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seiu_oysm
DONEこんな誕生日だったらいいねって話元ツイ→ https://twitter.com/seiu_oysm/status/1591011487149326338?s=46&t=jtRc2L8St_BUijbuekkwlw
K学組と迎える誕生日いつも通りにお仕事を終えて、誕生日っていっても大人になったらこんなものだよなぁと思いながら帰ったら出迎えてくれた萩原が「おかえり」って言いながらハグしてくるので、何で???ってなるけど「今日は誕生日だから特別」って言うし、ちょっとした事でたくさん特別を用意してくれるから特別な日って感覚がしてきて、萩原といられて幸せだなぁとちょっと泣きそうになる誕生日。
松田はこの日一日空けとけってさらっと言うけど、一日どう過ごそうかずっと前から考えてるし、最初から一日中一緒にいる気満々。サプライズにしようかと思ってたけど、考えれば考える程、彼女が一番喜んでくれる事って何だ…ってなってしまうので最終的に本人に聞く。松田が一生懸命考えてくれたことが嬉しい。
629松田はこの日一日空けとけってさらっと言うけど、一日どう過ごそうかずっと前から考えてるし、最初から一日中一緒にいる気満々。サプライズにしようかと思ってたけど、考えれば考える程、彼女が一番喜んでくれる事って何だ…ってなってしまうので最終的に本人に聞く。松田が一生懸命考えてくれたことが嬉しい。
seiu_oysm
DONE命日のお話は書いたけどそれはそれで、幸せな生存ifが見たい。元ツイ→ https://twitter.com/seiu_oysm/status/1589763668316917761?s=46&t=jtRc2L8St_BUijbuekkwlw
萩原と迎える11月8日の朝「おはよ。…大丈夫?」
「うーん、なんか悪い夢見てた気がする…」
少し肌寒い朝に夢見まで悪いとなると仕事前とはいえ、布団から出たくないのは人の性だろう。心配そうに声をかける彼に抱きつけば寝起きのせいかいつもよりも温かく、とくとくと動く心臓の音が心地良い。
「よし、じゃあ研二くん特製スペシャルモーニングにしようぜ」
「スペシャルモーニング…?」
彼も今日は仕事だったはず。手の込んだものを作っている時間は無いだろうと首を傾げるとにこにこと笑って彼が言う。
「俺が作れば研二くんスペシャルでしょ?コーヒーくらいなら美味しく淹れちゃうよ」
どう?とウインクまでもらってしまっては布団から出るしかないだろう。
「うん、お願いします」
417「うーん、なんか悪い夢見てた気がする…」
少し肌寒い朝に夢見まで悪いとなると仕事前とはいえ、布団から出たくないのは人の性だろう。心配そうに声をかける彼に抱きつけば寝起きのせいかいつもよりも温かく、とくとくと動く心臓の音が心地良い。
「よし、じゃあ研二くん特製スペシャルモーニングにしようぜ」
「スペシャルモーニング…?」
彼も今日は仕事だったはず。手の込んだものを作っている時間は無いだろうと首を傾げるとにこにこと笑って彼が言う。
「俺が作れば研二くんスペシャルでしょ?コーヒーくらいなら美味しく淹れちゃうよ」
どう?とウインクまでもらってしまっては布団から出るしかないだろう。
「うん、お願いします」
Takiro
DONEHALLOWEEN2022🎃今年も遅刻でログハロです(笑)
輪郭の色を変えて描いてみる挑戦。
ネイビー、ダークパープル、ダークレッドといった感じでしょうか。
(2枚目は全体的に暗めに落とすフィルターかけてみました) 2
chimpanzee_chop
DONEhttps://twitter.com/mitsu_stlo/status/1568636238353289217こちらのツイートをもとにいろいろあってなぞの4コマまんがに。
ケルベロスがうまくかけました。
うめや
DONE『1⇒2』1stから2ndにかけての次五の話。
時間軸はふんわり読んでください。
ファス先生が大分穏やかです。
こちらは10/22のPM2合わせの作品でした。
※全体公開に切り替えました。 22
K0_natu
MOURNINGステバキ/当て馬の猛追/没案何となく書き直したら枝分かれしちゃったので没にしたラスト。勿体無いのでUP。
急激に話が動きすぎたかな〜と思ったら思わなかったり。
当て馬の猛追(没案)」
「好きな人がいる、とか?」
「あっ──あぁ、うん、そう……そうなんだ、それで……」
ドキリ、核心を突かれて心臓が大きく跳ねる。
「だから──」
「好きな人がいるから、おれの部屋には入れない?」
「……ていうわけじゃないけど……うん……そうだね、そんな感じかな。安易に入るべきじゃないと思うんだ」
部屋に入って、バッキーと二人っきりで、何もしない自信はない。
今頃になって回ってきたアルコールは自制心や理性を溶かしているし、酔っ払ったバッキーは最高に可愛くて。普段なら決してない甘えた素振りと上目遣いが、すっかり腑抜けた恋心をダイレクトに刺激する。
『悪い男』の呪縛が解けた今、暴走を制御する自信はなかった。
「…………べつに、何もしないのに……」
1562「好きな人がいる、とか?」
「あっ──あぁ、うん、そう……そうなんだ、それで……」
ドキリ、核心を突かれて心臓が大きく跳ねる。
「だから──」
「好きな人がいるから、おれの部屋には入れない?」
「……ていうわけじゃないけど……うん……そうだね、そんな感じかな。安易に入るべきじゃないと思うんだ」
部屋に入って、バッキーと二人っきりで、何もしない自信はない。
今頃になって回ってきたアルコールは自制心や理性を溶かしているし、酔っ払ったバッキーは最高に可愛くて。普段なら決してない甘えた素振りと上目遣いが、すっかり腑抜けた恋心をダイレクトに刺激する。
『悪い男』の呪縛が解けた今、暴走を制御する自信はなかった。
「…………べつに、何もしないのに……」
miya_ko_329
DONEST前後のどこか。もしもの夢と、今ここにいるあなたと。GG/カイデズ どこか地に足がつかない感覚で、それでも自分は立っていた。
瓦礫の上に。物言わぬ屍となった同胞を背に。対するのは赤い眼を向ける生体兵器の群れ。その一番高い場所に――天空から睥睨する赤。人の形をした、なにか。
「まだ生き残りがいたのね」
おそろしく冷たさを孕んだ鈴振る声。その背には大きな翼、踝にも届く長い尾。豊かな髪を結ぶ大きなリボンだけが彼女を少女めいて見せていたが、人にあり得ざる姿は、仇敵であるギア以外の何者でもなかった。
彼女の名を知っている――? それどころか、とても近くにいて――愛した。――本当にそうだっただろうか。脳裏に揺らぐ知らない記憶の中で、確かに手を取り合っていたのは。
自分が生きる場所は、どこだっただろうか。
2467瓦礫の上に。物言わぬ屍となった同胞を背に。対するのは赤い眼を向ける生体兵器の群れ。その一番高い場所に――天空から睥睨する赤。人の形をした、なにか。
「まだ生き残りがいたのね」
おそろしく冷たさを孕んだ鈴振る声。その背には大きな翼、踝にも届く長い尾。豊かな髪を結ぶ大きなリボンだけが彼女を少女めいて見せていたが、人にあり得ざる姿は、仇敵であるギア以外の何者でもなかった。
彼女の名を知っている――? それどころか、とても近くにいて――愛した。――本当にそうだっただろうか。脳裏に揺らぐ知らない記憶の中で、確かに手を取り合っていたのは。
自分が生きる場所は、どこだっただろうか。
miya_ko_329
DONEST前後のどこか。キスク家の椅子のはなし。GG/シン誕生日2022 シンが生まれて数ヶ月を過ごし、数年の留守の後再び帰る家となったここには、昔から椅子がある。いくつかのフォトスタンドや小物が並べられたマントルピースの前、冬になれば薪を焚べて炎の明るさと温かさを楽しむ、そういう場所に置かれていた。大人用のものが二脚、それから小さな、子どもの大きさに合わせたものがひとつ。
「こんなにちっちゃかったかな」
そこには今、少しだけくたびれたぬいぐるみが鎮座している。幼かったシンが両手でようやく抱えられるくらいの大きさで、毎晩一緒に眠っていたそれは、今はもう家族の生活を眺めるだけの役目に徹している。
「そうよ。シンがこれにぴったり座っていた頃もあったんだから」
母親にそう言われ、そうだったかな、と記憶をたどるが、あまりよく覚えていないのが正直なところだった。丁寧に磨かれた木材と、美しい刺繍が施されたクッションを組み合わされたそれは、大人用の椅子とそろいになるよう誂えられたもので、その二脚の大人用の椅子も色違いで同じデザインのものだった。まるで対のように。
2880「こんなにちっちゃかったかな」
そこには今、少しだけくたびれたぬいぐるみが鎮座している。幼かったシンが両手でようやく抱えられるくらいの大きさで、毎晩一緒に眠っていたそれは、今はもう家族の生活を眺めるだけの役目に徹している。
「そうよ。シンがこれにぴったり座っていた頃もあったんだから」
母親にそう言われ、そうだったかな、と記憶をたどるが、あまりよく覚えていないのが正直なところだった。丁寧に磨かれた木材と、美しい刺繍が施されたクッションを組み合わされたそれは、大人用の椅子とそろいになるよう誂えられたもので、その二脚の大人用の椅子も色違いで同じデザインのものだった。まるで対のように。
miya_ko_329
DONEST前後のどこか。モブ猫視点からの彼ら。おとうさんは息子と遊びたい。第二連王はそろそろ休暇取りたい。GG/猫とシンとレオと、ときどきカイ 吾輩は猫である。名前はまだ無い。
という一節から始まる小説が、今となっては亡国となった彼の国にあった、らしい。もっとも私もまた猫であるがゆえ、その内容までは知らないが。
私の名前は無いこともないが、ここの人間は好き勝手に呼ぶので決まった名前など無いし、そのすべてが自分の名前と言えよう。つまり、クロだのかぎしっぽだのくつしただのギザミミだの、それらはすべて私を呼ぶときに人間たちが口にする名前だったので。
縄張りにしている領域――人間たちはここをイリュリア城と呼んでいる。その昔、母が子猫だったとき、ここはおよそ人の住まう場所ではなかったのだという。大昔から大変な繁栄を謳歌していたこの都市は、しかし完膚なきまでに破壊された。その頃は何だかよくわからないいきもの(ギアというらしい)と人間は血で血を洗うような戦いを繰り返していたらしいので。そして、人々再び街を整備し、いつの間にかこんなに大きな城まで建てられた。私が生まれたのは、この城が建ち、『王』と呼ばれる人間がここにやって来てしばらく経ってからだった。そう語りながら、ずいぶん平和になったものね、と老境の域に入った母は笑った。
5203という一節から始まる小説が、今となっては亡国となった彼の国にあった、らしい。もっとも私もまた猫であるがゆえ、その内容までは知らないが。
私の名前は無いこともないが、ここの人間は好き勝手に呼ぶので決まった名前など無いし、そのすべてが自分の名前と言えよう。つまり、クロだのかぎしっぽだのくつしただのギザミミだの、それらはすべて私を呼ぶときに人間たちが口にする名前だったので。
縄張りにしている領域――人間たちはここをイリュリア城と呼んでいる。その昔、母が子猫だったとき、ここはおよそ人の住まう場所ではなかったのだという。大昔から大変な繁栄を謳歌していたこの都市は、しかし完膚なきまでに破壊された。その頃は何だかよくわからないいきもの(ギアというらしい)と人間は血で血を洗うような戦いを繰り返していたらしいので。そして、人々再び街を整備し、いつの間にかこんなに大きな城まで建てられた。私が生まれたのは、この城が建ち、『王』と呼ばれる人間がここにやって来てしばらく経ってからだった。そう語りながら、ずいぶん平和になったものね、と老境の域に入った母は笑った。
miya_ko_329
DONEXrd~STのどこか。第一連王捜索隊の第二連王と、つかの間の逢瀬のカイデズ。GG/レオとカイデズ 第一連王が見当たらない、と城内職員がそろそろ心配し始めた。およそ彼を害することのできる人類は非常に限られている。平時の城内においては皆無と言っていい。まず心配の必要はないと思いつつレオは彼らを宥め、少し席を外すことを告げて見当を付けている場所に進む。行政エリアを抜け、王のプライベートエリアへ。人の私的な時間にまで足を突っ込むことは本意ではないが、そう言っていられる状況でもない。足を進め、見えてきた扉には複数の門衛が立ち侵入者を拒む。だがそれを第二連王だと認めると張りつめていた空気を少しだけ緩めた。
「あいつはここか?」
「三十分ほど前にお入りになりました」
若い門衛は遠慮がちに答え、レオは軽く息を吐き足を踏み出す。わずかに残されたカイの自由を、これ以上許すことのできない時間の無さと状況を恨むしかない。少々の罪悪感が過るが、これも給料の内と割り切ることにした。築年数の割に古めかしいデザインの扉は重い音を立てて開かれた。見た目は単なる扉だが、その実厳重なセキュリティが敷かれている。組み込まれているであろう複雑怪奇な術式はレオの理解の範疇外だった。これを突破できる人類こそ存在しないのではないだろうか(しかしこの数ヶ月で人類の枠の外のような人類に散々出くわしてしまったので、油断は禁物だ)。それほど堅牢に守られた扉の向こう。果たしてその先は緑萌ゆる園であった。空調の行き届いた屋内とは違う自然そのものの空気。幸いなことに今日は暖かな日だった。やわらかな陽射しが程良い熱を持ってレオを迎え入れる。色彩豊かな花々が咲き誇り、小鳥が遊ぶ。間違いなく現実でありながら、世界から隔絶された楽園を思わせるのは、ここがあまりにも完成された空間だからだろう。それぞれが完全な調和を以てこの場を作り上げている。
4047「あいつはここか?」
「三十分ほど前にお入りになりました」
若い門衛は遠慮がちに答え、レオは軽く息を吐き足を踏み出す。わずかに残されたカイの自由を、これ以上許すことのできない時間の無さと状況を恨むしかない。少々の罪悪感が過るが、これも給料の内と割り切ることにした。築年数の割に古めかしいデザインの扉は重い音を立てて開かれた。見た目は単なる扉だが、その実厳重なセキュリティが敷かれている。組み込まれているであろう複雑怪奇な術式はレオの理解の範疇外だった。これを突破できる人類こそ存在しないのではないだろうか(しかしこの数ヶ月で人類の枠の外のような人類に散々出くわしてしまったので、油断は禁物だ)。それほど堅牢に守られた扉の向こう。果たしてその先は緑萌ゆる園であった。空調の行き届いた屋内とは違う自然そのものの空気。幸いなことに今日は暖かな日だった。やわらかな陽射しが程良い熱を持ってレオを迎え入れる。色彩豊かな花々が咲き誇り、小鳥が遊ぶ。間違いなく現実でありながら、世界から隔絶された楽園を思わせるのは、ここがあまりにも完成された空間だからだろう。それぞれが完全な調和を以てこの場を作り上げている。