特殊メイク
clarchuman35d
PROGRESS芸人ミスター×ドラマー荼毘始まりの朝。覚えのないホテル。
ミスターは最近人気が出てきてまあまあ忙しい。昨夜のことを覚えていない。
荼毘くんはV系バンドのメンバーで、普段は火傷で爛れた特殊メイクをして活動している。昨夜のことを覚えている。
迫荼芸能パロ進捗① 迫は、焦っていた。
見慣れない風景、全裸の自分。
壁一面の窓、一部だけブラインドの上がったところからは眩しい朝の光が射し込んでいて、肌触りの良いシーツに包まれたキングサイズのベッドは、ただ寝ただけにしてはずいぶんと乱れている。起き上がった視線の先には猫脚のテーブルと、革のソファ、床はおそらく毛足の長いワインレッドの絨毯だ。人の家、というような生活感はなく、おそらくは手入れの行き届いた宿泊施設。それもかなりランクの高いホテルと見えた。
何か手懸かりがないかと見渡す。ベッド横のゴミ箱には蓋がしてあって、埃一つ載っていないそれをそろりと開けると、案の定、丸めたティッシュでいっぱいだった。ピンク色の、口を結ばれたゴムの存在には、一旦気づかなかったことにする。
3556見慣れない風景、全裸の自分。
壁一面の窓、一部だけブラインドの上がったところからは眩しい朝の光が射し込んでいて、肌触りの良いシーツに包まれたキングサイズのベッドは、ただ寝ただけにしてはずいぶんと乱れている。起き上がった視線の先には猫脚のテーブルと、革のソファ、床はおそらく毛足の長いワインレッドの絨毯だ。人の家、というような生活感はなく、おそらくは手入れの行き届いた宿泊施設。それもかなりランクの高いホテルと見えた。
何か手懸かりがないかと見渡す。ベッド横のゴミ箱には蓋がしてあって、埃一つ載っていないそれをそろりと開けると、案の定、丸めたティッシュでいっぱいだった。ピンク色の、口を結ばれたゴムの存在には、一旦気づかなかったことにする。