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SEA

eastdragon_DB

自主練悟チチ版ワンドロワンライ『天下一悟チチ武道会』
第11試合 お題『海 〜Sea〜』

#悟チチ版ワンドロワンライ
#天下一悟チチ武道会
#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi
惑星バンパは「過酷」な環境ではあるが、ブロリーにとっては物心ついたころから生きてきた星だし、色々あったが今はチライとレモが一緒にいる。
 ソンゴクウが持ってきてくれた「家」でぐっと過ごしやすなったし、昼は暑さに夜は寒さに、食料が心もとないと不安がっていたチライとレモが笑ってくれるようになったのはブロリーには嬉しいことだ。
 ゴクウは度々バンパを訪れ食料や他に必要なものを持ってきてくれて、そしてブロリーを修行に誘う。それを数回繰り返すうちにゴクウはブロリー達を地球へと誘った。理由はブロリーが海を見たいといったからである。

 ゴクウ曰く、ブロリーは海自体はとっくに見ていて、かつその中に落ちたりもしていたらしい。
 フリーザの宇宙船が着地した場所、そしてゴクウやベジータと闘った場所こそは氷に覆われてはいたもののその下こそが「海」だったらしい。
 ゴクウから聞く地球の話で、海とは青くて広くて深い場所もあって、たくさんの生き物がいるとあった。
 闘争本能が暴走した状態だったので、海自体をよく見れていなかった。たくさんの生き物がいるなら見てみたいといったところ、ゴクウの瞬間移動なるものでの地球への移動となったわけである。

 海はゴクウの話通り、広くて大きくてとてもキレイだった。水とは違ってしょっぱくて飲むには向いていないと言われたのは残念だと思ったが、魚(正式にはそれ以外もいるらしいが)もたくさんいて、見るものがたくさん過ぎて忙しいという印象だった。

 気温は多少冷えるがバンパほどではない夜に、海で獲れたものでバーベキューをして腹を満たし、嵐のない地球の夜の空を見てゴクウと落ち着いてみた地球の「海」について話した。

「いいとこだろ?」
「うん。前は結構壊して、悪かった」
「大丈夫さ。干上がっちまった部分とかあってちょっと大変あったけんど、ブルマがまたドラゴンボール使えるようになるまでって応急処置ってやつを考えてオラとベジータでやったからさ」
「ドラゴンボール、使えるようになったら探すの手伝う」
「おう。そうだな、ブロリーがそう言うんなら手伝ってもらおうかな」

 にっかりと笑う悟空にブロリーも知らず広角が持ち上がる。

「ゴクウはこの星が好きなんだな」
「ああ。大切な星だ」
「チチ、と同じくらいか?」
「……………なんでそう思うんだ?」
「怒らせたなら悪かった。海のことを話してるとき、地球のことを話してるとき、ゴクウがたまに話してる「チチ」のこと話してるときと同じ、優しい顔してる」
「…………めぇったな」
「ゴクウ」
「いや、すまねぇ。怒ってねぇよ、なんつうか見透かされるとは思わなかったつうか…。なぁ、ブロリー、オラ、チチのこと話してるときカオに出てっか?」
「聞かれてることの答えがどう正しいのか分からないけど、バンパにうまいもの持ってきてくれて、チチの飯だって言ってるときとか、そろそろ帰らないとチチにどやされちまうとか、チチのところに帰るんだ、とか言ってるときとか、宝物の話をしてるみたいだ」

 ブロリーなりに言葉を選んだつもりだったのだが、言葉を紡げば紡ぐほど、悟空は顔を隠していたのが片手から両手になり、最後は座っていた砂浜にごろんと寝転んでしまった。

「ゴクウ?」
「なぁ、ブロリー。地球っていいとこだろ」
「うん」
「もともとすげぇ好きな星なんだけどさ、空がきれいで、海もキレイで。空みたいにすっげぇ高くてさ海みてぇにすっげぇ深いくらい、オラのこと好きでいてくれるチチがいるから、オラこの星は守りてぇって思うんだ」
「そうか」
「ん。ブロリーには話したけど、一応コレ内緒な。特にチチには」
「ないしょなんだな」
「ん。バレバレかもしんねぇけど、やっぱ恥ずかしいからさ」
「そうか、分かった」

 二人で見上げる星空の中、一筋の流星が今は暗い海へと疾っていった。1607 文字
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