白猫の置き土産指を、動かす。
ぬるい体液がどろりと管の中を通っていくように、痺れるような感覚と共に指の形が成っていく。
ゆっくり、ゆっくり。皮膚の下で時間をかけて、それは自らのカタチを作っていった。タールのように粘度を高くした己を練りながら、静かに、静かに……

「──あっ」

とまあ、魔神の落胤の深層心理の中に潜んでいるソレが何をしようとしていたかはさておき。誰にでも失敗というものはある。それが初心者であるならなおさら。こんなアクシデントが起きてもちゃんちゃらおかしい話ではないのだ。
問題はその後の処理。そんなわけで彼が水面下でやらかした前代未聞の珍事が今、開幕する。





【2/22（にゃんにゃんにゃん）】





「ぐぇっ！？」

睡眠時間11時間を記録してなお昼寝をしていた伝説を持つ驚異のロングスリーパーこと奥村燐。そんな彼の本日は、突如無防備な腹を直撃した衝撃によって強制的に始まった。

【敖李】是谁杀死了金丝雀（7）7.

周末来得好像很快，李宏毅吃完早餐直接拆了一颗糖给小少爷。

小少爷果然喜欢在去读书之前吃糖。

管家准时来到，李宏毅觉得这个周末肯定也不会是什么好事。

当管家把皮质的衬衫背带夹夹上之后，李宏毅就又觉得不对劲了。小少爷后背的y字黑色带子把白衬衫勒出了一种异样的感觉，李宏毅脑袋里的警钟响个不停。

无论是小少爷这个年纪已经不太会穿的短裤，还是黑色的长筒袜，皮鞋，甚至是……

李宏毅给小少爷扣袜带的时候有种被金属扣子刮到的错觉，手指没有受伤却莫名有点痛。

“走吧。”管家冷冷说到。

小少爷转身离开，黑色的皮质带子微微勒进他的小腿肌肉，勒在白皙的皮肤上。

我得给他准备好药，李宏毅拿出小药箱失魂落魄地翻找，一天下来他肯定会勒出淤痕的。