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    No.5

    DONEユニーク魔法により、24時間ジェイドのことを弟だと思うようになってしまったトレイ。
    今まで関わり合いがそれほど多くなかった2人だったが、超ブラコンなトレイと過ごす中でジェイドの気持ちに少しずつ変化が現れ――……

    ※トレイが黒いので、地雷の方はお気を付けください。ストーリーの開始時点では、ジェイドはトレイのことを好きではありません。(メリバ寄りのハッピーエンドです。)
    僕はお兄ちゃん大好きドジっ子キャラに設定されたそうです【トレジェイ】 今日は何か面白いことが起こる気がする。
     朝、隣に並んで歩くフロイドとアズールを見て、ジェイドの頭の中にはふとそんなことがよぎった。特に理由は無かったが、野生の勘というものだ。
     フロイドの勘はかなり当たるけれど、僕の勘もそこそこ当たる……
     そんなことを考えていた矢先、それを現実に変えるかのような、焦った声が聞こえてきた。

    「ジェイド!ちょっと良いかい!」

     その呼びかけに振り向くと、そこには声と同じく表情も焦っているリドルがいた。ぜぇぜぇ、と息を切らせながら立っている。
     笑ってはいけない場面だと分かりつつも、普段あまり見ないリドルの姿にクスッと短い笑いが漏れてしまう。そして、それを隠すように、「おや、リドルさんがそんなに慌てているとは珍しいですね」と発した。
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    ff14Haurneki

    DONEエス光(自機)話。酔っ払いの相棒がなんかめちゃくちゃ柄じゃないこと喋っていますので、苦手な方はご注意。
    ※黄金までのネタバレを含みます。

    自機設定:ブライト・リピア…ローエンガルデ女性24歳。メインジョブ吟遊詩人
    愛をくれし君の ゴーニトルクの宝浜の白砂を、夕日のオレンジが染め上げる。西陽に照らされキラキラと輝く海を一望しながらの食事を楽しめるシェバーブチェは、トライヨラでも1、2位を争う人気を誇るレストランだ。メインディッシュのタコス以外にも串焼きのシュラスコやチップスのナチョス、この地で採れる新鮮な果物を使ったカクテル等メニューは充実している。海に面したパラソル付きのラウンドテーブルの下、武王ウクラマトお墨付きのタコスを頬張りながら、エスティニアンはのんびりとメスカルを煽る。アガベと呼ばれる植物の茎から採った樹液を蒸留して作られたその酒は、イシュガルドで慣れ親しんだワインやエール、クガネで好んで飲んでいた清酒等とは全く異なる味とスモーキーな香りがした。未知を楽しむは冒険者の醍醐味だという、冒険者の先輩である相棒の言を最近ようやっと理解できてきたように思う。どれつまみにシュラスコでも、と串焼きにされたロネーク肉を手に伸ばすと、聞き馴染みのある声が背中に掛けられた。
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