駒
きりの
SPOILER◆CoC 赤いろうそく 現行未通過× NPCバレ有り落描きとラフのまとめ 22/8/13 追加
1〜2枚目
シナリオクリア記念絵みたいなのを描こうとしたラフです。ココフォリアで使った部屋をモチーフにしてエンディングを表したやつ…いつか完成させたいけど途中経過供養。
3枚目
NPCミニ駒お遊び
4枚目
新立ち絵
5枚目
■■■■時の立ち絵差分 5
mcgtasc969
DONE「up to fate」というボードゲーム制作を行っています。世界観を文章で起こすことがきっかけで小説に投稿してみようと思いました。
「up to fate」はダイスの出目で駒の動きが変わるゲームです、まさに運次第です。
このゲームを作る際に沢山のテストプレイを自身でやってるとき、たまたまパソコン関連ニュースから量子力学の記事に行きそして「多世界解釈」と流れ着きました。「多世界解釈」の
up to fate 闇鍋の始まり突然だった、本当に突然だった
待ち合わせ場所に向かう所だった。気温38.2猛暑、建物からの照り返しがきつい。
飲んだスポドリも体に糖質やミネラルを残して吐き出される。
「あちぃ」
こんな暑かったら黒色の車のボンネットで目玉焼き作れるかも、なんてどうでもいいことを考え始めてしまうくらいにあちぃ。
足が縺れる、めまい?暑くてめまいは初めてだ。
目に見えるもの全てぐにゃぐにゃに見え立っていられない。
その場で腰を下ろそうとしたときアスファルトは細かく割れ、隙間から見たことのない白い実のついた植物。なんだこれと思ったそのとき足元から飛び出た太い何かが見えた。
見たと同時に倒れた。刺さった気がする。避けた気もする。一瞬固まった。
1374待ち合わせ場所に向かう所だった。気温38.2猛暑、建物からの照り返しがきつい。
飲んだスポドリも体に糖質やミネラルを残して吐き出される。
「あちぃ」
こんな暑かったら黒色の車のボンネットで目玉焼き作れるかも、なんてどうでもいいことを考え始めてしまうくらいにあちぃ。
足が縺れる、めまい?暑くてめまいは初めてだ。
目に見えるもの全てぐにゃぐにゃに見え立っていられない。
その場で腰を下ろそうとしたときアスファルトは細かく割れ、隙間から見たことのない白い実のついた植物。なんだこれと思ったそのとき足元から飛び出た太い何かが見えた。
見たと同時に倒れた。刺さった気がする。避けた気もする。一瞬固まった。
mcgtasc969
DONEボードゲーム「up to fate」 リウ「up to fate 」とは
誰でもボードゲームのグッズを作ることが出来るゲームです。
「トランプ」や「チェスの駒」のデザインをアレンジした作品が販売されている所ように、このボードゲーム「up to fate」も様々な人たちがグッズ販売を出来るゲームとして広めたいです。
minmin31039
MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、7話目後編。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクターも混ざってます。許して(謝罪の意)
鬼を連れた隊士 〜和解〜 善逸の体がほぼ元に戻ってきた頃合いに、機能回復訓練に参加してもらうことになった。寝たきりで硬くなっているであろう体をほぐすのと、反射訓練、そして全身訓練。ここから先はアオイたち少女の管轄なので、狛治は三人が訓練に向かっていている間、空いている布団を洗濯して替えの布団を用意する。
3人分の布団を交換し終えた頃、外で善逸の怒号がここまで響いてきた。おーおー、元気そうで何よりだが、他にも患者がいることを忘れては居ないだろうか?そして邪な考えがすぎるぞ、と思わずツッコミを入れた。アイツ殴られないかな。
(アオイたちが)心配になってきたので道場に顔を出してみると、そこには嬉々としてきよに体を伸ばされている善逸、反射訓練にてアオイに薬湯を掛けて勝つ伊之助、未だ勝ち星を上げられておらずにずぶ濡れの炭治郎の姿があった。
90913人分の布団を交換し終えた頃、外で善逸の怒号がここまで響いてきた。おーおー、元気そうで何よりだが、他にも患者がいることを忘れては居ないだろうか?そして邪な考えがすぎるぞ、と思わずツッコミを入れた。アイツ殴られないかな。
(アオイたちが)心配になってきたので道場に顔を出してみると、そこには嬉々としてきよに体を伸ばされている善逸、反射訓練にてアオイに薬湯を掛けて勝つ伊之助、未だ勝ち星を上げられておらずにずぶ濡れの炭治郎の姿があった。
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MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、7話目中編。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクターも混ざってます。許して(謝罪の意)
鬼を連れた隊士 〜証明〜「お早う、皆。今日はとても良い天気だね。空は青いのかな?」
その男の顔は、まるで火傷痕の様な傷を負っていた。何らかの病気を患っているのかもしれない。そして彼の声は、緊張感が拭いきれないこの場所を宥める様な優しい声色であった。
「顔ぶれが変わらずに、半年に一度の“柱合会議”を迎えられたこと、嬉しく思うよ」
すると、一同は一斉に頭を下げた。炭治郎の場合は実弥に頭を押さえつけられる形になり、狛治の場合は空気を読んで吐き気を我慢しながら同じく頭を下げる。
「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます」
「ありがとう、実弥」
あの暴力的な男がここまで静かになるとは。産屋敷というこの男はそれ程の人望なのだろう。初見ではあるが、なんとなく分かる。稀血の匂いで多少体調が優れていない狛治も、狛治の体の中で休んでいる猗窩座も、彼を前にすると何故だか穏やかになる。
11436その男の顔は、まるで火傷痕の様な傷を負っていた。何らかの病気を患っているのかもしれない。そして彼の声は、緊張感が拭いきれないこの場所を宥める様な優しい声色であった。
「顔ぶれが変わらずに、半年に一度の“柱合会議”を迎えられたこと、嬉しく思うよ」
すると、一同は一斉に頭を下げた。炭治郎の場合は実弥に頭を押さえつけられる形になり、狛治の場合は空気を読んで吐き気を我慢しながら同じく頭を下げる。
「お館様におかれましても御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます」
「ありがとう、実弥」
あの暴力的な男がここまで静かになるとは。産屋敷というこの男はそれ程の人望なのだろう。初見ではあるが、なんとなく分かる。稀血の匂いで多少体調が優れていない狛治も、狛治の体の中で休んでいる猗窩座も、彼を前にすると何故だか穏やかになる。
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MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、7話目前編。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクターも混ざってます。許して(謝罪の意)
鬼を連れた隊士 〜邂逅〜❇︎ ❇︎ ❇︎ ❇︎ ❇︎
「鬼とは仲良くできないって言ってたくせに、何なんでしょうか。そんなだからみんなに嫌われるんですよ」
下弦の伍を倒し、しかし妹を庇う炭治郎の元に突如としてその女性は現れた。水柱、冨岡義勇が彼女の攻撃を受け流す。それにも関わらず身軽な動きで着地したその女性、蟲柱、胡蝶しのぶは独特な日輪刀を握って切っ先を彼ら三人に向ける。
……しかし、彼女は不思議に思っていた。何を考えているのか分からない水柱はさておいて、彼が庇っているその少年……厳密にはその少年に庇われている少女。彼女は鬼である。鬼であるのに彼女は竹の口枷を付けており、そして彼らを襲うそぶりを見せないし、現在は意識がないように見える。暴れる可能性があるから気絶させているのか?しかし鬼を気絶させる意味はあるのか?
8786「鬼とは仲良くできないって言ってたくせに、何なんでしょうか。そんなだからみんなに嫌われるんですよ」
下弦の伍を倒し、しかし妹を庇う炭治郎の元に突如としてその女性は現れた。水柱、冨岡義勇が彼女の攻撃を受け流す。それにも関わらず身軽な動きで着地したその女性、蟲柱、胡蝶しのぶは独特な日輪刀を握って切っ先を彼ら三人に向ける。
……しかし、彼女は不思議に思っていた。何を考えているのか分からない水柱はさておいて、彼が庇っているその少年……厳密にはその少年に庇われている少女。彼女は鬼である。鬼であるのに彼女は竹の口枷を付けており、そして彼らを襲うそぶりを見せないし、現在は意識がないように見える。暴れる可能性があるから気絶させているのか?しかし鬼を気絶させる意味はあるのか?
だんわしつなみおか
DOODLE先日4月9日は当方オリキャラの一角にしてパワフルペガサスなみんなのアネゴ・駒田羽芽子さんの(設定上の)誕生日でした!…ので、今年もお祝いの1枚を!ガッツリ遅刻してごめんね&おめでとう!これからも豪快でわんぱく且つラブリーな羽芽子さんの活躍、期待しております…!
minmin31039
MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、6話目。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクター創作地域名も混ざってます。許して(謝罪の意)
切っても切れない❇︎ ❇︎ ❇︎
「丁仙、爾子又」
“ご先祖様”が呼んでる。そう気付けば、私は片割れの爾子又と手を繋いで祠の前に出た。爾子又は妄想癖が激しいから、私が手を繋いで引っ張らないと現実を見ない。私たちが“ご先祖様”の前までやって来ても表情を変える事はなく、声色だって変わらない。淡々とした口調でお話しをしてくる。
「お前たちは下弦でありながら使命を忘れ、しかし結果を献上してくる。進化せず、変わろうともせず、いつまでも無知な子供のままでいる。現に私に首を垂れることがない。何故だ?」
「だってご先祖様のことがだいすきだもの」
「だってご先祖様の事が大好きだもの」
「これっておかしな事?」
「全然おかしくないよ」
「そうよね、周りが変なだけよね」
9049「丁仙、爾子又」
“ご先祖様”が呼んでる。そう気付けば、私は片割れの爾子又と手を繋いで祠の前に出た。爾子又は妄想癖が激しいから、私が手を繋いで引っ張らないと現実を見ない。私たちが“ご先祖様”の前までやって来ても表情を変える事はなく、声色だって変わらない。淡々とした口調でお話しをしてくる。
「お前たちは下弦でありながら使命を忘れ、しかし結果を献上してくる。進化せず、変わろうともせず、いつまでも無知な子供のままでいる。現に私に首を垂れることがない。何故だ?」
「だってご先祖様のことがだいすきだもの」
「だってご先祖様の事が大好きだもの」
「これっておかしな事?」
「全然おかしくないよ」
「そうよね、周りが変なだけよね」
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MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、5話目後編。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクター、創作地域名も混ざってます。許して(謝罪の意)
無邪気との接触(後編) 狛治が[[rb:仙巌霊山 > せんがん れいざん]]の頂上を目指すべく石階段を駆け登ったのを見送った猗窩座は、後方にいる杏寿郎へと向き直る。彼は元からどこを見ているか分からない男であったが、今はそれ以上だ。どこに敵意を向けているかが分からない。それ程に彼は全方面に意識を集中しており、無闇に近づけばこっちの頸に刃を入れてきそうな程である。
『“金花猫”ってご存じ?お殿様が猫を無礼打ちしたら、その猫に取り憑かれたっていうおはなしなの。まるで煉獄おにいさまとわたしのようね』
「鬼は幽霊にでもなれると?」
『わたしは幽霊なんかじゃないわ。摩多羅神に仕える二童子よ。人間の三毒を象徴する試練そのもの。
おにいさまは今、“渇愛の毒”の試練を受けているの。わたしが与える試練によって心も体も蝕まれ、段々と生気を失っていくのよ。どんなに強い人間でも誰かを愛さずにはいられないし、愛の暴力には勝てない。人の煩悩にして心身共に蝕む毒……誰かを愛さずにはいられないだなんて“愚かさ”、まさに[[rb:癡 > ち]]の象徴だと思わない?』
7774『“金花猫”ってご存じ?お殿様が猫を無礼打ちしたら、その猫に取り憑かれたっていうおはなしなの。まるで煉獄おにいさまとわたしのようね』
「鬼は幽霊にでもなれると?」
『わたしは幽霊なんかじゃないわ。摩多羅神に仕える二童子よ。人間の三毒を象徴する試練そのもの。
おにいさまは今、“渇愛の毒”の試練を受けているの。わたしが与える試練によって心も体も蝕まれ、段々と生気を失っていくのよ。どんなに強い人間でも誰かを愛さずにはいられないし、愛の暴力には勝てない。人の煩悩にして心身共に蝕む毒……誰かを愛さずにはいられないだなんて“愚かさ”、まさに[[rb:癡 > ち]]の象徴だと思わない?』
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MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、5話目前編。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクターも混ざってます。許して(謝罪の意)
無邪気との接触(前編)❇︎ ❇︎ ❇︎ ❇︎ ❇︎
ねぇ。こんな話があるの、知ってる?
とあるお山にある、無人の里。そこは大金持ちの地主さんが、将来の為に残した埋蔵金があるんだって。
でもでも気をつけて。里に向かうまでの獣道には、獰猛な動物さんがいっぱい居るの。やって来た人たちを食べようと、虎視眈々と目を光らせているんだよ。
「冗談じゃない!!何が“獰猛な動物”だ!」
暗い暗い獣道の中、男が何かに追われながら息を切らして走る。慌てふためき、顔は真っ青で焦っている様子がわかる。急いで下山しているが、方向感覚を失ったその男は今自分が何処にいるのかも分からない。
「アレは、アレは“鬼”だ!!あんなものが動物な訳がない!!何なんだよ、何なんだよ“アレ”はッ!!」
7934ねぇ。こんな話があるの、知ってる?
とあるお山にある、無人の里。そこは大金持ちの地主さんが、将来の為に残した埋蔵金があるんだって。
でもでも気をつけて。里に向かうまでの獣道には、獰猛な動物さんがいっぱい居るの。やって来た人たちを食べようと、虎視眈々と目を光らせているんだよ。
「冗談じゃない!!何が“獰猛な動物”だ!」
暗い暗い獣道の中、男が何かに追われながら息を切らして走る。慌てふためき、顔は真っ青で焦っている様子がわかる。急いで下山しているが、方向感覚を失ったその男は今自分が何処にいるのかも分からない。
「アレは、アレは“鬼”だ!!あんなものが動物な訳がない!!何なんだよ、何なんだよ“アレ”はッ!!」
設定まとめ用
MEMO【HQ】中田珠希(あだ名:タマ)音駒高校1年生。黒尾+研磨くんとは小中高一緒のトリオ。通称「猫ズ」。バレー部ではない。
「素敵〜!」が口癖な超まったりした性格。元音駒バレー部のお兄ちゃんがいる。小5まで愛知に住んでおり、角名とは幼馴染。
北さんと出会った経緯は私が知りたい(何も設定が思いついてない)。 11
minmin31039
MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、4話目。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクターも混ざってます。許して(謝罪の意)
2022/4/12 改訂
再会 翌日、阿留多伎の小屋に玉鋼が届いた。これをもとに、十五日かけて狛治専用の日輪刀を造るという。
「それと、テメェさんが未練タラタラで持ってきたその日輪刀。良ければ使わせちゃくれねぇか?」
「え、出来るんですか?折れてますけど……」
「何、ちょっと加工するんでイ。ワシがただの刀鍛冶だと思ったら大間違いじゃア」
その折れた刀の刃先は、先日まで行われていた最終選別の試練にて共に藤襲山の中を生き、しかし命を落とした戦友が使っていたものである。
最終戦別で出会った少年『[[rb:高台 海月 > こうだい くらげ]]』は、狛治の様に幼少期から喧嘩が強いわけでも鍛錬していた訳でもない、ただの人間であった。だからこそ彼はまっさらな状態で鍛錬を積む事ができ、呼吸をある程度習得し、日輪刀を問題なく使用できた。しかし戦い慣れていない少年に異形の存在である鬼を狩るなど酷な話であり、彼自身も自分が力不足であることを察していた様だ。
8259「それと、テメェさんが未練タラタラで持ってきたその日輪刀。良ければ使わせちゃくれねぇか?」
「え、出来るんですか?折れてますけど……」
「何、ちょっと加工するんでイ。ワシがただの刀鍛冶だと思ったら大間違いじゃア」
その折れた刀の刃先は、先日まで行われていた最終選別の試練にて共に藤襲山の中を生き、しかし命を落とした戦友が使っていたものである。
最終戦別で出会った少年『[[rb:高台 海月 > こうだい くらげ]]』は、狛治の様に幼少期から喧嘩が強いわけでも鍛錬していた訳でもない、ただの人間であった。だからこそ彼はまっさらな状態で鍛錬を積む事ができ、呼吸をある程度習得し、日輪刀を問題なく使用できた。しかし戦い慣れていない少年に異形の存在である鬼を狩るなど酷な話であり、彼自身も自分が力不足であることを察していた様だ。
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MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、3話目後編。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクターも混ざってます。許して(謝罪の意)
※2022/3/24 改訂
4/5 改訂
4/29 改訂
未熟(後編) 狛治が鬼を牽制し、海月が隙の生まれた鬼の頸を切る。不必要な戦闘を避けつつ二人が協力しながら夜を過ごして、もう六日目となった。元から闘気に敏感な方であった狛治が先導する事で鬼と遭遇する事を避けていた二人は、初日に出会った鬼を含めて三体倒した。なるべく疲労を溜めない様に、疲労しない様に上手く立ち回ったおかげで未だピンピンしているのも、阿留多伎の言う『時の運』が味方してくれているからなのだろう。なんて考えつつも、六日目を迎えると周囲が異様に静かに感じてきた。
なるべく動かない事で体力を温存してきたが、鬼にかち合う前に逃げるを繰り返していると、その最中で嫌でも剣士たちの死体を目にしてしまう。ある者は腕を食われ、ある者は足を食われ、ひどい場合は腹から臓物が出た状態で放置されている状態だ。気を抜けば自分達がそうなるかもしれない。夜になると二人は警戒心を一層強める。
6886なるべく動かない事で体力を温存してきたが、鬼にかち合う前に逃げるを繰り返していると、その最中で嫌でも剣士たちの死体を目にしてしまう。ある者は腕を食われ、ある者は足を食われ、ひどい場合は腹から臓物が出た状態で放置されている状態だ。気を抜けば自分達がそうなるかもしれない。夜になると二人は警戒心を一層強める。
minmin31039
MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、3話目。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、創作キャラクターも混ざってます。許して(謝罪の意)
2022/4/29 改訂
未熟(前編) 狛治と猗窩座が森の奥に鍛冶場を構える刀鍛冶『[[rb:阿留多伎霽吽 > あるたき せいうん]]』と接触し、自分たちが置かれている現状、鬼殺隊に入隊したいこと、それを目指す上で重要になる最終選別についてを話し合ってからは、彼の元で全集中の呼吸を習得する事から始まった。
「本来なら一年かけてみっちり修行させてやりてェんだが、テメェさんが目指す最終選別までもう半年過ぎてる。急ぎ足で鍛えてやるが、ワシは育手じゃアねぇ。人にものを教えるのは得意じゃねェんでな。分かりにくくても文句は言うんじゃねぇぞ」
「はい」
「まァ、『習うより慣れろ』だ。こんな事もあろうかと、5年前くらいからこしらえてきた修行場がある」
7151「本来なら一年かけてみっちり修行させてやりてェんだが、テメェさんが目指す最終選別までもう半年過ぎてる。急ぎ足で鍛えてやるが、ワシは育手じゃアねぇ。人にものを教えるのは得意じゃねェんでな。分かりにくくても文句は言うんじゃねぇぞ」
「はい」
「まァ、『習うより慣れろ』だ。こんな事もあろうかと、5年前くらいからこしらえてきた修行場がある」
minmin31039
MOURNINGIFにIFを重ねる話。の、2話目。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
また、ここから創作キャラクターも混ざってきます。許して(謝罪の意)
※2022/3/23 改訂
遭遇 互いの体の使い勝手に慣れて、早くも一週間が経った。師範の慶蔵と親しい間柄であり、かつ狛治のことを本当に心配していた人は少なく、しかし彼ら数名は狛治が戻ってきた事に安堵していた。だが狛治は彼らに会うと腹を括ったかのような面持ちで素流の道場から身を引く旨を伝えた。
「良いのか?お前は師範が認めた男なんだ。わざわざ出て行かなくったって良いんだぞ?」
「頭に血が昇っていたとはいえ、剣術道場の連中を皆殺しにした俺が、……素流の教えに泥を塗った俺が、ここにいる資格なんてない。なので、この土地をしばらく預かってほしいんです」
「お前は悪くない!悪いのはアイツらだ!因果応報だ、お前がやってなきゃ俺がぶん殴ってた!誰もお前を責めたりしねぇよ!」
7033「良いのか?お前は師範が認めた男なんだ。わざわざ出て行かなくったって良いんだぞ?」
「頭に血が昇っていたとはいえ、剣術道場の連中を皆殺しにした俺が、……素流の教えに泥を塗った俺が、ここにいる資格なんてない。なので、この土地をしばらく預かってほしいんです」
「お前は悪くない!悪いのはアイツらだ!因果応報だ、お前がやってなきゃ俺がぶん殴ってた!誰もお前を責めたりしねぇよ!」
minmin31039
MOURNINGIFにIFを重ねる話。鬼殺隊IFの狛治さん&完全に鬼の始祖の手駒になる前に呪いを自力で解除した猗窩座殿のおはなし。鬼殺隊IFにする為に時系列が変わっているところがありますが、『ほーん、こんな妄想もあるんだなー』程度に受け取ってください。
※2022/3/23 改訂
2022/4/21 改訂&修正
偶然「誰かが井戸に毒を入れた……!!
慶蔵さんやお前とは直接やり合っても勝てないからって、あいつら酷い真似を!惨たらしい……あんまりだ!!恋雪ちゃんまで殺された!!」
今になって思うが、あの時から既に俺の中には鬼が居たのだと確信している。『鬼子』と揶揄されたが言い得て妙だ。俺は生まれた時から心も含めて鬼だったのだろう。
息を吸う様に奴らを葬った。慈悲など与えず、ただただ復讐と報復と怒りに支配されながら。
しかし、奴らを殺したこの手に残ったものは何一つ無かった。強いて言えば、言い表すことのできない虚ろなもの。憎き奴らを葬れど心は晴れず、モヤが掛かったかの様に不鮮明であった。
「鬼を配置した覚えの無い場所で鬼が出たとの大騒ぎ。わざわざ出向いて来てみれば、ただの人間とはな。何ともつまらぬ」
6908慶蔵さんやお前とは直接やり合っても勝てないからって、あいつら酷い真似を!惨たらしい……あんまりだ!!恋雪ちゃんまで殺された!!」
今になって思うが、あの時から既に俺の中には鬼が居たのだと確信している。『鬼子』と揶揄されたが言い得て妙だ。俺は生まれた時から心も含めて鬼だったのだろう。
息を吸う様に奴らを葬った。慈悲など与えず、ただただ復讐と報復と怒りに支配されながら。
しかし、奴らを殺したこの手に残ったものは何一つ無かった。強いて言えば、言い表すことのできない虚ろなもの。憎き奴らを葬れど心は晴れず、モヤが掛かったかの様に不鮮明であった。
「鬼を配置した覚えの無い場所で鬼が出たとの大騒ぎ。わざわざ出向いて来てみれば、ただの人間とはな。何ともつまらぬ」