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    iduha_dkz

    MEMOサークルでツイートしていた花瀬花メモです。
    椿が綾に夢中になったところから始まる花瀬花。前半小学生で椿瀬田の年代が最上学年になった後のタイミング、後半中学入ってからの話になります。
    花瀬花メモ埼玉の強豪リトルチームで小学校低学年から野球はじめた瀬田ちゃんと椿。
    数年一緒のチームでやっていくなかで、瀬田ちゃんはエースかつ強打者に、椿は4番打者かつキャプテンとチームの中心にいて、互いに信頼を寄せ合う強固な絆があったのに、U12で綾瀬川を見てから宗ちゃんは綾瀬川の話題が多くなる。
    自分もその目で見たあの才能を意識するなとは到底言えない瀬田ちゃんだけど、それはそれとして面白くはないのでチームと関係なくて理解してもらえそうな花房に連絡をとることに。
    「ピッチャーの例で綾瀬川出てくるのなに。そこはオレじゃないの?」と送ると、「直接愚痴聞く?」って言われて会うことになった。

    埼玉で誰かに会ったりしないように瀬田ちゃんが横浜まで行き、「ほら海だよー珍しいでしょ?」「夏に海水浴くらいするし!」みたいな会話しながら花房の家に案内される。部屋で2人っきりになると、「送ってきたことだけじゃないでしょ? 宗ちゃんに感じた不満、全部吐き出していきなよ」と花房が言う。
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    かみすき

    DONE綾人蛍
    人前でいちゃいちゃが似合うカプNo.1(調査数n=1)
    《綾人蛍》見られて困ることでも? 「ここ、どこだと思ってるの」
    「八重堂の前、ですが」

     それが何かと盛大にとぼけた綾人さんは、逃げ回る蛍を捕まえて指を絡めようとする。もうほら、みんな見てるから。なんとか振り切って階段を駆け上がると、追いかけっこも楽しいと言わんばかりにからりと笑って着いてくる。
     人前であんまりいちゃいちゃするのはやめようねって約束したじゃない。綾人さんだってわかりましたって頷いてくれたでしょう。
     ため息と共に振り返れば、綾人さんは目が合っただけで嬉しいとばかりに破顔する。その瞳にこれでもかと滲む愛に気づかないわけじゃなくて、つい絆されそうになりながらも歩みを進めた。
     そんな蛍の機嫌を取ろうと思案していたはずの綾人さんは、近くの屋台からの新商品だいなんて掛け声を聞いて磁石に吸い寄せられたようにそこに近づいていく。本当に仕方のない人ね。呆れながらその後を追いかけると、当たり前のように腰に手が回された。隙あらばすぐ触るんだから。おいたをする手を軽く叩いたところで綾人さんにはちっとも響かないらしく、むしろ体を撫でさすってはぴくりと震える蛍の反応を楽しんでいるようだった。
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