脹
uri
DONE幼馴染でお隣さんで両片思いな脹虎。学パロ。高校3年生×高校1年生。途中悠仁の母親が出てきますが香織さんをイメージしていただければと思います。
脹虎には幸せになってほしい。
恋風(脹虎/学パロ) 掃除用具が入ったロッカーにホウキをしまっていると釘崎に呼ばれた。ぐるりと振り返れば教室の出入り口に向かって親指を差される。
「あんたの兄貴迎えにきてるわよ」
このやり取りも何回目になるのかは分からない。不健康そうな顔がぬっと見えて、兄貴じゃなくて幼馴染だよ、と溜息混じりに返した。
「毎日毎日凄いわねぇ。カレカノかよ」
「幼馴染な。昔さ、知らないおっさんに拐われそうになったことがあったんだよ」
「は?あんたが?」
「あっはは、意外っしょ?あいつの目の前でそんなことがあったもんだから今も心配してんの。もう大丈夫って言ってんだけどな」
当時、近所で変質者が出るという情報が出回っていたらしく、家で遊ぶように言われていた。でも近所の駄菓子屋に行くくらいなら大丈夫だろうと幼馴染に無理言って連れ出してもらった。渋々ではあったが。しかし帰り道に事件が起こった。袋いっぱいにお菓子を詰めてはしゃいでいた俺を知らないおっさんが前から抱え込むようにして走り出したのだ。幼馴染は驚いていた。大事な物を奪われたみたいな絶望的な顔だった。持っていた袋を手放すと悠仁!!と叫んで追い掛けてきた。
6982「あんたの兄貴迎えにきてるわよ」
このやり取りも何回目になるのかは分からない。不健康そうな顔がぬっと見えて、兄貴じゃなくて幼馴染だよ、と溜息混じりに返した。
「毎日毎日凄いわねぇ。カレカノかよ」
「幼馴染な。昔さ、知らないおっさんに拐われそうになったことがあったんだよ」
「は?あんたが?」
「あっはは、意外っしょ?あいつの目の前でそんなことがあったもんだから今も心配してんの。もう大丈夫って言ってんだけどな」
当時、近所で変質者が出るという情報が出回っていたらしく、家で遊ぶように言われていた。でも近所の駄菓子屋に行くくらいなら大丈夫だろうと幼馴染に無理言って連れ出してもらった。渋々ではあったが。しかし帰り道に事件が起こった。袋いっぱいにお菓子を詰めてはしゃいでいた俺を知らないおっさんが前から抱え込むようにして走り出したのだ。幼馴染は驚いていた。大事な物を奪われたみたいな絶望的な顔だった。持っていた袋を手放すと悠仁!!と叫んで追い掛けてきた。
uri
DONE「とりあえず……兄弟ってことで……」何も知らない人たちに脹相のことを説明するならこう言うのが手っ取り早いと思った悠仁。
勢いで書いた脹虎。一応原作軸です。
痼り(脹虎)『とりあえず俺の……兄貴ってことで……』
何も知らない人たちに脹相のことを説明するならこう言うのが手っ取り早いと思った。だが、いつしかもやもやとしたものになり、悠仁の中で痼しこりのように残ってしまっている。
「なーんか違うんだよなー」
広くて丸いベッドの上に腰を下ろしながら足を泳がせていると脹相がきょとんとした顔で見てきた。正直な話、自分の着ていたパーカーをベッドの下に落とす姿に”兄貴”と胸を張って言えるだろうか。血の繋がった兄弟であるならこれからいやらしいことを始めようとしているのは大問題なのでは、と思う。
「悠仁? どうした。何が違うんだ」
いつになく神妙な面持ちの悠仁が心配になったのか、脹相が八の字に眉を寄せていく。
2947何も知らない人たちに脹相のことを説明するならこう言うのが手っ取り早いと思った。だが、いつしかもやもやとしたものになり、悠仁の中で痼しこりのように残ってしまっている。
「なーんか違うんだよなー」
広くて丸いベッドの上に腰を下ろしながら足を泳がせていると脹相がきょとんとした顔で見てきた。正直な話、自分の着ていたパーカーをベッドの下に落とす姿に”兄貴”と胸を張って言えるだろうか。血の繋がった兄弟であるならこれからいやらしいことを始めようとしているのは大問題なのでは、と思う。
「悠仁? どうした。何が違うんだ」
いつになく神妙な面持ちの悠仁が心配になったのか、脹相が八の字に眉を寄せていく。
OttHtn
INFO12月に発行した悠脹本『はじめてきょうだい』を再版しました。(とらのあなに書店委託をお願いしています。)
https://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040031201993/
その際に初版に載せられなかった注意書き+ページ調整によりおまけ漫画と若干の台詞変更をしています。(結末に変更はありません)
初版を入手された方の為に変更箇所を公開します。 5
SATUKI_o513
DONE【呪術・脹相・rkgk】とにかくこういうのが描きたかった!!
もう少し迫力ある感じにしたかったけど私の画力じゃむりやねん!
精進精進!!
あとこの塗り方結構好きかも!
色々考えてこー!