【美しい獣／オタワス】

これは俺の穏やかな日常の話。
たとえこの感情が、間違っているモノだとしても。


「おはよう、よく眠れたか」

「…まだ眠い、かも」

「そうか」


窓から差す朝日の傍ら、渦を浮かべた橙色の目尻が柔く細められる。少し癖のある焦げ茶髪が透けて、きらきらして眩しい。唸りながら枕に頭を擦り付けるとそっと布団を掛け直されて、同時にシダーウッドの香りが鼻をふわりと掠めた。

特徴的だけど嫌にはならない軽快な香りが、テーブルいっぱいに並べられた食事を彷彿とさせる。なんだっけ、これは。ああ今日はあの香水か、と寝惚けた頭で考えた。去年の誕生日に本と一緒にプレゼントした、精密な硝子細工が綺麗な小瓶に入ったオードトワレ。

警察先生，我們真的只是在拉筋！Leo整個人陷在沙發裡，像一灘融化的芝士，手指懶洋洋地滑著手機外送APP。
「嗯...今天要吃炸雞還是披薩呢......」
Claude站在一旁，額頭冒著青筋
「Dude——你知道自己昨天才走了幾步嗎？！」
「當然！」Leo驕傲地舉起手機「創新高了！40步！我超棒的對吧！」
「40步？！」Claude一把搶過手機「這連烏龜的運動量都不如！」
「哎呀～現代文明病嘛...這叫...叫...科技使人懶惰！」Leo像條蟲子般蠕動著想搶回手機
「很好，從今天開始，我要讓你體驗什麼叫“文明病治療法”。」
Claude冷笑著抓起Leo的後領
「等等！我申請緩刑！」Leo死命抱住沙發扶手
「放心」Claude露出魔鬼般的微笑「I CAN FIX YOU.」