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    HP

    招@03

    MAIKINGモブhp中心のdnhp、mshpになるはずだったやつ。時間がかかり過ぎてるので供養ー!この勝負が終わったらトレーナーを辞めよう。


    初めてジムチャレンジに挑んだ時からはや数年。気付いたらジムバッチもろくに集められないまま、そこいらに居るモブトレーナーと成り下がってしまった。
    うまくいかないバトル。
    不安そうに寄り添う相棒たち。
    バトルに負ける度、減っていく貯金。
    歳を重ねるごとにみえる自分の天井に嫌気がさす。しかもこのチャレンジの先にいるのは、あの【無敗のダンデ】だ。
    彼が現役でいる限り、新しいチャンピオンなんて現れないんじゃないかなんてのはもっぱらの噂だ。
    逆立ちしたって敵いっこない。
    ごめんな、と言って相棒たちの頭を撫でる。
    上手く勝たせてあげれなくて。
    もっと良いトレーナーなら、もっと強く育てられたんだろうか。
    答えの出ないもしもに嫌になる。だから、これで最後にしよう。
    次のバトルで負けたら、負けてしまったらもうバトルはこれっきり。
    そう思って、たまたま見つけた新米であろうトレーナーに声をかけた。
    ウールーを連れたまだ子供と言って差し支えない少年。
    結果は、惨敗。
    わかっていたことだけど、身体が重い。
    やさぐれた心のまま、財布から金を取り出す。
    少年に差し出そう 1858

    hu_u_ko_tu

    MOURNINGRtFやブラジャニ聴くと泣けてきて、気持ちの整理する為に書いたポの妄想。🍭がブラジャニの心境に至るまでの話。きっと色々な葛藤があったんだろうなと思って書きました。「乱数!」
    「乱数」
    鼓膜を震わせるのは、すっかり聞き慣れた声。好き勝手に呼ばれる自分の名前を聞くのが、俺は結構好きだ。何故なら、俺の名前を呼ぶ瞬間だけは、二人の時間を手に入れることが出来る。秘密の共有は出来なくても、そこに宿った感情によって、俺たち三人は仲間なのだと確認できる。
    幻太郎の声は陽だまりのような温もりを含んでいて、伸びやかで優しい。帝統の声は萌え出づる新芽のようで、生命力に溢れたしなやかさを持っている。
    それを聴く度に胸の奥がキュッと締め付けられるようになったのは、いつからだったろう。

    ーーあと何回、自分は彼らに名前を呼んでもらえるだろうか。

    毎朝目覚めると、心に浮かぶ疑問。
    二人に言えば怒られるのは分かっているから、口にしたことはない。けれど、絶えず降り積もるのは、澱のような想い。
    飴のストックはある。今のところ中央区からも逃げ延びている。
    だがそれは、永遠ではない。
    いつまで続ければ、どこまで行けば。
    噛みしめた唇からは、ここ最近ですっかり慣れてしまった血の味がした。


    ***


    「乱数、どこか具合でも悪いですか?」
    心配そうに問われ、ハッとした。慌てて視線を 3700