天生麻菜
DONEクリスマス小話⑤恋人同士のティナ蛍ちゃんがドラスパに閉じ込められて…なお話です。
エキストラとして、フォロワーさん達がスキーで雪崩を起こし、セノくんとアルベドと騎士団を抑えているので救助は来ませんw😌 2232
ai_araki
DOODLELumine:No, I am not saying that I don't like it. It is...a blur, and all I can say is that I don't know who was unsatisfiable that day and when I asked what happened, he would just ask if I want more
天生麻菜
PROGRESS8月インテのティナ蛍新刊のお話です。付き合うまでのお話2つとその2つのその後の計4つ収録予定です。
このお話以外は全てR18となります。
エンドロール 1冷たい熱を奪う
「僕は蛍が好きだよ」
昼下がりに落とされた言葉に蛍はぴたりと動きを止めた。彼の部屋で食事をしようと招かれて、テーブルの向かいに座り合いゆっくりお昼ご飯を食べて少し休憩していた矢先、彼はふと思い出したように口にした。
人とは違う黒く大きな耳。ワルカシュナという元は砂漠の民であった一族は森林に住むようになってから黒から緑の毛色に変わったとされている。彼の大きな耳と尻尾は黒を基調としているが時折緑色が混ざっていることから先祖の血が濃いのかもしれない。その大きな耳が時折ぴくぴくと動いている。頬杖をつきながら彼は何てことないというように穏やかな表情で蛍を見ている。
「……え」
彼の様子から、先ほどの言葉が間違いでも冗談でも何でもなく本気で告げられていることがわかって蛍は息を呑む。
5272「僕は蛍が好きだよ」
昼下がりに落とされた言葉に蛍はぴたりと動きを止めた。彼の部屋で食事をしようと招かれて、テーブルの向かいに座り合いゆっくりお昼ご飯を食べて少し休憩していた矢先、彼はふと思い出したように口にした。
人とは違う黒く大きな耳。ワルカシュナという元は砂漠の民であった一族は森林に住むようになってから黒から緑の毛色に変わったとされている。彼の大きな耳と尻尾は黒を基調としているが時折緑色が混ざっていることから先祖の血が濃いのかもしれない。その大きな耳が時折ぴくぴくと動いている。頬杖をつきながら彼は何てことないというように穏やかな表情で蛍を見ている。
「……え」
彼の様子から、先ほどの言葉が間違いでも冗談でも何でもなく本気で告げられていることがわかって蛍は息を呑む。
まもり
DOODLE現パロ一話目。逆ハー乙女ゲーが書きたい欲望。恋するテイワット・カフェ「はー、疲れたぁ」
大学からの下校中、私は盛大な溜息をついた。本日何度目かはもはや分からない。
地獄の受験を乗り越え、念願のテイワット大学に入れたはいいものの…高校と違って一回一回が信じられないほどに長い授業、そして当然ながら内容は難しく。
(休みの数、逆にしてほしいなぁ)
入学して間もないというのに、早くも現実逃避をしてしまっているのだ。
折れた心を更に折るかの如く険しい坂道を進みつつ、私は商店街から漂ってくる揚げ物の匂いにまたもや溜息をつく。非常に、お腹が空いている。
立ち止まってゴソゴソとポケットを探り財布を取り出す。中身は案の定、百円玉が二枚だけ。
(無駄遣いは禁物、だよね)
海外で働いている両親からの仕送りは双子の兄・空と折半だ。そんなに沢山の額が振り込まれているわけではない。もちろん十分に感謝はしている。だからこそ、大事に大事につかいたいのだ。
4666大学からの下校中、私は盛大な溜息をついた。本日何度目かはもはや分からない。
地獄の受験を乗り越え、念願のテイワット大学に入れたはいいものの…高校と違って一回一回が信じられないほどに長い授業、そして当然ながら内容は難しく。
(休みの数、逆にしてほしいなぁ)
入学して間もないというのに、早くも現実逃避をしてしまっているのだ。
折れた心を更に折るかの如く険しい坂道を進みつつ、私は商店街から漂ってくる揚げ物の匂いにまたもや溜息をつく。非常に、お腹が空いている。
立ち止まってゴソゴソとポケットを探り財布を取り出す。中身は案の定、百円玉が二枚だけ。
(無駄遣いは禁物、だよね)
海外で働いている両親からの仕送りは双子の兄・空と折半だ。そんなに沢山の額が振り込まれているわけではない。もちろん十分に感謝はしている。だからこそ、大事に大事につかいたいのだ。
まもり
DONEティナリ特有のカッコ良さを出したくて書きました。手紙を書いている姿、とても素敵でしたね。
拝啓 愛する旅人へ『拝啓 スメールシティへと旅立った君
やあ、こんにちは。素敵な手紙をありがとう。元気そうで何よりです。僕たちも変わらず過ごしているよ。
それにしてもこんなに早く連絡してくるとはね。ついつい笑ってしまった、ごめん。
だって村を出て一週間も経ってないよ?"女の子はお喋りが大好きなんです"、輪になって話に花を咲かせていた女性レンジャーたちを注意した時、そんなことを言われたんだけど……手紙にも当てはまるのかい?
僕はそういった性質を有してはいなくてね、君について行けるか心配になってきたよ。
冗談さ。
手紙、また送ってきて。待ってるから。
ティナリより』
文面に現れている彼らしさに私は小さく笑った。
10754やあ、こんにちは。素敵な手紙をありがとう。元気そうで何よりです。僕たちも変わらず過ごしているよ。
それにしてもこんなに早く連絡してくるとはね。ついつい笑ってしまった、ごめん。
だって村を出て一週間も経ってないよ?"女の子はお喋りが大好きなんです"、輪になって話に花を咲かせていた女性レンジャーたちを注意した時、そんなことを言われたんだけど……手紙にも当てはまるのかい?
僕はそういった性質を有してはいなくてね、君について行けるか心配になってきたよ。
冗談さ。
手紙、また送ってきて。待ってるから。
ティナリより』
文面に現れている彼らしさに私は小さく笑った。