レイ(POI11114051)
TRAININGオスリュミここって気になる人をこそっとフォローできるらしいので後で検索してみよう
知らない変な人がいいねしてきたら気持ち悪いと思うだろうからこういう機能は有り難い
Ls9Lh
MOURNING没原稿のメモフォルダをガサゴソやってたらまだ出せそうな話があったので、供養も兼ねてもうひとつキスの日オスリュミSSの2本目です
♯キスの日 2執務室の扉が閉じられた。
足音が遠ざかり、やがて何も聞こえなくなってから、ようやくリュミエールは安堵した。
立っていき鍵を閉め、そのまま扉に背中をもたせ掛け細くため息をつく。
指先の震えを気付かれなかっただろうか。
好きだ、そう彼は言った。簡潔だが間違いようもない愛の告白だ。
彼から愛を打ち明けられるとは想像もしていなかった。
自分に引け目など何一つ感じる事がないのだろう。オスカーの態度は自信に満ち溢れていた。恒星のように人を惹きつけずにはおかない人だ。思い切り撥ね付ければ良かったのにそれが出来なかった。
真っ直ぐな言葉が胸を焦がしていく。強い眼差しに逢って眩暈がしそうだった。
──本当は嬉しかったのだ。だが、素直に心を返せる程に自分も幼くはない。
654足音が遠ざかり、やがて何も聞こえなくなってから、ようやくリュミエールは安堵した。
立っていき鍵を閉め、そのまま扉に背中をもたせ掛け細くため息をつく。
指先の震えを気付かれなかっただろうか。
好きだ、そう彼は言った。簡潔だが間違いようもない愛の告白だ。
彼から愛を打ち明けられるとは想像もしていなかった。
自分に引け目など何一つ感じる事がないのだろう。オスカーの態度は自信に満ち溢れていた。恒星のように人を惹きつけずにはおかない人だ。思い切り撥ね付ければ良かったのにそれが出来なかった。
真っ直ぐな言葉が胸を焦がしていく。強い眼差しに逢って眩暈がしそうだった。
──本当は嬉しかったのだ。だが、素直に心を返せる程に自分も幼くはない。