もちゃこ
DONE2024/7/20-21開催【アナザーエンゲージ〜邪竜の宴〜】展示作品邪フォガート×本編パンドロ
『心音はひとつだけ』(6P)
・5章戦闘中に邪フォに拉致られちゃったパンドロのイメージです
・怪我・流血描写あり
※念のためNSFW ワンクッション挟んでおります 6
Takumi
MAIKING邪竜の章、聖職者になれず家を出た邪パンドロが邪フォガートの臣下になる話。途中まで。最終的にはフォガパン。片思いしていた少年とパンドロが再会するお話。
⚠️邪竜の章、独自設定です。
※ソルム王族と臣下は本編と性格や嗜好立場が反転している認識。
⚠️少年との軽い性行為あり(前戯のみ)
前の話→https://poipiku.com/232584/9835188.html 8550
Takumi
MAIKINGフォガパン🍞の誕生日に二人きりの時間が過ごせないのが確定してしまった2人の話
※超短文。書きかけ打ち切りエンド。
※続きがありますが、生誕祭に間に合わないので途中までですが載せます。
戦場のハッピーバースデー パンドロは主君であるフォガートと恋愛関係になってから、誕生日は毎年甘い一夜を過ごしていた。
そして今年もその特別な日が近づいてきたのだが……神竜リュールの元に集った各国の王弟やその臣下たちと共に邪竜復活阻止の為戦う日々を送っている現状では、フォガートと二人きりで過ごす事は難しいだろう。
「せめて誕生日当日ソラネルに戻れたらなぁ」
気の休まる一時を思い浮かべたパンドロはフォガートのぼやきに苦笑いをするしかなかった。
神竜一行が拠点としている離宮ソラネルには各個人の部屋がある。滞在出来ればフォガートと一緒の部屋で誕生日を祝い、夜はお互いを求め合って過ごす事だってできるだろう。
ただ、今は邪竜復活阻止の旅をしている真っ最中だしそんな時間がある筈が無い事は重々理解しているけれど……。
1891そして今年もその特別な日が近づいてきたのだが……神竜リュールの元に集った各国の王弟やその臣下たちと共に邪竜復活阻止の為戦う日々を送っている現状では、フォガートと二人きりで過ごす事は難しいだろう。
「せめて誕生日当日ソラネルに戻れたらなぁ」
気の休まる一時を思い浮かべたパンドロはフォガートのぼやきに苦笑いをするしかなかった。
神竜一行が拠点としている離宮ソラネルには各個人の部屋がある。滞在出来ればフォガートと一緒の部屋で誕生日を祝い、夜はお互いを求め合って過ごす事だってできるだろう。
ただ、今は邪竜復活阻止の旅をしている真っ最中だしそんな時間がある筈が無い事は重々理解しているけれど……。
Takumi
DONE現パロ フォガパン。社畜なパンドロは生まれて初めて恋人(フォガート)とのクリスマスイブを過ごす事になったのだが……。
⚠️エロなし
⚠️モブ女子とパンドロの会話あり(エロではありません)
奇跡が間に合った日 クリスマスイブ前日。
パンドロは不満を口にしながら帰宅し、恋人のフォガートからスマホに届いたメッセージを読み返す。ため息を吐いてソファーにスマホを放り投げるとチューハイの缶を手にした。
『飛行機が大雪で飛ばず必死に代替便の手配をしているけれど、いつ帰れるかはまだ分からないんだ……』
フォガートからの切実なメッセージにパンドロの胸がキュッと締め付けられる。
1週間前の朝、出張で隣国イルシオンへ向かったフォガート。クリスマスイブ前日に帰国する予定だったが、突然の大雪によって帰りの飛行機が欠航になってしまったのだ。
「大雪で飛行機が飛ばないとかマジかよ、ありえねー」
その言葉も一体何度口にしたことか。酒が入っているのもあり、どんどん不幸全開モードになってゆくパンドロ。恋人フォガートがいない今、パンドロは酒の力を借りて愚痴大会を開催することにした。
6269パンドロは不満を口にしながら帰宅し、恋人のフォガートからスマホに届いたメッセージを読み返す。ため息を吐いてソファーにスマホを放り投げるとチューハイの缶を手にした。
『飛行機が大雪で飛ばず必死に代替便の手配をしているけれど、いつ帰れるかはまだ分からないんだ……』
フォガートからの切実なメッセージにパンドロの胸がキュッと締め付けられる。
1週間前の朝、出張で隣国イルシオンへ向かったフォガート。クリスマスイブ前日に帰国する予定だったが、突然の大雪によって帰りの飛行機が欠航になってしまったのだ。
「大雪で飛行機が飛ばないとかマジかよ、ありえねー」
その言葉も一体何度口にしたことか。酒が入っているのもあり、どんどん不幸全開モードになってゆくパンドロ。恋人フォガートがいない今、パンドロは酒の力を借りて愚痴大会を開催することにした。
いとう
DOODLE前回の続きですけんアデニウム 短く不格好な歪の幹を晒してそれは生きていた。わたしにはこれが丁度良いのでどうぞお気になさらず、そんな声が聞こえてきそうなほど華麗な花が少しだけ風に揺れた。情熱的なのにどこか初々しく、しっとりと水に濡れた花びらはあらゆるものの心を奪うには十分すぎるのだろう。手を伸ばしそれに触れると表面に生えた産毛にも似た淡い毛先が真っ先に出迎えた。それ以上触れていいのか拒否しているのか理解することもなく、花の根元を潰すほどに強く掴み、その完成されていた形を破壊した。視線を向けた指先に残るそれは問いかける。
わたしが好きなのでしょう。
その通りだよ、と心の中だけで愛を告げてから自分が存在すべき場所に戻るため、指で輪を作りくわえて笛で馬を呼んだ。従順で愛らしい馬は大きな体格で足を砂に取られることなく小刻みにステップを踏む。いい馬だった。人懐こいし音に怯むこともない。彼とは長い付き合いだったが、その右前脚には限界が近づいて来ていた。不治の病とも言われるそれは確かに彼を蝕んでいた。馬の年齢は人間の4倍の早さで進んでいくという。ひとりでは馬に乗ることもできなかった頃からずっと一緒だったが、最後にするのであれば俺の我儘に付き合わせたかった。
6579わたしが好きなのでしょう。
その通りだよ、と心の中だけで愛を告げてから自分が存在すべき場所に戻るため、指で輪を作りくわえて笛で馬を呼んだ。従順で愛らしい馬は大きな体格で足を砂に取られることなく小刻みにステップを踏む。いい馬だった。人懐こいし音に怯むこともない。彼とは長い付き合いだったが、その右前脚には限界が近づいて来ていた。不治の病とも言われるそれは確かに彼を蝕んでいた。馬の年齢は人間の4倍の早さで進んでいくという。ひとりでは馬に乗ることもできなかった頃からずっと一緒だったが、最後にするのであれば俺の我儘に付き合わせたかった。
Takumi
DONE邪竜の章での戦闘後のフォガートが、主君を信仰対象にしている邪パンドロに遭遇する話。⚠️フォガート一人称
⚠️フォガパン前提のフォガ←邪パン
⚠️邪竜パンドロの異形化及び大幅な性格改変
⚠️邪竜の章に関しての独自設定あり 11775
いとう
TRAINING病んでるフォとギリ正常パンのフォガパン。両方病んでるの書ければ最高なので頑張りたい弾き語りある日突然紹介された少女は女性的な色香よりも幼さによる庇護欲を呼び覚ませる方がずっと強かった。
彼女の名前をよく覚えていないというよりは、三つの文字の並びがいずれ自分を崩壊させていくのだろうということが感じられて、排除するようにしていた。だが、突然戦場に立っている時に脳をひやりとした感触に撫でられる時があった。一瞬訳が分からなくなって自分がどうすべきだったのか、それを手放してしまったことを後悔しながら空中に上がる華やかな赤が舞った。
戦の場にあって完全に目の前のことよりも遠く存在する一人の女性に脳幹を支配されている。
勢いよく頭の上を槍が貫こうとした。咄嗟に避けたが、返す返す獲物を横に払う力強い音。転がる様にして砂の上を動いた。天へと視界を向けると共に食いしばった歯をぎちぎちと鳴らさんばかりの男の顔。魔導書を手に少し言葉を発するだけで、獣の革を纏っていた男はよく燃えた。それはもう、尊い家柄で使用されるどの薪よりも脂肪を含んで綺麗に燃えた。
2987彼女の名前をよく覚えていないというよりは、三つの文字の並びがいずれ自分を崩壊させていくのだろうということが感じられて、排除するようにしていた。だが、突然戦場に立っている時に脳をひやりとした感触に撫でられる時があった。一瞬訳が分からなくなって自分がどうすべきだったのか、それを手放してしまったことを後悔しながら空中に上がる華やかな赤が舞った。
戦の場にあって完全に目の前のことよりも遠く存在する一人の女性に脳幹を支配されている。
勢いよく頭の上を槍が貫こうとした。咄嗟に避けたが、返す返す獲物を横に払う力強い音。転がる様にして砂の上を動いた。天へと視界を向けると共に食いしばった歯をぎちぎちと鳴らさんばかりの男の顔。魔導書を手に少し言葉を発するだけで、獣の革を纏っていた男はよく燃えた。それはもう、尊い家柄で使用されるどの薪よりも脂肪を含んで綺麗に燃えた。