kimitsu
DOODLE・同棲大人isrn・両思い
・周囲公認
・日本在住、違うチームに所属
・応援してくれている人たちにもっと愛想良くしたほうがいいよと潔さんが言ったら凛ちゃんがファンサするようになって一波乱起こる話
・名前のない創作一般人が出てきます
糸師凛はモテない「凛さ、もうちょっと愛想良くした方がよくない?」
風呂から戻ってきた凛の気配に向かって、声をかける。返事はないまま、ソファの左側が凛の体重分沈む。
「ファンサして点が入るなら、いくらでもやってやるよ」
そう言うだろうと思った。俺は視線を上げずにスマホをいじり続ける。そういう文言で検索をしているのだから当然なんだけども、どれだけ下へスクロールしても凛への悪口が途切れることはない。
「サポーターの応援が力になるってことがあるじゃない。アウェイのスタジアム、追い込まれている盤面、確かに聞こえる俺の名前を呼ぶ声。何がなんでもあと一点、あのゴールにぶち込んでやる!って思ったりしない?」
「わかんねぇ」
「お前その見た目なのに、人気男子サッカー選手ランキング入んないんだもんな。相当だよ」
4544風呂から戻ってきた凛の気配に向かって、声をかける。返事はないまま、ソファの左側が凛の体重分沈む。
「ファンサして点が入るなら、いくらでもやってやるよ」
そう言うだろうと思った。俺は視線を上げずにスマホをいじり続ける。そういう文言で検索をしているのだから当然なんだけども、どれだけ下へスクロールしても凛への悪口が途切れることはない。
「サポーターの応援が力になるってことがあるじゃない。アウェイのスタジアム、追い込まれている盤面、確かに聞こえる俺の名前を呼ぶ声。何がなんでもあと一点、あのゴールにぶち込んでやる!って思ったりしない?」
「わかんねぇ」
「お前その見た目なのに、人気男子サッカー選手ランキング入んないんだもんな。相当だよ」
kimitsu
DOODLEいさりんお誕生日おめでとうございました!
糸師凛生誕祭2024「凛、今年の誕生日どうするの?何が欲しい?してほしいことある?」
その問いに凛は、顔を俯かせしばらく黙り込んでしまった。
「なに?言いづらいこと?なんでも聞くよ」
その時の俺は愚かにも、高価な物品とか、照れ屋な凛が普段言えないようなおねだりがその可愛い口から出てくると思っていたんだ。それなのに。
「なんでもいいんだな?」
体感10分以上経過。顔を上げ真っ直ぐ俺の目を見つめて放った言葉で、俺は地獄の底に突き落とされた。
「別れてほしい」
「というわけでさ、今夜泊めてくれない?」
「絶対に嫌だ」
あれから数日後、都内某所の喫茶店。しばらくホテルで過ごしていたが、もういい加減一人でいるのが辛くなってきた。特に今日は凛の誕生日で、この日を楽しく過ごせると思っていたから。なおさら孤独は身に染みる。そんなわけで千切宅にお世話になれないか聞いてみたわけだ。今断られたけど。
3292その問いに凛は、顔を俯かせしばらく黙り込んでしまった。
「なに?言いづらいこと?なんでも聞くよ」
その時の俺は愚かにも、高価な物品とか、照れ屋な凛が普段言えないようなおねだりがその可愛い口から出てくると思っていたんだ。それなのに。
「なんでもいいんだな?」
体感10分以上経過。顔を上げ真っ直ぐ俺の目を見つめて放った言葉で、俺は地獄の底に突き落とされた。
「別れてほしい」
「というわけでさ、今夜泊めてくれない?」
「絶対に嫌だ」
あれから数日後、都内某所の喫茶店。しばらくホテルで過ごしていたが、もういい加減一人でいるのが辛くなってきた。特に今日は凛の誕生日で、この日を楽しく過ごせると思っていたから。なおさら孤独は身に染みる。そんなわけで千切宅にお世話になれないか聞いてみたわけだ。今断られたけど。
kimitsu
DOODLEいさりん大1と高3の二人の話
付き合っている
おうちデート
自分のスマホカバーに入れるための凛ちゃんの写真をどうにかこうにかゲットしたい潔さん
できれば証明写真が欲しい
凛の証明写真が欲しい潔さんの話「凛の証明写真が欲しい」
「……」
「余ってない?学生証作った時の残りとかない?二年前じゃもうないか。なんかの検定受けたりしてないの?」
「……」
「証明写真さ」
「うるせぇ!!何なんださっきっから!」
だって、と言って潔は口を噤む。ほっぺを膨らませて床にのの字を書きだした。もちろん全然可愛くない。が、こいつの中でこれは可愛い仕草と認識されているらしい。こういうやつのことをぶりっ子というんだな。間違いない。
「やっと会えたのに、凛が冷たい」
「やっと会う都合つけてきたかと思ったら、急に人ん家押しかけて来やがったのはお前のほうだろ。茶出してるだけありがたいと思え。文句があるなら出て行け」
「はるばる会いに来たのに、なんだよ。絶対今日泊まっていくからな!凛のお母さんの作ってくれたご飯ぜったい食べるから!」
2448「……」
「余ってない?学生証作った時の残りとかない?二年前じゃもうないか。なんかの検定受けたりしてないの?」
「……」
「証明写真さ」
「うるせぇ!!何なんださっきっから!」
だって、と言って潔は口を噤む。ほっぺを膨らませて床にのの字を書きだした。もちろん全然可愛くない。が、こいつの中でこれは可愛い仕草と認識されているらしい。こういうやつのことをぶりっ子というんだな。間違いない。
「やっと会えたのに、凛が冷たい」
「やっと会う都合つけてきたかと思ったら、急に人ん家押しかけて来やがったのはお前のほうだろ。茶出してるだけありがたいと思え。文句があるなら出て行け」
「はるばる会いに来たのに、なんだよ。絶対今日泊まっていくからな!凛のお母さんの作ってくれたご飯ぜったい食べるから!」