甘梨鈴
PAST受けの婚約者(敵)は、傲慢な第二王子。平民嫌いだから、受けの魅力にも気付かず、罵倒してばかり…☹️
『神殿育ちの嫌われΩは、隣国の伯爵αに蕩ける愛を刻まれる』
本編→https://x.gd/QoB9t
甘梨鈴
PAST侍女のナタリナにとって、エマ(受)は自慢の主。美しいオメガに、ベータのナタリナもうっとりします☺️
『神殿育ちの嫌われΩは、隣国の伯爵αに蕩ける愛を刻まれる』
本編→https://x.gd/QoB9t
甘梨鈴
DOODLE『神殿育ちの嫌われΩは、隣国の伯爵αに蕩ける愛を刻まれる』本編→https://x.gd/QoB9t
王国の王太子、ダリウ様✨
エマ(受)の数少ない味方😆
正統派の王子様で、キラキラしてます💛
甘梨鈴
DOODLEずっとつらい思いをしてきたオメガが、運命のアルファに出会って…💘銀髪の伯爵α×純情可憐なΩ
https://x.gd/QoB9t
ハッピーエンドの一次創作小説❣️ロマンスファンタジーBL🔞
甘梨鈴
PASThttps://www.goodnovel.com/book/%E7%A5%9E%E6%AE%BF%E8%82%B2%E3%81%A1%E3%81%AE%E5%AB%8C%E3%82%8F%E3%82%8C%CE%A9%E3%81%AF-%E9%9A%A3%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%BC%AF%E7%88%B5%CE%B1%E3%81%AB%E8%95%A9%E3%81%91%E3健気大好き
MOURNING弁護士になった方がいい。そう父親に言われた。けれど。好きな事はブログを書くこと。でも家族からは弁護士になることを望まれている。
好きな事を仕事にするか、周囲から望まれていることを仕事にするかで悩んでいる青年が
心から守りたいと思える人と出会い恋をしていくお話。
大学生×一途青年細身の青年が階段を登っている。
見覚えのある顔だった。すぐには思い出せない。注意深く彼を見た。
暖かくなってきた気温と共に、彼の少し長めの前髪がなびく。
ハッキリと顔が見えたその瞬間、綿矢は目を見開いた。
ふぅふぅと少し膨らんでいるお腹を片手で押さえながら、彼はスーパーの袋とカバンを持って階段を歩いていた。
綿矢 謙介(わたや けんすけ)は先月の事を思い出す。
以前、親に勧められるまま向かった裁判での事。
今も鮮明に思い出せる。
『でも…好き、なんです…お金なら…今は持っていませんが、慰謝料としてこれから働いていくらでもお支払いいたします、……ひっく…別れたく、…ない、です…お願い、佐木川さん‥お願い…』
腹を押さえ、涙ながらに切実な思いを訴える青年が、今もなお綿矢の目に焼き付かれている。
5912見覚えのある顔だった。すぐには思い出せない。注意深く彼を見た。
暖かくなってきた気温と共に、彼の少し長めの前髪がなびく。
ハッキリと顔が見えたその瞬間、綿矢は目を見開いた。
ふぅふぅと少し膨らんでいるお腹を片手で押さえながら、彼はスーパーの袋とカバンを持って階段を歩いていた。
綿矢 謙介(わたや けんすけ)は先月の事を思い出す。
以前、親に勧められるまま向かった裁判での事。
今も鮮明に思い出せる。
『でも…好き、なんです…お金なら…今は持っていませんが、慰謝料としてこれから働いていくらでもお支払いいたします、……ひっく…別れたく、…ない、です…お願い、佐木川さん‥お願い…』
腹を押さえ、涙ながらに切実な思いを訴える青年が、今もなお綿矢の目に焼き付かれている。
健気大好き
MOURNING初めて BL 貧乏 社長 工場勤務社長と工場勤務男性の初めての恋眼鏡がよく似合うオールバックの男が両腕を組み、とある従業員にくどくどと説教をしていた。
「なぜ貴方のような人がこの会社にいるのか理解できませんね」
「はいはい、すみませんでしたね、不相応な従業員で」
「不相応とまでは言っていない。きちんとした言葉遣いで話せないのかと言っているんだ」
「敬語なんてまともに使ったことねえ・・・中卒なんで勘弁してださいよ。これでも綺麗なコトバ選んで説明してるつもりなんです」
次期社長の染屋敷 句朗(そめやしき くろう)はいつものごとく北見に小言をたたいていた。
染屋敷は主に子供用の玩具を製造して大きくなった会社である。
しかし年々ネットゲームに需要が傾き、子供用玩具の売れ行きが怪しくなってきた。
4718「なぜ貴方のような人がこの会社にいるのか理解できませんね」
「はいはい、すみませんでしたね、不相応な従業員で」
「不相応とまでは言っていない。きちんとした言葉遣いで話せないのかと言っているんだ」
「敬語なんてまともに使ったことねえ・・・中卒なんで勘弁してださいよ。これでも綺麗なコトバ選んで説明してるつもりなんです」
次期社長の染屋敷 句朗(そめやしき くろう)はいつものごとく北見に小言をたたいていた。
染屋敷は主に子供用の玩具を製造して大きくなった会社である。
しかし年々ネットゲームに需要が傾き、子供用玩具の売れ行きが怪しくなってきた。
健気大好き
MOURNINGカルガモが歩道を歩いていた。高校生の池場はカルガモたちの安全を考えて警察へ電話をした――――カルガモ親子から始まる恋カルガモの親子が歩道で歩いていた。高校3年生の男子生徒が急いで携帯で連絡を入れた。どこに電話すればいいかわからなかった池場(イケバ)はとりあえず110に電話をかけた。
すぐに交番から駆けつけてくれた男性は20代後半の見た目で、ガッシリとした体躯をしていた。
「よし、いいぞ。このまままっすぐ行けば池につくぞ」
カルガモに向かって話している警官から目が離せなくなっていた。
****
翌日
「やぁ、君は昨日カルガモの電話をくれた子だね。こんにちは。どうしたんだい?」
「あ・・・の・・・」
池場の声は震えていた。用意した菓子を右手で押し出すようにサっと出す。
「あっ、抹茶クッキーかい?ありがとう。大好きなんだ、抹茶味のお菓子」
1629すぐに交番から駆けつけてくれた男性は20代後半の見た目で、ガッシリとした体躯をしていた。
「よし、いいぞ。このまままっすぐ行けば池につくぞ」
カルガモに向かって話している警官から目が離せなくなっていた。
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翌日
「やぁ、君は昨日カルガモの電話をくれた子だね。こんにちは。どうしたんだい?」
「あ・・・の・・・」
池場の声は震えていた。用意した菓子を右手で押し出すようにサっと出す。
「あっ、抹茶クッキーかい?ありがとう。大好きなんだ、抹茶味のお菓子」