来生ナオ
DOODLE #ユリベル 無双世界線で付き合ってる前提酔っ払いベルちゃん「えへへえ、ゆーりすしゃああん」
呂律のまわらない声でベルナデッタが戯れてくるのを制するのにユーリスは苦心していた。引きこもりだろうが一応は一端の兵士であるベルナデッタに全力で絡みつかれると振り解くのも容易ではない。
普段は照れて二人きりの時しかここまで密着して来ないというのに、完全に酔っ払っている。
「あー、くそ。やめろベル。髪をかき回すんじゃねえ!」
「固いこと言わにゃいでくだしゃあよー」
「お前、飲み過ぎだ……」
久しぶりの戦勝の宴の席。珍しくも先の戦いで活躍していたベルナデッタはべろべろに酔っ払っていた。どうやら持て囃されて酒を注がれたのを調子に乗ったのか律儀なのか全部飲んだらしい。結果、ひどく酔ってユーリスに絡みついている。
4688呂律のまわらない声でベルナデッタが戯れてくるのを制するのにユーリスは苦心していた。引きこもりだろうが一応は一端の兵士であるベルナデッタに全力で絡みつかれると振り解くのも容易ではない。
普段は照れて二人きりの時しかここまで密着して来ないというのに、完全に酔っ払っている。
「あー、くそ。やめろベル。髪をかき回すんじゃねえ!」
「固いこと言わにゃいでくだしゃあよー」
「お前、飲み過ぎだ……」
久しぶりの戦勝の宴の席。珍しくも先の戦いで活躍していたベルナデッタはべろべろに酔っ払っていた。どうやら持て囃されて酒を注がれたのを調子に乗ったのか律儀なのか全部飲んだらしい。結果、ひどく酔ってユーリスに絡みついている。
来生ナオ
MOURNING #ユリベル で看病ネタ書きたかっただけなのに思いの外長くなって収集つけるのめんどくさくなったので供養。ユーリス誕 ぼんやりと目を覚ましたベルナデッタはなんとなく体が怠いことに気がついた。あたりは薄暗く、隣からはユーリスの寝息が聞こえる。早朝に目が覚めることは珍しい。
喉が渇いていて、お手洗いにも行きたかった。もぞもぞと起き上がると、頭がグラッとする。手をついて体を支えながら布団から出ようとしたところで、布団についていた手首を掴まれた。
「どうした?」
振り返ると、いつのまに目を覚ましたのか、ユーリスがベルナデッタの手首を掴んで見上げている。
「あ、すみません。起こしちゃいましたか? ちょっとお手洗いに行こうかと」
「その格好でか?」
「ああっ! わ、忘れてましたあああ」
わたわたとベルナデッタは胸元を隠す。昨日の夜ユーリスと肌を重ねてそのまま寝たから、服を着ていなかった。脱いだ服はどこに置いたっけと見まわすと掛け布団の上にくしゃくしゃのまま放り出されている。手を伸ばして取ろうとして、バランスを崩した。
6299喉が渇いていて、お手洗いにも行きたかった。もぞもぞと起き上がると、頭がグラッとする。手をついて体を支えながら布団から出ようとしたところで、布団についていた手首を掴まれた。
「どうした?」
振り返ると、いつのまに目を覚ましたのか、ユーリスがベルナデッタの手首を掴んで見上げている。
「あ、すみません。起こしちゃいましたか? ちょっとお手洗いに行こうかと」
「その格好でか?」
「ああっ! わ、忘れてましたあああ」
わたわたとベルナデッタは胸元を隠す。昨日の夜ユーリスと肌を重ねてそのまま寝たから、服を着ていなかった。脱いだ服はどこに置いたっけと見まわすと掛け布団の上にくしゃくしゃのまま放り出されている。手を伸ばして取ろうとして、バランスを崩した。
来生ナオ
CAN’T MAKEオチが迷子になったユリベル供養ユリベル初夜的な何か「あ、ああああの! こ、これは、どどど、どういうことですかああああ!?」
ベルナデッタはユーリスに抱き締められていた。ベルナデッタがユーリスを、ではなく、ベルナデッタがユーリスに、である。
「どうも何も、旦那が嫁を抱いてるだけだろうが」
ユーリスの声が、息が、耳元をくすぐった。寝台の上とはいえ、別に横になってもいないし服もはだけてはいない。ただのハグ、といえばそれまでだが、今までかつてユーリスにここまで密着されたことはなくて、ベルナデッタは困惑していた。
「な、ななななんで、えっと、その、ユーリスさん、どうしちゃったんですかあああああ!」
苦笑するような気配。
「どうした、ってなあ。俺はずっと、こうしたかったぜ?」
5097ベルナデッタはユーリスに抱き締められていた。ベルナデッタがユーリスを、ではなく、ベルナデッタがユーリスに、である。
「どうも何も、旦那が嫁を抱いてるだけだろうが」
ユーリスの声が、息が、耳元をくすぐった。寝台の上とはいえ、別に横になってもいないし服もはだけてはいない。ただのハグ、といえばそれまでだが、今までかつてユーリスにここまで密着されたことはなくて、ベルナデッタは困惑していた。
「な、ななななんで、えっと、その、ユーリスさん、どうしちゃったんですかあああああ!」
苦笑するような気配。
「どうした、ってなあ。俺はずっと、こうしたかったぜ?」
来生ナオ
DOODLEベルちゃんが悪夢を見た悪夢「ユーリスさああああん!」
「うおっ!?」
深夜。叫び声と共に突然ベルナデッタに抱きつかれたユーリスは驚いて目を覚ました。
何事かと横を見れば、ベルナデッタがひしっと腕に抱きついている。
「ぴえええええ」
「んだよ、ベル。どうした」
周囲に他の気配はない。さすがに不審者が入ってくれば気が付かないわけがないからその可能性は除外する。だとすると、体の不調か。ひとまず灯りを付けるべく寝台脇に手を伸ばす。
「ユ、ユーリスさあん……い、いますよねええ。大丈夫ですよねえええ」
「はあ? 何言ってんだ」
なんとか手探りで灯りをつけると、涙でぐしゃぐしゃになったベルナデッタの顔が照らし出された。怯えた表情で縋るようにユーリスを見上げる。
2981「うおっ!?」
深夜。叫び声と共に突然ベルナデッタに抱きつかれたユーリスは驚いて目を覚ました。
何事かと横を見れば、ベルナデッタがひしっと腕に抱きついている。
「ぴえええええ」
「んだよ、ベル。どうした」
周囲に他の気配はない。さすがに不審者が入ってくれば気が付かないわけがないからその可能性は除外する。だとすると、体の不調か。ひとまず灯りを付けるべく寝台脇に手を伸ばす。
「ユ、ユーリスさあん……い、いますよねええ。大丈夫ですよねえええ」
「はあ? 何言ってんだ」
なんとか手探りで灯りをつけると、涙でぐしゃぐしゃになったベルナデッタの顔が照らし出された。怯えた表情で縋るようにユーリスを見上げる。