itokuzukun
DOODLETLで、もしアッシュが出会ったのがグレイでなくジェットだったら一番の友達でライバルだったのかも、という呟きを見て、それってアカデミーのアッシュとグレイが願っていたものだなと泣いたので他愛もない夢湿気のこもる部屋で二人きり。むせ返るような熱風がじとりと体に纏わりついて、にじむ汗が肌を伝って落ちていく。息を吐いて少しでも冷まそうとするのに、吸った息の熱さに更に内臓が焼けていく。
「もう限界かよ。情けねぇな」
挑発的にかけられた声は、普段なら嘲るような響きを感じるのに、今は何故か他愛もないからかいに聞こえる。
「まさか。てめぇこそ真っ赤じゃねぇか。無理ですぅって鳴いて出てってもいいんだぜ、ブタ野郎」
頬が上がっているのを自覚する。絶対に負けてやるものかという気負いと、吠え面かかせてやりたいという対抗心が混ざって、どこかワクワクとした喜びに似たものが満ちている。
相手も同じように笑っていた。顔も体も真っ赤にして、目も少しずつ虚ろになりながらも、その奥には輝きがある。
1554「もう限界かよ。情けねぇな」
挑発的にかけられた声は、普段なら嘲るような響きを感じるのに、今は何故か他愛もないからかいに聞こえる。
「まさか。てめぇこそ真っ赤じゃねぇか。無理ですぅって鳴いて出てってもいいんだぜ、ブタ野郎」
頬が上がっているのを自覚する。絶対に負けてやるものかという気負いと、吠え面かかせてやりたいという対抗心が混ざって、どこかワクワクとした喜びに似たものが満ちている。
相手も同じように笑っていた。顔も体も真っ赤にして、目も少しずつ虚ろになりながらも、その奥には輝きがある。
みのりのめも
DONEワンライ「ゴム」「グラス」※直接的な表現はありませんが怪しいことを言ってるのでR15くらいに思ってください🙇♂️セイジに対して少し過保護なリヒトくんがいます。セイジからリヒトへの矢印は親心
あちすぎて夏の話を書きました 2817
itokuzukun
DONEレンタル彼氏アルバイトグレイ×ご令嬢(?)アッシュ♀ 女体化レンタル彼氏アルバイトレンタル彼氏、なんて世界に自分が関わるとは思ってもみなかった。
弟の友人がそういう会社に勤めてるらしい。どうしても都合がつかなくなってしまって人を探している、と頼み込まれて、弟は僕に白羽の矢を立てたというわけだ。
「いや絶対無理無理無理無理。ぼ、僕なんかが行っても……全然話も何も出来なくて……相手の人が怒って賠償金とかそういう話になっちゃうだろうし」
「兄貴がそういうのは分かってるけどさぁ……。いい加減荒療治でも女性と関わって慣れたほうが良いんじゃないの? 上手く相手が出来なくても良いっていうのはちゃんと言質取っておくから」
「ほんと無理だってぇ……自分がやりなよ……」
「俺もその時間は仕事のアポが入ってるんだよ。兄貴は行ってお相手と話するだけでいいから!」
5823弟の友人がそういう会社に勤めてるらしい。どうしても都合がつかなくなってしまって人を探している、と頼み込まれて、弟は僕に白羽の矢を立てたというわけだ。
「いや絶対無理無理無理無理。ぼ、僕なんかが行っても……全然話も何も出来なくて……相手の人が怒って賠償金とかそういう話になっちゃうだろうし」
「兄貴がそういうのは分かってるけどさぁ……。いい加減荒療治でも女性と関わって慣れたほうが良いんじゃないの? 上手く相手が出来なくても良いっていうのはちゃんと言質取っておくから」
「ほんと無理だってぇ……自分がやりなよ……」
「俺もその時間は仕事のアポが入ってるんだよ。兄貴は行ってお相手と話するだけでいいから!」
29isChicken
PROGRESS2/23のCC福岡58 エリオスオンリーにて新刊間に合わなかったので配布した告知ペーパーです。新刊は5/3スパコミにて頒布予定。ページ数は56pの予定。装丁がんばりたいです。初版分ノベルティ付けます。がんばります。 4KomeTubu_7716
MOURNING最近始めたばっかで本編もイベシナリオも読めてない所がある新参者が書いてますのでおかしな点は目を瞑って下さると助かります。キースに片想いしていたフェイスくんがディノ復帰により失恋して泣いてたらブラッド様に優しくあやして貰うお話。最終着地地点はブラフェイ予定のハピエンです。
続きは書いてるけど反応見て上げるかもしれないし、妹にだけ捧げて終わりかもしれない。 1981
いとう
DONEフェイ→←ビリ正しい棺 うだるような暑さの中で大きく伸びをした。当たり前のように太陽が人をかき乱す。こういう時は屋内で情報収集に勤しんだ方が楽だ。そうは思ってもこの職業も他者の信頼を得るには最高の仕事であるので手は抜かない。舌で口内にある人の怠惰さを集めたような重くるしい甘さの塊を転がした。溶けて小さくなったその味があまり好みではなくて、奥歯で噛み砕いて小さな欠片にしてしまう。
空腹は嫌い。優しさは好き。口寂しいのは苦手。無言で慰めてくれるキャンディが欲しくなる。
自分より背の高いその後ろ姿に向かってとびきりの笑顔を向ける。
「グレ~イ! 今日もお疲れ様!」
落ち着いた暗めの髪色を持った彼は、腕で額の汗を拭っている途中の姿勢のまま振り返った。暑さで少し頬が赤らんでいるが、それは健康そうな色合いを持っていた。
7017空腹は嫌い。優しさは好き。口寂しいのは苦手。無言で慰めてくれるキャンディが欲しくなる。
自分より背の高いその後ろ姿に向かってとびきりの笑顔を向ける。
「グレ~イ! 今日もお疲れ様!」
落ち着いた暗めの髪色を持った彼は、腕で額の汗を拭っている途中の姿勢のまま振り返った。暑さで少し頬が赤らんでいるが、それは健康そうな色合いを持っていた。