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    parvus_yuu

    @parvus_yuu

    ウォロシマに沼ったオタク。
    ここでは、ウォロシマ現パロの短編練習をしたものをアップしています。

    基本的にイチャラブしてるバカップルな話しかないです。
    思いつくままに書いているため、時系列はめちゃくちゃです。
    一つ一つ、独立した話としてお考え下さい。

    無断転載は固くお断り致します。
    ネタ被りはぜひとも拝見したいです(自分の話、定番ネタが多いから被ると思うので…ネタ被っても書き手さんで個性出るし、ウォロシマたくさん見たい…)

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    parvus_yuu

    ☆quiet follow

    1200文字以内のSS練習、2つ目。
    ボシさんは、さっぱりした香りが好きそうなイメージなんすよね…。

    #ウォロシマ
    wolosima
    #現パロ
    parodyingTheReality

    泡風呂「泡風呂って、興味あります?」
    「は?」
    うつ伏せで本を読むシマボシの尻に頭を乗せて横になっているウォロが、可愛くラッピングされたボール状の物を見せる。
    「今度うちで取り扱うんですけど、試供品のバスボムが配られたんですよ。感想を提出する必要があって、ご協力頂きたいなと」
    黄色いソフトボール大のバスボムからは、シマボシの好むシトラス系の香りがした。
    「許可する」
    「じゃあ、今晩やってみましょうか」


    夕食後、取り扱いの用紙を見ながら二人で泡風呂の準備を始める。
    「まずは、細かく砕いて…」
    「ふむ」
    グシャッ‼
    シマボシが右手に力をこめると、バスボムは粉々に砕けて湯船に落ちていった。
    「…袋に入れて、棒とかで叩いて砕くモノ…なんですけどね…」
    彼女を絶対に怒らせるような事はしない、とウォロは心の中で改めて強く誓う。
    「次は?」
    「えーと…勢いよくお湯を出す」
    じゃばばば…
    蛇口をひねってお湯を出すと、白い泡が立ち始める。レモンやオレンジの香りが漂い始め、いつもと違う空気に少し楽しくなる。
    「シャワーを使うと、泡立ちやすいみたいですね」
    半分程度お湯がたまった所でシャワーに切り替えると、更に白い泡がぶくぶくと立ち上がった。
    「最後は手動か」
    バシャバシャ…
    上の方までお湯がたまったので、二人は両腕で湯をかき回しながら泡を立てる。
    「なかなか疲れますね」
    「ああ…こうやって泡立てると、早そうだ」
    「ほほう?」
    試行錯誤しながら泡立て続けると、五分程でモコモコとした泡が湯船いっぱいに盛り上がった。
    なんの変哲もない浴室が、今は少しだけ非日常を演出していて二人の気分が高揚する。
    「映画みたいだな」
    「頑張ったかいがありますね」
    「ウォロ、これ、その…」
    シマボシが様子を伺うように、チラチラとウォロを見上げる。
    ウォロが予想するよりも、彼女は泡風呂に興味があったらしい。
    「もちろん、シマボシさんも入っていいんですよ」
    「…!感謝する」
    シマボシは部屋から着替え一式を持って脱衣所に戻ると、すでにウォロが鼻歌を歌いながら服を脱いでいた。
    「…なんでキミも服を脱いでいる?」
    「ジブンも泡風呂に興味ありますもん。感想の提出もありますし」
    「じゃあ、私は後で…」
    彼は踵をかえすシマボシを、後ろからギュッと抱きしめる。
    「時間が経ったら、泡が減っちゃいますよ」
    そう言いながら、彼女が着ているシャツのボタンを外し始めた。
    「だからって、一緒に入らなくても…!」
    「だって、シマボシさんも泡風呂が気になるみたいですし?一緒に入れば、二人ともモコモコの泡風呂が楽しめていいじゃないですか」
    ウォロは慣れた手付きでシマボシの服を全て取り去ると、浴室のドアを開けて彼女を抱きかかえる。
    「ちょ…っ‼」
    「楽しみですねぇ」
    ウォロは抵抗するシマボシを気にすることなくそのまま浴室に入り、扉を閉めた。
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    ゆき📚

    DONE【sngk】【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅵ
    現パロエレリです。
    試される会社員、やっぱりテンパる会社員、若さと勢い!大学生!!
    そんな感じのお話です。いい加減いちゃいちゃ書きたいと思い最後のほうちょっとだけちゅっちゅしております。
    相変わらず諸々雑な感じですが
    大丈夫、どんなものでもどんとこい!な方よかったら読んでやってください
    【ジェリーフィッシュが解ける頃】Ⅵ ゆるやかに街が暗くなれば反するように地上からそびえ建つ様々な人工物が人工的な明かりを灯していく。
     高層ビルの窓が不規則に四角く輝き、何かを宣伝するように緑と赤と青がびかびかと交代でリズムに合わせて光っているのが遠くに見える。
     リヴァイはそう言った人工的な明かりがあまり好きでは無かった。
     暗闇を照らす明るさは人間が発明した最高の科学のひとつだと思う。
     リヴァイはそんな事を考えながら空を見上げる。
     星が、見えねぇな
     心の中で呟きながら朝に見た天気予報を思い出す。今日は一日晴れ模様という事で確かに地下鉄まで歩く道すがらに見た空は小さな雲がいくつか浮かぶだけであとは青い色が広がっていた。
     そのまま夜になれば見る事ができるだろう星は
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