往(ゆき)
MOURNING260話ネタです。途中まで描いたのですがもう完成させないと思うので供養します…。
鯉月と、なんとなく杉リパの気持ちで描きました。
この時の月島の葛藤を見ていたのはリパさんだけだなと思って考えたものです。
※途中で終わります
※ペン入れが中途半端です
※背景等放棄しています
見苦しいですがよろしければご覧ください。 4
Furu__Hata
Valentine🎏🌙 鯉月 KoiTsukiHappy Valentine
FA from this novel -> https://www.readawrite.com/a/fc37095769e601400e9f604d089fa14f
ちあり
MENU「こいびとは上官につき」のお品書きです。お品書き
①「かくして二人は愛を語る」
現パロの鯉月です。
大学生×社会人の、バレンタインの話です。
ぬるいですが、R-18です。
https://poipiku.com/3824584/6178248.html
②「ハートの行方」
学パロの鯉月です。
幼馴染の設定で、バレンタインの話です。
小話なので、短いです。
https://poipiku.com/3824584/6178654.html
*おまけ*
お正月に上げた現パロの鯉月です。
ぬるいですが、R-18です。
https://poipiku.com/3824584/5916547.html
284①「かくして二人は愛を語る」
現パロの鯉月です。
大学生×社会人の、バレンタインの話です。
ぬるいですが、R-18です。
https://poipiku.com/3824584/6178248.html
②「ハートの行方」
学パロの鯉月です。
幼馴染の設定で、バレンタインの話です。
小話なので、短いです。
https://poipiku.com/3824584/6178654.html
*おまけ*
お正月に上げた現パロの鯉月です。
ぬるいですが、R-18です。
https://poipiku.com/3824584/5916547.html
ちあり
DONE学パロ鯉月です。幼馴染の設定です。
バレンタインの小話で、短いです。
ハートの行方(どうしよう……)
月島の手の中には、きれいにラッピングされた小箱がある。
どう見ても手作りの、明らかに本命のそれは、大した重さはないはずなのに月島にはとても重く感じられた。
鯉登と帰る途中、忘れ物を取りに戻った放課後の教室。
同じクラスの女子が鯉登の机にチョコを入れているのを、月島は偶然見てしまった。
女子が足早に去っていった後、教室に入った月島は真っ直ぐに鯉登の机に向かった。
そして鯉登が誰かのモノになって欲しくないと、衝動的に机から小箱を抜き取ってしまったのだ。
ゴミ箱に捨てる訳にはいかず、かといってぺたんこの学生カバンには収まりそうにもない。
元に戻すのが一番いいと分かってはいるものの、月島の体は石になったように動かなかった。
1690月島の手の中には、きれいにラッピングされた小箱がある。
どう見ても手作りの、明らかに本命のそれは、大した重さはないはずなのに月島にはとても重く感じられた。
鯉登と帰る途中、忘れ物を取りに戻った放課後の教室。
同じクラスの女子が鯉登の机にチョコを入れているのを、月島は偶然見てしまった。
女子が足早に去っていった後、教室に入った月島は真っ直ぐに鯉登の机に向かった。
そして鯉登が誰かのモノになって欲しくないと、衝動的に机から小箱を抜き取ってしまったのだ。
ゴミ箱に捨てる訳にはいかず、かといってぺたんこの学生カバンには収まりそうにもない。
元に戻すのが一番いいと分かってはいるものの、月島の体は石になったように動かなかった。
ちあり
DONE現パロの鯉月のバレンタインの話です。二人は大学生×社会人で、同棲しています。
妻子を愛している鶴見さんが出てきます。
恋愛的な絡みのない(二人に好意的な)モブが出てきます。
ぬるいですが、一応R-18です。
18歳以上(高校生不可)ですか?(Y/N) 19348
723
DOODLE鯉月イメージポエム炭酸の 泡が弾けて ぱらら ぱらら
雲の波間に鯨が跳ねて 帽子が飛んだ
ちいさな トナカイが ワルツを踊る
林檎の炭酸を貴方と二人
王冠あけたら吹き出してぱらら
笑いながら流し込む
ほんのり酸っぱくて甘い林檎の炭酸
夢みたいだと言ったなら
あなた わらって 残酷な言葉はらり
「夢だぞ?」
その顔が素敵な笑顔だったので
恐ろしくなった俺は 悲鳴を上げて
飛び起きる
自分で自分を 抱えれば
炭酸 はじける みたいに 震えて
鼻の奥が ツンと痛くて
まるでこの体 冷たい炭酸の瓶
子供みたいに 震えていたら
あなた 後ろから抱きしめて
「怖い夢でもみたのか?」
恐れたあなたと 同じ声で言う
俺は いなくならないで と縋るばかりで
無様な姿は まるで 腐った花
519雲の波間に鯨が跳ねて 帽子が飛んだ
ちいさな トナカイが ワルツを踊る
林檎の炭酸を貴方と二人
王冠あけたら吹き出してぱらら
笑いながら流し込む
ほんのり酸っぱくて甘い林檎の炭酸
夢みたいだと言ったなら
あなた わらって 残酷な言葉はらり
「夢だぞ?」
その顔が素敵な笑顔だったので
恐ろしくなった俺は 悲鳴を上げて
飛び起きる
自分で自分を 抱えれば
炭酸 はじける みたいに 震えて
鼻の奥が ツンと痛くて
まるでこの体 冷たい炭酸の瓶
子供みたいに 震えていたら
あなた 後ろから抱きしめて
「怖い夢でもみたのか?」
恐れたあなたと 同じ声で言う
俺は いなくならないで と縋るばかりで
無様な姿は まるで 腐った花
723
DOODLEくそ下品な現パロ鯉月ちゃんの節分。「おいの恵方巻、食べてくいやい♡」
季節の行事にかこつけてそんな下らない話を持ちかけた私に、ソファで本を読んでいた月島は眼鏡をくい、と持ち上げながらじっとりとこちらの股間と私の顔を交互に凝視して本を閉じた。
「食べていいんですか?どんなに泣き叫んでも無言で咀嚼しますが……病院予約します?」
モコモコのパジャマの股間部分を撫でてくる手の無遠慮さと言葉の恐ろしさにヒェ!と喉から悲鳴が出た。冗談であろうが、月島は本当にやりそうでもあり恐ろしい。下らない事を言うので怒ったのだろうか?と思ったが、見下ろした目は真剣そのものだ。
「う、うう…ちご…その…ふぇ……あわよくばフェラしてらもらえたらいいなぁ、というだな…」
645季節の行事にかこつけてそんな下らない話を持ちかけた私に、ソファで本を読んでいた月島は眼鏡をくい、と持ち上げながらじっとりとこちらの股間と私の顔を交互に凝視して本を閉じた。
「食べていいんですか?どんなに泣き叫んでも無言で咀嚼しますが……病院予約します?」
モコモコのパジャマの股間部分を撫でてくる手の無遠慮さと言葉の恐ろしさにヒェ!と喉から悲鳴が出た。冗談であろうが、月島は本当にやりそうでもあり恐ろしい。下らない事を言うので怒ったのだろうか?と思ったが、見下ろした目は真剣そのものだ。
「う、うう…ちご…その…ふぇ……あわよくばフェラしてらもらえたらいいなぁ、というだな…」
rrrrrzzyTBOky
DOODLEこの後爆速で🌙は逃げるwwwメモ的な落書きなのでかなり汚い…すいません🙇♂️
最初は行儀悪いからってやらないけど、段々慣れて、ついには条件反射であーんするの可愛いよなーって落書きです( ˇωˇ ) 5
723
DOODLEフォロワ〜が「男らしくて屈強な兵士な軍曹が受けるのがいいんじゃ〜ガルルルルル!!!」って暴れてたから落ち着けるために書いて投げつけた鯉月。【アレ】は奴の鎧だ。
最近特にそう思うようになってきた。
「いけません。こんな所誰かに見られでもしたらどうします。規律が乱れます」
ツン、とした無表情でこちらを見向きもせず、お決まりの台詞をよこす部下に苦笑した。あの顔が昨晩私の下で溶けて、泣いて善がりながら何度も果てているのを知っているし、走らせる筆を止めない手で私の魔羅を物欲しそうに触れた事も私の髪に差し入れてめちゃくちゃにした事も体を清めるためのタライを…と部屋を出ようとした私の寝巻きの裾を掴んで行かないで下さいと不安げにしていた事も。全部全部知っている。
だのにお前というやつは、その軍服を身に纏っている時ばかりは私の手すらも拒む規律の鬼。あれもこれもなにもかも、知っている相手に取り繕ってなんの意味があるのかとも思うが、常に褥のままの月島であったならもうそれは月島ではないのだ。
987最近特にそう思うようになってきた。
「いけません。こんな所誰かに見られでもしたらどうします。規律が乱れます」
ツン、とした無表情でこちらを見向きもせず、お決まりの台詞をよこす部下に苦笑した。あの顔が昨晩私の下で溶けて、泣いて善がりながら何度も果てているのを知っているし、走らせる筆を止めない手で私の魔羅を物欲しそうに触れた事も私の髪に差し入れてめちゃくちゃにした事も体を清めるためのタライを…と部屋を出ようとした私の寝巻きの裾を掴んで行かないで下さいと不安げにしていた事も。全部全部知っている。
だのにお前というやつは、その軍服を身に纏っている時ばかりは私の手すらも拒む規律の鬼。あれもこれもなにもかも、知っている相手に取り繕ってなんの意味があるのかとも思うが、常に褥のままの月島であったならもうそれは月島ではないのだ。
723
DONE三毛様(@mike_gkm )宅のスプリットタン&舌ピ島さんのイラストで勃起してやりました。三次創作の許可ありがとうございましたほんとドストライク性癖島さん!!!!すき!!!!DD鯉×リーマン月の鯉月いちゃいちゃです。 2397
anmitsu1058
TRAINING893壮年🎏と若🌙ですが、やっと見つけた🌙がカタギなので893であることを隠して付き合い初i夜迎えるけど
モンモンみせられなくて、🌙を目隠ししてセッする話。
すけべだったので自主規制
高校生不可、成人済みですか?
723
DOODLE鯉月。すけべなワードを使わずにスケベを書く回
ギッと硬く閉じた目蓋が熱い何かを感じて震えた。なんだろう、と枕を握りしめていた片手で目を擦ればその熱い滴は乾いた指先に吸い込むようにして消えた。荒い息を短くハッハッと吐き出しながら両眼を開けると、そこには己に覆い被さる褐色の肉体が西洋の彫刻か何かみたいに美しくそこにあって自分の目蓋に落ちてきたのはその体から落ちてきたのは汗の一雫だったらしい。部屋の隅に放られた二人分の浴衣が視界の端でくしゃくしゃになっているのが見える。もう二人、長いこと一矢纏わぬ姿で体を重ねている。枕を握っていた手はもう力が入らず、見上げた雄が動くのと同時に口からはあられもない声がひっきりなしにこぼれ落ちる。堪えるのはもう、とうの昔に諦めた。胎奥を抉る動きに息を飲む。ぽた、ぽた、と落ちる彼の汗の刺激にも感じてしまう。持ち上げられた両足はぷらぷらと、持ち主の意思などまるで知らぬとでも言うかのように空を力なく切るばかり。若い雄は獣のように。荒い呼吸、滴る汗、体温で水蒸気が上がっているようにも見える。ふぅふぅと呼吸をして欲に忠実に腰を動かす彼に、おずおずと両の手を差し出してみた。枕以外に、すがるものが欲しかった。こちらの意図に気付いたのか、見上げた獣は口元だけで微笑んで体を近づけてくれた。その背に、腕を回す。掴まれるものにホッとする。手が汗で滑らないように爪を立ててしがみつくと、それを喜ぶように彼は律動を再開した。上がる嬌声は己のものとは思いたくない、耳を塞ぎたくなるような甘ったれたいやらしいものであったが、耳を塞ぐよりもその背にすがりついていたい気持ちが勝り、結局は事後に後悔するほどその背に傷をつけてしまうのだった。謝罪を繰り返す自分に、広い背中を晒して彼は「箔がついたというものだろう」と誇らしげに言うので、その背の肉をえぐった指先をじっとみつめては顔に集まってくる熱を散らす術をもたず、様々な体液でどろどろの布団に包まって逃げることしか出来ないのであった。
827yoiyoru0601
MOURNINGK.i.n.g G.n.uの『三.文.小.説』を聞いた時に浮かんだ壮年鯉月です。曲の世界観とまるで違うわ、書きたいとこだけ書いてるので支離滅裂だわ、終いには途中で飽きてしまったので、無理矢理纏めて終わりにしたので供養します。
※誤字脱字多く拙いですがお許しください。 2088
723
DOODLE錦鯉の人魚の鯉と、人間の月の明治?鯉月。この🎏、実は家族で一人だけ違う鱗の色がコンプレックスであるが、🌙はそんなことしったこっちゃないのであった。
俺と恋仲の方は自分の上官で、年下で、そして人間ではなかった。街から離れた森の中、澄んで池底まで見えそうな綺麗な水の池がある。雪の山道を踏みしめながら二人で辿り着いたいつもの場所に、少尉はなんの躊躇いもなく軽々と地面を蹴って飛び上がると、軍服のまま冷たい池へと飛び込んでいった。バシャリと大きな水音がして、ざわざわと広がる波紋と驚いて逃げていく小魚達。ちゃぷちゃぷ。水面が揺れる。そして暫くするとしん、と池の表面は静かになって、そろそろか、と自分が思うと同時に水底からきらきらとした眩しい光の塊が飛び出してきた。
まばゆい程の金色。
黄金と同じ色をした艶やかな下半身は魚の尾であるが、上半身は健康的な褐色の肌に前を寛げた軍服が水を吸って色を変えている。
868まばゆい程の金色。
黄金と同じ色をした艶やかな下半身は魚の尾であるが、上半身は健康的な褐色の肌に前を寛げた軍服が水を吸って色を変えている。
723
DOODLE巨人族の🎏と普通の人間(ちいさめ)の🌙のはなし。普通の人間と、普通の人間よりも大層体の大きな人間、その二種類がいる。双方に体の仕組みに差は無いが、身体能力の高い者は大きな方に多かった。とにかくただただ違うのは大きさだけだった。軍には大きな人間が多い。表向きは優れた身体能力云々といっているが、大きければ無能でも普通の人間の盾にはなれるから。そんな軍の世界でしか生きれぬ自分に、大きな貴方はその指で摘むにはさぞ大変であったろう小さな野の花を指先で掴んで俺に渡して、綺麗だろうと笑った。見上げた首が痛くなるほどの体格差。名も知らぬ野花を俺の腕ほどの太さのある指先から受け取って、そうですねと応えた。それ以外に言葉が浮かばなかったから。物置部屋を漁って花瓶を探し出すと、そこに活けて執務室の窓辺にそっと置いた。自分の執務机の何倍もある大きな机でせっせと書類仕事をこなす大きな少尉の真剣な顔をちらりと見、そして自分も仕事に戻る。
636キューキュー
DONE鯉月 事後🎏月島ァん...♥
もう1回してもよかァ?✨(◕દ◕) ✨
🌙一回だけとしたら...( ꈍꈍ)
(気絶までした)
****😊背後注意😊****
出してないけど、まぁ...
18up?(y/n)
723
TRAINING明治鯉月ちゃんいちゃいちゃまるで舌舐めずりするみたいに俺のうなじをなぞったその指先を、振り払う事は簡単だ。
「払い退けないのか?」
「さぁ?どうでしょうか」
曖昧な言葉で誤魔化して。敷布の上で二人、夜の帳もとっくに降りた暗い部屋に、控えめな明かりが揺れて重なり合って見える二人分の影もふわり揺らめいた。いけません、とその手を払ってさっさと立ち上がれば流石に少尉も観念するだろう。上官からの誘いを無下にした所でこの人は俺には怒らない。
では何故にすぐ実行しない?簡単なのだろう?
自問自答する。そんな事をしている間に調子に乗った指先はくるくると蠢いて、柔らかな耳朶の感触を楽しんでいた。そこで一度、少尉の指が離れる。彼は俺に見せつけるようにその長くてしなやかな人差し指を一本口に含んだかと思えば唾液を纏わせたそれを再び俺の耳へと向けて伸ばす。それから逃げも隠れもせずに、だからといって自分から、というわけにもいかずただただ身を固くして構えていると、少尉の濡れた指はくちゅりと湿った音を耳元で響かせる。
1124「払い退けないのか?」
「さぁ?どうでしょうか」
曖昧な言葉で誤魔化して。敷布の上で二人、夜の帳もとっくに降りた暗い部屋に、控えめな明かりが揺れて重なり合って見える二人分の影もふわり揺らめいた。いけません、とその手を払ってさっさと立ち上がれば流石に少尉も観念するだろう。上官からの誘いを無下にした所でこの人は俺には怒らない。
では何故にすぐ実行しない?簡単なのだろう?
自問自答する。そんな事をしている間に調子に乗った指先はくるくると蠢いて、柔らかな耳朶の感触を楽しんでいた。そこで一度、少尉の指が離れる。彼は俺に見せつけるようにその長くてしなやかな人差し指を一本口に含んだかと思えば唾液を纏わせたそれを再び俺の耳へと向けて伸ばす。それから逃げも隠れもせずに、だからといって自分から、というわけにもいかずただただ身を固くして構えていると、少尉の濡れた指はくちゅりと湿った音を耳元で響かせる。
キューキュー
DONEガチャのやつマンネリというわけではないけど時々は刺激が必要かと思い、鯉をベッドの上で誘ってみた月。それを見た鯉、興奮しすぎて逆に賢者タイムみたいな顔をしている。
何もやってないけど
ちょっと背後注意してね💕
723
DOODLE明治軸オメガバ鯉月α鯉とΩだけど胎の傷で子を作れない月。
絆されていく月の独白。
鯉登音之進は不可思議だ。
自分勝手なようでいて、いつだって選択肢をこちらへ寄こしてくる。面倒なのは好きじゃない。自分の意思で考えるより流されてしまった方が早いし、何より下士官の立場上そうした方が得策であることが多かったからだ。
鯉登音之進は諦めない。
自分がどれだけ身分違いを説いても、機能しない胎を持つΩにどれだけ価値が無いかを切々と語って見せても聞く耳持たない。いや、聞いてはいるのだが頑として聞き入れてくれないのだ。これには困り果てた。どこに世界に子も孕めないΩを欲しいと熱心に口説いてくる者がいるだろうか。物好きか、あるいは面白半分か。そう思っていた事がバレて手酷く抱かれた事もあった。ほぼ襲われたといっても差し支えないような有様のボロ雑巾のようになっている俺をみて顔を青くし、すまないすまない悪かった許してくれと謝りながら身体を清められた時には、彼の行動の真意が全く分からず恐怖すら覚えたほどに、彼は自分には理解できない生き物だった。
1322自分勝手なようでいて、いつだって選択肢をこちらへ寄こしてくる。面倒なのは好きじゃない。自分の意思で考えるより流されてしまった方が早いし、何より下士官の立場上そうした方が得策であることが多かったからだ。
鯉登音之進は諦めない。
自分がどれだけ身分違いを説いても、機能しない胎を持つΩにどれだけ価値が無いかを切々と語って見せても聞く耳持たない。いや、聞いてはいるのだが頑として聞き入れてくれないのだ。これには困り果てた。どこに世界に子も孕めないΩを欲しいと熱心に口説いてくる者がいるだろうか。物好きか、あるいは面白半分か。そう思っていた事がバレて手酷く抱かれた事もあった。ほぼ襲われたといっても差し支えないような有様のボロ雑巾のようになっている俺をみて顔を青くし、すまないすまない悪かった許してくれと謝りながら身体を清められた時には、彼の行動の真意が全く分からず恐怖すら覚えたほどに、彼は自分には理解できない生き物だった。
suzumi_cuke
DONEエロコメにならなかった現パロ鯉月。性欲が食欲に負ける。めちゃくちゃ寒い日の鯉月 鍋をぐるりとかき混ぜてみれば、おたまにぶつかる手応えで、具材がほどよく煮えているのがわかった。じゃがいも、人参、玉ねぎ、鶏肉、材料は極めてシンプルで、隠し味にすりおろしたニンニクが入っている。シチューのルウを投入し、あとは仕上げだけだ。
鍋に蓋をしたところで、玄関のドアが開いた音がした。
引き続いてごそごそと靴を脱ぐ音がする。仕上げ――もとい、鯉登が帰ってきたのだ。
「ただいま……」
「おかえりなさい」
弱々しく帰宅を告げ、部屋に入ってきた鯉登は買い物袋をテーブルに置いた。袋の中身を受け取ろうと月島が近付いていくと、鯉登が見せつけるように自分の両手を持ち上げた。指先が赤らんでいる。
「さ、さぶい……つきしま……」
4167鍋に蓋をしたところで、玄関のドアが開いた音がした。
引き続いてごそごそと靴を脱ぐ音がする。仕上げ――もとい、鯉登が帰ってきたのだ。
「ただいま……」
「おかえりなさい」
弱々しく帰宅を告げ、部屋に入ってきた鯉登は買い物袋をテーブルに置いた。袋の中身を受け取ろうと月島が近付いていくと、鯉登が見せつけるように自分の両手を持ち上げた。指先が赤らんでいる。
「さ、さぶい……つきしま……」
aruhcs_0808
PROGRESS質屋さんパロの冒頭です質流れの男一.
入ろうか入るまいか。まるで色街の「行こか戻ろか思案橋」のように心の中で口ずさみ、硬い表情で入ってくる者もいれば、もはや貧乏が当然のように堂々と入ってくる者もいる。彼らをあしらう番頭が結界のように張り巡らされた帳場格子の上へにょっきり手を差し出して紙幣を渡し、客たちはそれを掴んで次々と出て行く。
「お次の方、どうぞ」
呼ばれるとすぐに、紫の半纏を着た男が風呂敷包みから着物を取り出し、番頭の前へ置いた。
「紬ですか」
受け取った中身を呟いてから着物を広げ、丹念に襟、裾、そして袖に視線を走らせる。モノは悪くない。だが…… 気になる箇所を見つけて視線を止め、番頭は査定結果を告げる。
「お袖に解れがありますので、このくらいのお値段になります」
4348入ろうか入るまいか。まるで色街の「行こか戻ろか思案橋」のように心の中で口ずさみ、硬い表情で入ってくる者もいれば、もはや貧乏が当然のように堂々と入ってくる者もいる。彼らをあしらう番頭が結界のように張り巡らされた帳場格子の上へにょっきり手を差し出して紙幣を渡し、客たちはそれを掴んで次々と出て行く。
「お次の方、どうぞ」
呼ばれるとすぐに、紫の半纏を着た男が風呂敷包みから着物を取り出し、番頭の前へ置いた。
「紬ですか」
受け取った中身を呟いてから着物を広げ、丹念に襟、裾、そして袖に視線を走らせる。モノは悪くない。だが…… 気になる箇所を見つけて視線を止め、番頭は査定結果を告げる。
「お袖に解れがありますので、このくらいのお値段になります」