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    結婚

    ashinouranokage

    TRAINING初めてベル旬書きました。
    習作なので短いのはお許しを……。まだギリ情緒が育ってないベルちゃんが好きなんだ……。架南島から帰ってきたばかりのベル旬ちゃん(本能寄り)です。
    飛行してないけど、結婚飛行をイメージして書いてます。未遂で終わってます。
    雰囲気だけです。
    ベル旬習作 架南島での戦いが終わった。本土に侵入した蟻たちも、多くのハンターによって大半が駆除されたそうだ。しばらくは死体の後片付けに追われ、ハンター協会周辺も慌ただしい日々が続くだろう。黙って出て行き、中継で居場所がバレた葵にそれはもう怒られた。取っ組み合う――正確には一方的に俺がシバかれただけだが――兄妹をおっとりと引き剥がし、夕飯にしましょうと提案をしてくれた母の助け船に感謝した。

     家族におやすみの挨拶をすませ、自室のベッドで一息つく。月明かりに照らされ、伸びる影を見下ろすと幾つかの影と目が合った。その中で一際するどい形と目を合わせ、なるたけ静かに声を落とす。

    「ベル、出てこい」

     母たちと夕食を囲んだ時から、ざわざわと揺らめく影が気になっていた。初めての、言葉で意思疎通ができる影だ。影の領域には慣れたか、他の影たちとはうまくやれているかと尋ねてみたいこともあった。
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    anmm5

    DONE*支部投稿済🫶
    *自分用作品置場
    ★ベタ惚れシリーズ⑤ (単発読み可)
    新婚甘々𝒔𝒖𝒌𝒆𝒃𝒆です。大好きな幼馴染と結婚出来たrktは妻にベタ惚れです。
    穴場のお花見スポットでひたすらちゅっちゅしてます🫶
    細かいことは気にするな!精神のなんでも許せる方どうぞ🙏
    嫁にベタ惚れなrktと春の野掛け「利吉ーお花見しようよ!」
    「花見か……あぁ。勿論いいけど」
    「やった! 丁度咲く頃なんじゃないかなって思って」

     夕餉を囲んで取り留めもない会話をしていると、思いついたように妻が言った。普段よりやけにそわそわしている彼女に自然とこちらの口角も上がる。

    「確かに、いい時期かもしれないな。そういえば先日うちの近くに五分咲きの桜があった気が。……ここ数日一気に暖かくなってきたし、運が良ければ見頃かもしれない。明日一緒に行ってみようか?」
    「穴場知ってるの!? ……うん! そこに行きたいな」

     普段の生活では踏み込むことの無い獣道を少し抜けた所に、開けた野原がある。鍛錬をするのによい場所はないかと家の周りを以前散策した際に見つけた場所だ。だだっ広い野原と言うよりかは、桜の木が程よく自生している。特段意識はしていなかったが、先日も鍛錬しようとそこへ赴いた時に、ちらほらと開花していたのを思い出した。かくして、丁度休暇と重なっていたこともあり、急遽お出掛けが決定したのである。
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