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    parvus_yuu

    @parvus_yuu

    ウォロシマに沼ったオタク。
    ここでは、ウォロシマ現パロの短編練習をしたものをアップしています。

    基本的にイチャラブしてるバカップルな話しかないです。
    思いつくままに書いているため、時系列はめちゃくちゃです。
    一つ一つ、独立した話としてお考え下さい。

    無断転載は固くお断り致します。
    ネタ被りはぜひとも拝見したいです(自分の話、定番ネタが多いから被ると思うので…ネタ被っても書き手さんで個性出るし、ウォロシマたくさん見たい…)

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    parvus_yuu

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    現パロのウォロシマでSS練習。
    (1200文字以内で1話を目標)

    いつもどおり、糖度高いです。

    #ウォロシマ
    wolosima
    #現パロ
    parodyingTheReality

    お迎え「今日は遅いですね…」
    壁掛け時計を見ながら、ウォロは呟いた。
    時刻は夜の十時になろうという所。
    事務職のシマボシは、営業職のウォロよりも早く帰宅している事が多い。しかし、今日は家にその姿は無く帰る連絡もまだ無かった。
    「大丈夫、だとは思いますけど」
    幼少期から武術を習っていたシマボシは並の男よりも遥かに強い。だから誘拐等の犯罪に巻き込まれている可能性は低いと考えていたものの、こうも連絡が無いと不安になる。
    「一度、連絡──…」
    スマートフォンに手を伸ばしたその時、待望の受信通知が画面に表示された。
    反射的にロックを解除すれば、シマボシからいつもと変わらない『今から帰る』という文章。
    『お疲れ様です。駅まで迎えに行きますね』と返信すると、間髪入れずに『頼む』と返ってきた。
    「ほほう?」
    意味ありげに笑みを浮かべながら素早く支度を整えると、彼は早足で駅へ向かった。

    ウォロが駅へ到着して五分ほどすると電車が到着し、不機嫌さを隠さない表情のシマボシが改札に現れた。
    ──ああ、やっぱり…。
    予想が的中したウォロは、彼女に向かって手を振る。
    「おかえりなさい」
    「…うむ」
    暗く沈んだ声でそれだけ言うと、シマボシは黙ってしまった。
    「予想通り電池切れ、ですね」
    そう言うと、ウォロは手に持っていたコンビニスイーツのビニル袋を破り、中に入っていた物を彼女の口に放り込む。
    「⁉」
    彼女は一瞬驚いた表情をしたものの、もぐもぐと口を動かしているうちに、淀んでいた瞳に光が灯る。
    「もう一つ、いります?」
    シマボシは、眼の前に差し出されたピンク色のマカロンにぱくりとかぶりついた。
    「スゴい顔してると思ったら、やっぱりお腹空いてたんですね」
    「午前中から仕事のトラブルが発生して…ずっと対応していたから、ろくに昼食も取れなかったんだ」
    「解決したんですか?」
    「もちろん完遂した」
    「家に着いたら、一日ずっと頑張ったシマボシさんをめいっぱい甘やかしてあげますよ」
    ウォロは彼女の左手を取ると、その薬指にちゅっと口付ける。
    「…キミがしたいだけだろう?」
    「珍しくジブンのお迎えを断らなかったから、シマボシさんも乗り気だと思ったのですが」
    「…」
    普段のシマボシは、彼に遠慮して迎えを断るのだが今日は違った。口にはけして出さないが、こういう時は甘えたいと思っている事をウォロは長年の経験則で知っている。
    図星をつかれて俯く彼女の耳は、真っ赤に染まっていた。
    「まずはお腹を満たしましょうね。何が食べたいです?」
    「オムライス、ハンバーグ、海老ドリア、肉うどん…」
    シマボシの口から料理名が途切れる事なく綴られ、ウォロは実際に食べた訳では無いのに胸焼けを感じる。
    「…この時間から…?」
    「…ダメだろうか?」
    「…そんなに食べたら胃に悪いから、もっと減らしましょうね」
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    tknk_bl

    DONE猗窩煉/現パロ
    実家から出て2人で同棲してます。
    ライトな「価値基準が違うようだ!」が書きたくて書いたお話です。
    喧嘩したり家飛び出したりしてるけど内容は甘々。
    「君とは価値基準が違うようだ!!実家に帰らせてもらう!」

    近所中に響き渡る声と共に、騒々しく杏寿郎は出ていった。
    またか、と勢い良く閉められた玄関のドアをぼうっと見つめること10分。リビングの方から間の抜けた通知音が響く。重たい足取りで通知を確認すると、それはまさしくさっき出ていった杏寿郎からのメッセージだった。

    『今日は実家に泊まる』

    …律儀と言うか何と言うか。喧嘩して出ていったにも関わらず、ちゃんとこういう事は連絡をしてくるのだ、杏寿郎は。

    先程までどうしても譲れないことがあって口論していたのに、もう既にそのメッセージだけで許してしまいそうになる。

    駄目だ、と頭を振って我に返る。この流れもいつものことだった。実際、今までは俺の方から折れている。

    杏寿郎と一緒に住むようになったのは一昨年の12月。あれから1年と少し経っているが、住み始めた頃も今も、些細なことで言い合いになって杏寿郎が家を飛び出すという事がたまにある。

    その度に「価値基準が違う!」とか何とか言って出ていくものだから、正直なところ、デジャブの様なものを感じてかなり傷ついていた。

    だが毎回、言い争いの原因は 3534

    zen_mitsuno

    DONE※オタクな宿伏が出てくるので注意※
    神文字書きサークル主宿儺さん×隠れ腐男子恵。
    以前ワンライで書いたお題「報酬」の続きですが、あらすじ的なものを盛り込んだので読まなくても大丈夫です。
    フォロワーさんのお誕生日祝いです!おめでとうございます!!
    とあるROM専の初体験と神の新刊 ツイッターランドの住民はやらかしたオタクの体験談とか好きだよな?慰めると思って少しだけ話を聞いてほしい。
     俺こと伏黒恵は、ひっそりと小説を楽しみたまにイベントに赴く隠れ腐男子だ。ある日、大学の友人である釘崎と虎杖に頼まれて、都内で行われる大型イベントで自カプの受けのコスプレをすることになってしまう。事前に学食のデザートを奢られて断りきれなかった自分を悔やんだが、イベント当日はやってくる。虎杖の意外な特技で化け、何とか併せというミッションを終えられたところまでは良かっただろう。その後従兄弟に昼食を届けるという虎杖に連れられ辿り着いた別ホール、大好きな小説サークルのスペース前で人にぶつかってしまった。自カプの攻めコスをしたその人は、なんとサークル主の両面先生…!動転しながらも挨拶、手紙を渡す、御本を受け取る、という一般参加者のテンプレをこなした俺はよくやった。初めて直接先生から手渡しされた御本を胸に舞い上がっている俺の耳元で、先生はこうおっしゃった――新刊の感想はアフターで聞く、と。
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