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    parvus_yuu

    @parvus_yuu

    ウォロシマに沼ったオタク。
    ここでは、ウォロシマ現パロの短編練習をしたものをアップしています。

    基本的にイチャラブしてるバカップルな話しかないです。
    思いつくままに書いているため、時系列はめちゃくちゃです。
    一つ一つ、独立した話としてお考え下さい。

    無断転載は固くお断り致します。
    ネタ被りはぜひとも拝見したいです(自分の話、定番ネタが多いから被ると思うので…ネタ被っても書き手さんで個性出るし、ウォロシマたくさん見たい…)

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    parvus_yuu

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    前に140文字で呟いたウォロシマの、アイスのフレーバーを選べないボシさんネタに少し肉付けした話。

    #ウォロシマ
    wolosima
    #現パロ
    parodyingTheReality

    今回は特別行き慣れた近所のスーパー。
    アイスクリームが陳列してある棚の前で、シマボシは眉間にシワを寄せて立っていた。
    「シマボシさん?」
    野菜や肉などの食料品を詰め込んだカゴ二つをカートに載せたウォロが声をかけると、彼女はしょんぼりした顔を向ける。
    「どうしました?」
    「……新発売のアイス。チョコとイチゴ…両方とも、すごく美味しそうで…」
    「次回、買えばいいんじゃないですか?」
    冷凍庫の中には、前に買った別のアイスが残っていたはずだ。
    ウォロとシマボシは一緒に生活するにあたり『以前に購入したものを消費するまでは、同じものを買わない』ルールを設けている。
    食べ物に執着のあるシマボシではあるが、普段ならキチンとルールに則って諦める…はずなのだが今回はどうも様子が違う。
    「これ…両方とも期間限定で、すごく人気があって…どんどん売り切れているんだ。今、ここに二つともあるのは奇跡としか言いようがなくて…」
    シマボシが指差したアイスの、大人っぽいデザインのパッケージには確かに『期間限定』の文字が印刷されていた。
    ウォロは、このメーカーの期間限定商品は一度売り切れてしまうと再販されない事も多い…と彼女から聞いた事を思い出す。
    「ふむ」
    カチャ…
    ウォロは棚の扉を開けて、お目当てのアイスを一つずつ取り出した。
    「ウォロ…?」
    「シマボシさん、最近お仕事すごく頑張ってますし。今回は、特別ですからね?」
    「…感謝する!」
    ウォロは我ながら甘いなぁと思うものの、ぱぁっと笑顔になる彼女を見るとついつい甘やかしてしまう。
    「お家に帰ったら、半分こしましょうね」
    「うむ!」
    「じゃ、早くお会計を済ませちゃいましょう」
    ギュッ
    ウォロはカートを持っていない方の手で、シマボシの手を素早く握る。
    「……っ」
    いつもは人前で手を繋ぐのを恥ずかしがって拒否するシマボシも、ワガママを聞いてもらった手前断れず、そっと彼の手を握り返した。
    「家に着くまで、繋いでくれます?」
    調子に乗ったウォロがニヤニヤしながら尋ねると、シマボシは顔を背けてボソッと呟く。
    「……こ、今回は特別……だからな…っ」
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