖父の方は頑なに首を縦に振ることはなかった。逆に、家から出るな。と言われてしまった始末。反論しようにも厳格な祖父には逆らえず、今の状況だった。
かと言って、大人しくすることなど、年端もいかない男児には到底無理な話で。
kanonn_y
DONECoC「ようこそ!迷冥市役所都市伝説課へ!」HO2の新人ちゃんです!洒落怖の中でも好きな話から名前取ってきました。先輩と一緒に頑張るぞ!!
※※20211230差分追加しましたが若干HOバレ含みます※※ 5
▶︎古井◀︎
DONE横書きで一気に読む用見えるモさんと祓えるチェのチェズモク洒落怖話「あ、」
それに気付いてしまった瞬間、モクマは気付かなければよかったと心の底から後悔した。
日の入り、夕暮れ、黄昏時――あるいはマイカでは逢魔が時、なんて呼んだりもする、そんな時間。
モクマはとある雑居ビルの前で、別件で離れた相棒が戻ってくるのを待っていた。立ち並ぶ無数のビルが照り返す西日が妙にまぶしい。細めた目でふらふらと視線をさまよわせながら、ただ眼前の交差点を行き交う人の流れを追っていた。なんてことはない、相棒が来るまでのただの暇つぶしだ。本当に、それだけのつもりだった。
最初に違和感を覚えたのは、横っ腹に突き刺さるような視線の濃さだった。多少ハデな風体をしていることもあって、モクマが街中でじろじろと見られること自体は珍しくもない。そんなときは大抵、その視線の主を見つけて目を合わせて、にっこり微笑んでやれば気圧されたようにその無礼者はいなくなるのだ。だからいつも通り、同じように対処しようと考えて、モクマは視線の大元を探してしまった。
しかし今回に限っては、その行動は完全に誤りだった。探してはいけなかったのだ。そうとも知らず、モクマは送られ続けている視線と気配を手繰って周 5795