あんころモチ
DONE寒色Webオンリー『追憶のResonance』ワンドロワンライの第1回目お題より、「雪」をお借りして描きました!シチュエーションは"雪の降る日、仕事終わりに秘密の待ち合わせ"です。💜💙六花*
DONE[トキマサ/全年齢]※Rではありませんが、匂わせ描写はあります。雪月花4周年と聞いて秒で読み終わるトキマサ。
『いつか、再びの逢瀬を』最初は、ただ雪が珍しく身体が冷えるのも構わず空から純白の景色に見惚れ、その冷たさと儚さに驚いた。
いまは、そのあたたかい手に触れたくて雪を受け止める。
「ああ、またこんなに冷えて」
そう言いながら嫌な顔もせず、手をあたためてくれる貴方への気持ちは日々、嵩を増していくのに対し、雪が降る日は減っていく。
近づく雪解けを感じて、そのあたたかい手を握り返して、指を絡めた。
「あ、」
冬に咲く、凛とした花の様な貴方は戸惑ったように小さく声を上げて私を見る。
言葉の代わりに真っ直ぐにその菫色の瞳を捉えて、射ぬく。
やや間があって、小さく頷くと菫色の瞳が濡れて頬を濡らした。
止んでしまった雪を見ないように互いだけを見詰めて、唇に触れて熱を分け合う。
465いまは、そのあたたかい手に触れたくて雪を受け止める。
「ああ、またこんなに冷えて」
そう言いながら嫌な顔もせず、手をあたためてくれる貴方への気持ちは日々、嵩を増していくのに対し、雪が降る日は減っていく。
近づく雪解けを感じて、そのあたたかい手を握り返して、指を絡めた。
「あ、」
冬に咲く、凛とした花の様な貴方は戸惑ったように小さく声を上げて私を見る。
言葉の代わりに真っ直ぐにその菫色の瞳を捉えて、射ぬく。
やや間があって、小さく頷くと菫色の瞳が濡れて頬を濡らした。
止んでしまった雪を見ないように互いだけを見詰めて、唇に触れて熱を分け合う。
六花*
DOODLE[トキマサ/全年齢]※キス有◯ッキー&プ◯ッツの日のトキマサ(遅刻)
『お菓子よりも…』「珍しい。お菓子ですか?」
夕飯後にコーヒーと緑茶を淹れるのが習慣になっているトキヤと真斗だが、今日は少し様子が違った。
チョコレートコーティングされた棒状のお菓子も一緒に出されており、トキヤは物珍しげに問う。
「む?一十木が今日はこの菓子を一ノ瀬に出すと喜ぶと言っていたのだが…ん?」
トキヤに“失礼”と断りをいれて、テーブルの端で震えるスマートフォンを手に取る。
どうやら着信ではなく、メッセージが届いたようで慣れない手付きで操作をしていた。
その隙にトキヤはカレンダーにちらりと視線をやり、今日が11月11日であることを確認すると小さく息を吐く。
(はぁ。音也ときたら聖川さんに変なことを教えて……後できつく言っておかないと)
912夕飯後にコーヒーと緑茶を淹れるのが習慣になっているトキヤと真斗だが、今日は少し様子が違った。
チョコレートコーティングされた棒状のお菓子も一緒に出されており、トキヤは物珍しげに問う。
「む?一十木が今日はこの菓子を一ノ瀬に出すと喜ぶと言っていたのだが…ん?」
トキヤに“失礼”と断りをいれて、テーブルの端で震えるスマートフォンを手に取る。
どうやら着信ではなく、メッセージが届いたようで慣れない手付きで操作をしていた。
その隙にトキヤはカレンダーにちらりと視線をやり、今日が11月11日であることを確認すると小さく息を吐く。
(はぁ。音也ときたら聖川さんに変なことを教えて……後できつく言っておかないと)