『月が綺麗ですね』　旅行に行こうと言ったのはどっちからだったか、もうわからない。ただ、俺の不定期な休みと、出久の定期の休みが合わさった3連休に、少し無理をして俺が2日半の休みにした結果、遠くまで出かけることになったのだ。なんとなく決まったことだったものだから、特に何もなかった
「かっちゃん、荷物平気そう？」
「ン。多分」
「君の多分なら、大体大丈夫でしょ。8割ぐらい」
「2割で外れンのかよ」
「だって、多分なんだろ」
「そーだな」
　お互いに家の中で大きな声を出しながら話す。平日の昼間だからできることだ。あとは高性能な防音がついた高ぇ部屋だから。出久はイベントごとの振替休日らしく、平日のド昼間からこうして荷造りをしていた。
「そういえば、新幹線じゃなくてよかったの？」

Herbcandy　少々の侮辱に耐えられないことは、ない。
　と、ラーハルトは反芻する。
　
　――なんとまあ、魔族ですか。
　――女王猊下、いくらなんでも。
　――敵性人物を国際会議に招くとは。

　人間社会の反応は辛らつだ。
　主君ダイの思い人、賢者姫は眉ひとつ動かさずに言い返した。
「笑っちゃうわね。神々にとっては、我ら等しく見慣れぬ生き物では？」
　大戦の記憶を軽んじるようなその言葉は、翌日の三面記事になった。
　
　好奇の目。
　護衛としてラーハルトを連れ出したレオナ女王の意図が分からなかった。
　数日間、肌を焼く視線をまっすぐ跳ねのけ続けた。
　触れたリンゴのみずみずしさすら感じ取れない程、指先が冷たくなっていた。
　提供される豪奢なレセプション・ディナーは、ひとつも味がしなかった。

【散空】Share my LIFE with you这两天教令院格外热闹，打听了一下才知道快过年了。正好，布耶尔要我去帮忙买点东西布置一下他的净善宫。我本对过年什么的毫无兴趣，但寄人篱下，在别人的地盘里，还是勉为其难地答应了。

宝商街里全是前来采购新年物资的人，人潮汹涌，人和人挤在一起的感觉实在让我烦躁。好不容易找到个比较空旷的地方，被两个吵闹的人逮了个正着——

那个大耳朵帽子，我记得是叫赛诺？硬是给我塞了一摞卡牌，那个装卡排的盒子，都有一本都有一本枫丹法典那么厚了。那个吵闹的大耳朵听到这话更兴奋了，一脸意味深长地说：“这就是「寄予『厚』望」。”听得我直接翻了个白眼。

旁边那个沙漠的绿眼睛的，也瞎凑热闹，说要我一定要收下。“不打不相识，打牌也是一样的！咱们送几副珍藏的七圣召唤卡牌，以后多凑一起打几局就是好牌友了！”

【散空】有只梦貘跌落梦1

兼职信使的同学将一封信交给课室里脸色有点难看的阿帽：“阿帽同学，这是给你的信？”

“哈？”看来阿帽同学的心情不太好，他标志性的蓝色大帽子占用了旁边的位置，应该很方便打理的短发有点乱糟糟的。他接过信封，只是看了眼上面的派蒙贴纸，就知道是谁写的了。原本绷起的神经稍稍放松，他靠在椅子上打开了这封能让他今日心情从-100变成-50的信件——

【寄教令院伐护末那学院阿帽先生：
展信佳。
「」，我们有段时间没见了，最近过得还好吗？上周我回了一趟稻妻，参加了当地的三川游艺，这次妖怪们和人类合作出了许多有意思的小游戏。还意外认识了一类叫作梦貘的妖怪，和兰那罗很像，真想带你来认识一下！本来也是想看看你有没有空来一起玩的，但算算时间，教令院一年一次的大考核就要开始了，你现在可能没办法过来，就放弃了这个想法。不过，在去纳塔的路上我会在须弥停留几天，如果你方便就和我见个面吧！

　確か、その日は合唱部の面々に自主練習をさせて、自分は吹奏楽部で合わせをしていた日だ。部員数の少ない合唱部の練習は、吹奏楽部の練習室である音楽室のすぐ隣、狭い音楽準備室で行われている。こちらで楽器を鳴り響かせない限りは隣から声が筒抜けで聞こえてくるから、サボっていたり、なにか他のことをしていたりするものならすぐにわかる。
　合唱部員でピアノをしっかり弾けるのは私だけで、他は発声練習のためにある程度弾けるか弾けないか。だから、突然隣の部屋から精巧なピアノの音が聞こえてきたときにはひどく動揺してしまった。顧問が来るにもまだ時間が早すぎる。指揮をとっていた吹奏楽部員に断って、なおも続く美しい音色に導かれ部室の扉を開ける。調律のなっていない楽器で、ここまでの音楽を奏でられるのは。