parvus_yuu
TRAINING現パロのウォロシマでSS練習。(1200文字以内で1話を目標)
いつもどおり、糖度高いです。
お迎え「今日は遅いですね…」
壁掛け時計を見ながら、ウォロは呟いた。
時刻は夜の十時になろうという所。
事務職のシマボシは、営業職のウォロよりも早く帰宅している事が多い。しかし、今日は家にその姿は無く帰る連絡もまだ無かった。
「大丈夫、だとは思いますけど」
幼少期から武術を習っていたシマボシは並の男よりも遥かに強い。だから誘拐等の犯罪に巻き込まれている可能性は低いと考えていたものの、こうも連絡が無いと不安になる。
「一度、連絡──…」
スマートフォンに手を伸ばしたその時、待望の受信通知が画面に表示された。
反射的にロックを解除すれば、シマボシからいつもと変わらない『今から帰る』という文章。
『お疲れ様です。駅まで迎えに行きますね』と返信すると、間髪入れずに『頼む』と返ってきた。
1181壁掛け時計を見ながら、ウォロは呟いた。
時刻は夜の十時になろうという所。
事務職のシマボシは、営業職のウォロよりも早く帰宅している事が多い。しかし、今日は家にその姿は無く帰る連絡もまだ無かった。
「大丈夫、だとは思いますけど」
幼少期から武術を習っていたシマボシは並の男よりも遥かに強い。だから誘拐等の犯罪に巻き込まれている可能性は低いと考えていたものの、こうも連絡が無いと不安になる。
「一度、連絡──…」
スマートフォンに手を伸ばしたその時、待望の受信通知が画面に表示された。
反射的にロックを解除すれば、シマボシからいつもと変わらない『今から帰る』という文章。
『お疲れ様です。駅まで迎えに行きますね』と返信すると、間髪入れずに『頼む』と返ってきた。
Yukkirai_pk
DONE玲たる金糸の指通りシマボシさんがウォロさんの髪の手入れをする話。恋愛要素薄いけどウォロシマです。
多分本編前だと思う。
玲たる金糸の指通り シマボシが料金を手渡して商品を受け取ると、青年は帽子を取って礼を言った。
「はい、確かに代金、受けとりました。いつもありがとうございます」
「こちらこそ」
シマボシが、イチョウ商会のこの商人と出会ってから数ヶ月ほどが経っていた。髪の長い青年は、代金を鞄にしまった後、何か考え込むように下を向くと、シマボシの方を向いた。
「いつもお世話になります。アナタが買ってくれるおかげでクビを免れてるところあるんですよ」
「それはキミが仕事をさぼりがちだからだろう?」
「なんでそれを」
「ギンナンさんが愚痴を言っているのを聞いた」
それを聞いてウォロは笑った。
「……まあ、それは置いておいて、そのことについて個人的にも何かお礼したいなーって思って。どうですか?」
3335「はい、確かに代金、受けとりました。いつもありがとうございます」
「こちらこそ」
シマボシが、イチョウ商会のこの商人と出会ってから数ヶ月ほどが経っていた。髪の長い青年は、代金を鞄にしまった後、何か考え込むように下を向くと、シマボシの方を向いた。
「いつもお世話になります。アナタが買ってくれるおかげでクビを免れてるところあるんですよ」
「それはキミが仕事をさぼりがちだからだろう?」
「なんでそれを」
「ギンナンさんが愚痴を言っているのを聞いた」
それを聞いてウォロは笑った。
「……まあ、それは置いておいて、そのことについて個人的にも何かお礼したいなーって思って。どうですか?」