toromiso
INFOニャートの猫山さん第2巻発売しました!よろしくお願い致します〜kindle(https://www.amazon.co.jp/dp/B0B151M7QS/ref=cm_sw_r_tw_tai_HB29D825W1G91QYC4K0F)
ユキまるのなんでも置き場
DOODLEオリTFのヘレンさん、バッカスさん、ヘラクレスさん、ヘパイトスさんのイメージ落書き(・∀・)♥どれも動物に変身するので乗り物に変身出来るのを考えたいなぁズイ(ง ˘ω˘ )วズイ 4
hoshinami629
CAN’T MAKEギリシャ神話の知識がない私がこれを書くのはー?など思って途中で止まってしまったもの。何か読み返したら割と綺麗だった。時の神ひとり「ねえカイロス。貴方は永遠を知っているか」
微睡むような昼下がりだった。神々の集う園生に数多くある噴き上げ、その内の一つの縁に腰掛けて、二人は退屈を潰していた。
「永遠を司る貴方が、私にそれを訊くのか」
カイロスは半ば意外そうに、半ば呆れた様にそう返した。噴き上げは間断なく飛沫を上げ、常春の庭に割れては散ってゆく。背後にその水のざわめきを聞きながら語らう神の声は、どこか気怠げだった。
「時の神二人が語るのに、これ以上うってつけの話題はあるまい。違うかな」
アイオーンはそう言って「機会」の神に微笑んだ。カイロスは肩を竦めてそれに応える。神々の多くが好む退屈凌ぎの一つに議論があるが、アイオーンの横に腰掛ける前髪の美しい寡黙な神は、暇があれば専ら人間界を眺めるばかりで、議論を疎んじる向きがあった。今もこうして瞼を半ば閉じて、心の片側を人間の眼前に差し出している。
5551微睡むような昼下がりだった。神々の集う園生に数多くある噴き上げ、その内の一つの縁に腰掛けて、二人は退屈を潰していた。
「永遠を司る貴方が、私にそれを訊くのか」
カイロスは半ば意外そうに、半ば呆れた様にそう返した。噴き上げは間断なく飛沫を上げ、常春の庭に割れては散ってゆく。背後にその水のざわめきを聞きながら語らう神の声は、どこか気怠げだった。
「時の神二人が語るのに、これ以上うってつけの話題はあるまい。違うかな」
アイオーンはそう言って「機会」の神に微笑んだ。カイロスは肩を竦めてそれに応える。神々の多くが好む退屈凌ぎの一つに議論があるが、アイオーンの横に腰掛ける前髪の美しい寡黙な神は、暇があれば専ら人間界を眺めるばかりで、議論を疎んじる向きがあった。今もこうして瞼を半ば閉じて、心の片側を人間の眼前に差し出している。