_akihc
DONE物吉貞宗×女審神者物吉くんとの恋仲を進展させたい審神者ちゃんのお話。
審神者に特別な設定はありません。
あなたといっしょにはじめての私は決意を固めた。
今日こそは、今日こそは、
恋仲のあのひとと、2回目のキスをするのだ、と。
「物吉くんが、好きです」
そう私が告白したのは、春の、桜が咲き始めた頃だった。
一緒に畑仕事をした帰り。柔らかな亜麻色の髪をなびかせて、ひらりと舞う花びらや葉を見つめる彼を見た時、ずっと抱え続けていた想いが不意に溢れ出てしまった。
物吉くんは、大きな瞳を驚きでいっぱいに見開いたあと、太陽に負けないくらい眩しく笑って、「嬉しいです」と言ってくれたのだった。
それからしばらくは、私にとって羽が生えたようにフワフワした幸運の日々だった。毎朝一番に朝の挨拶をしにきてくれて、今まで以上に気遣ってくれる。彼の隣で食事をすると、いつも美味しいメニューがもっと美味しく感じられる。
2597今日こそは、今日こそは、
恋仲のあのひとと、2回目のキスをするのだ、と。
「物吉くんが、好きです」
そう私が告白したのは、春の、桜が咲き始めた頃だった。
一緒に畑仕事をした帰り。柔らかな亜麻色の髪をなびかせて、ひらりと舞う花びらや葉を見つめる彼を見た時、ずっと抱え続けていた想いが不意に溢れ出てしまった。
物吉くんは、大きな瞳を驚きでいっぱいに見開いたあと、太陽に負けないくらい眩しく笑って、「嬉しいです」と言ってくれたのだった。
それからしばらくは、私にとって羽が生えたようにフワフワした幸運の日々だった。毎朝一番に朝の挨拶をしにきてくれて、今まで以上に気遣ってくれる。彼の隣で食事をすると、いつも美味しいメニューがもっと美味しく感じられる。
ru_za18
DONE企画提出作品歴代最高位の審神者の孫である少女のお話。
最後、軽く松さに
捏造設定等あり
刀剣破壊表現、軽い流血表現など暗い表現、お話になるので注意
花弁は舞わない シャン、シャンと神楽鈴の音が鳴る。その中で膝を付き、頭を垂れた少女が一人。その少女に榊で作られた冠が乗せられる。それを合図だとでも言うように、そっと頭を上げた少女は、太陽のように笑った。
「それでは、期待していますよ」
「はい!祖父のように、素晴らしい審神者になれるよう努めます」
かつて、歴代の審神者の中でも最高位だと崇められた審神者の孫。それが笑ってみせた少女だ。
長らく存在を隠されていた少女を見つけた時の、時の政府の喜びようは凄まじいものであった。『あの審神者の孫なのだ』 『さぞかし素晴らしい才能を持っているのだろう』と時の政府のみでなく、他の審神者をも巻き込んだ噂が駆け巡った。そんな中で、笑みを崩さずに日々を過ごしていた少女は、なんとも自信に溢れていた。
8198「それでは、期待していますよ」
「はい!祖父のように、素晴らしい審神者になれるよう努めます」
かつて、歴代の審神者の中でも最高位だと崇められた審神者の孫。それが笑ってみせた少女だ。
長らく存在を隠されていた少女を見つけた時の、時の政府の喜びようは凄まじいものであった。『あの審神者の孫なのだ』 『さぞかし素晴らしい才能を持っているのだろう』と時の政府のみでなく、他の審神者をも巻き込んだ噂が駆け巡った。そんな中で、笑みを崩さずに日々を過ごしていた少女は、なんとも自信に溢れていた。
1010seshat
MEMO【審神者日記6月号】周回中あまりに虚無すぎて手慰みに始めた妄想つよつよ審神者日記。最初は本丸内で刀剣に公開してる日誌の体だったけど、途中で審神者の個人的な日記に変わってる。絵とか10行小説が入ってる部分のみピックアップ。 11
_akihc
DONE【SS】亀さに「赤面」赤面「ね、ねえ、亀甲……っ」
亀甲貞宗は、私の恋刀だ。というか、ついさっきそうなった。
私が彼を好きだと気づいたのはずいぶんと前だったけれど、口にすることができずにいた。人間と付喪神という存在の違いももちろんあるけれど、私はその、所謂Sの気はないものだから、彼の望む存在にはなれないだろうと思っていたから。
そんな私がつい気持ちを口にしてしまった理由はさておき。
私の告白を聞いた亀甲は驚きにその綺麗な目をめいっぱい見開き、あらんかぎりの力で私を抱きしめたかと思えばあっという間に目の前に跪いて、それからずっと、私にキスしている。
ただし、足の甲に。
「うう、亀甲……っ」
「なんだい?ご主人様。ぼくに言いたいことがあるなら、何でも言ってくれていいんだよ?」
1313亀甲貞宗は、私の恋刀だ。というか、ついさっきそうなった。
私が彼を好きだと気づいたのはずいぶんと前だったけれど、口にすることができずにいた。人間と付喪神という存在の違いももちろんあるけれど、私はその、所謂Sの気はないものだから、彼の望む存在にはなれないだろうと思っていたから。
そんな私がつい気持ちを口にしてしまった理由はさておき。
私の告白を聞いた亀甲は驚きにその綺麗な目をめいっぱい見開き、あらんかぎりの力で私を抱きしめたかと思えばあっという間に目の前に跪いて、それからずっと、私にキスしている。
ただし、足の甲に。
「うう、亀甲……っ」
「なんだい?ご主人様。ぼくに言いたいことがあるなら、何でも言ってくれていいんだよ?」
なちょこ
INFO【通販開始】5/3 SUPER COMIC CITY 30 超閃華の刻 2023
サークル名*Nuts assorted(なっつあそーと)
「うちと兼さんと 後編」
https://www.b2-online.jp/folio/19061100036/002/
審神者の陽奈と兼さんの馴れ初め話です。
前回の続きで恋の自覚をしてから二人が恋人になるまでのお話。 6
_akihc
DONEフォロワーさんのつぶやきから思いついた則さに小話です主と一日デート権『主と一日デート権』
そう、縦書きの墨で書かれた紙1枚が、一文字則宗の手に乗っていた。
昨晩この本丸の刀剣男士達で開いた宴に参加した際、プレゼント交換会なるものが催された。その結果、則宗の手元に渡ってきたのがこの紙であった。
ちなみに、主はこの宴会には参加していない。この紙を持ってきたのは、許可は得て来たと楽しげに話す鶴丸国永だ。
会が散じて皆がぼちぼちと部屋へ引き取るなか、「一文字の御前に渡るとは、お前さんもなかなか"持ってる"な」と鶴丸に言われた。
そう、則宗本人も特に隠していないが、彼は主であるこの本丸の女審神者を特別に想っているのだった。
デート。
則宗は縁側に腰掛け、さてどうしたものかと考える。何しろ彼が惚れている審神者という女は恋愛に対して鈍感…というか特殊な感性を持っている。
1901そう、縦書きの墨で書かれた紙1枚が、一文字則宗の手に乗っていた。
昨晩この本丸の刀剣男士達で開いた宴に参加した際、プレゼント交換会なるものが催された。その結果、則宗の手元に渡ってきたのがこの紙であった。
ちなみに、主はこの宴会には参加していない。この紙を持ってきたのは、許可は得て来たと楽しげに話す鶴丸国永だ。
会が散じて皆がぼちぼちと部屋へ引き取るなか、「一文字の御前に渡るとは、お前さんもなかなか"持ってる"な」と鶴丸に言われた。
そう、則宗本人も特に隠していないが、彼は主であるこの本丸の女審神者を特別に想っているのだった。
デート。
則宗は縁側に腰掛け、さてどうしたものかと考える。何しろ彼が惚れている審神者という女は恋愛に対して鈍感…というか特殊な感性を持っている。