「Wake up my music」の没ネタや設定ふたりの出会い
長かった梅雨がようやく終わった。雨が降った程度で外に出るのをやめるようなことはないが、その辺に寝転んだら濡れるし、口に雨が入るのは決して愉快ではない。だが、傘を差して歌うのは好きだった。傘に落ちる雨の音、少しだけ反響する自分の声。が、そればかりではつまらない。
黒石勇人は村の外れにある草原のど真ん中に寝転んだ。まだ少し水分を含んでいるように思えたが、黒石はそれを無視することにした。
広がる空は深い青で、夏が近づいていることを感じさせた。高い位置を鳥が飛んでいるのが見えた。
目を閉じる。
草と土の匂い。鳥の鳴き声。草の揺れる音。少し離れた位置の川で水が流れる音。
少しずつ、音が降ってくる。降ってくる音を繋ぎ合わせ、適当な言葉を嵌めて、自分の中から吐き出す。あぁ、悪くない。この音は覚えておこう。

Dear libidreammysta觉得自己真正爱上shoto应该就是在他弹到第二
节副歌第五个音的时候。这还是那个拉他去看演出的同学提醒他的，也是想当然的事，mysta连那个乐队的名字都没听过，要不是对方答应给他抄一个月的法文作业他就应该在家打一晚上的游戏到第二天下午梦醒。但是那个跟他关系还算不错，平时看上去斯斯文文的男生可以说是状似疯狂地拉着mysta的衣摆说请他看一场免费演出，因为他没抢到票只好从黄牛那里买了仅剩的双人票，但是演出的规则是缺席就会取消VIP席位。



mysta对自己凭空多出来的那个薛定谔的VIP身份嗤之以鼻，但同学说姓名填的是他的，要是没有同伴的话取消的就是他的资格，加上抄作业的诱人筹码，mysta便答应下来。也不由自主地好奇能让平时这么安静的朋友不惜破坏原则也要追随的乐队究竟是何方神圣。