masu_oekaki8810
DONEシテイシティ5のお題「まじめな顔しながらふざける師弟」のSSです。別に二人はふざけてるわけでもないからちょっと違うかも。
あと「師弟」というか「弟」かも。
弟子としりとり 相談所のドアを開けて中に入ると、応接ソファで兄が所長の顔を黙って見ていた。なんだか目つきが厳しくて、僕が声をかけるのをためらっていたら、兄は表情を少し緩めて僕の方をチラッと見てくれた。
「律が来ましたよ。続けますか?」
「関係ないだろ、これはお前のためなんだから」
「…らしくないですね、いつももっと余裕そうなのに」
「人間には色んな側面がある。相手のことを簡単にわかった気になるな」
え? 喧嘩? 兄さんが霊幻を相手に?
「…なんでいつもそうやって人を遠ざけるのかな」
「なりふり構ってられないんだよ、大人のメンツってのがあるんだから」
「………楽な方に逃げてるだけなんじゃないですか?」
「勘弁しろよ、社会で生き抜くってのはそれだけで大仕事なんだぞ?」
1463「律が来ましたよ。続けますか?」
「関係ないだろ、これはお前のためなんだから」
「…らしくないですね、いつももっと余裕そうなのに」
「人間には色んな側面がある。相手のことを簡単にわかった気になるな」
え? 喧嘩? 兄さんが霊幻を相手に?
「…なんでいつもそうやって人を遠ざけるのかな」
「なりふり構ってられないんだよ、大人のメンツってのがあるんだから」
「………楽な方に逃げてるだけなんじゃないですか?」
「勘弁しろよ、社会で生き抜くってのはそれだけで大仕事なんだぞ?」
masu_oekaki8810
DONEシテイシティ5の展示漫画です。ネタ帳に溜め込んでた小ネタを1ページ漫画にした5本立てです。
以前にTwitter(現X)でつぶやいた内容もあります。
師弟がいろんなかんじで仲良しです。
(ネタ被りあったらすいません〜😅)
⚠️最後の1作だけモブ霊前提になってます!(実際にはなんもしませんがやや下ネタです。)
⚠捏造霊幻姉が出てきます。 5
humi0312
DONE1629のモブ霊で、「恋心を抱いている師匠が絶対成就させない自信を持ってモブくんからの好意を楽しむ」お話。*大丈夫、悲恋じゃない?→ハッピーエンドだ、任せとけ!
*食べ物描写は必修科目
シテイシティⅢ開催おめでとうございます。早くも一周年!めでたい!
パスワードは開催日一日目、二日目を合わせて6桁【111213】です。 14553
328db
DONETomorrow never knowsシテイシティⅡ(2022/04/09)モブ霊SS。無糖。
モブがいてくれて良かったと思う師匠。
Tomorrow never knows「お久しぶりです、師匠」
慣れた手付きでハンドルを切るモブを助手席で眺める。久しぶりに見るモブの横顔に精悍さを感じた。
モブはペーパードライバーの俺より運転が上手いかもしれない。ただ車線変更は苦手なようで、慎重だった。モブは緊張しながらちらちらと後方を確認して、車間に車体を滑り込ませた。
運転中の車内は静かで、ラジオのパーソナリティが間を取り持ってくれた。
俺もモブも普段から饒舌ではない。沈黙の合間に現在の仕事や人間関係の話を一言二言話すだけだ。冷めた缶コーヒーを持て余しながら、今流行っているという曲を聴いていた。
今日は遠方の海沿いの街に住む依頼人からだった。
調味から公共交通機関で行くには時間がかかって億劫だと電話で零したところ、モブが快く運転を申し出てくれた。最近芹沢の稼働が高かったため休暇を取らせ、モブには悪いが手伝ってもらうことにした。
3363慣れた手付きでハンドルを切るモブを助手席で眺める。久しぶりに見るモブの横顔に精悍さを感じた。
モブはペーパードライバーの俺より運転が上手いかもしれない。ただ車線変更は苦手なようで、慎重だった。モブは緊張しながらちらちらと後方を確認して、車間に車体を滑り込ませた。
運転中の車内は静かで、ラジオのパーソナリティが間を取り持ってくれた。
俺もモブも普段から饒舌ではない。沈黙の合間に現在の仕事や人間関係の話を一言二言話すだけだ。冷めた缶コーヒーを持て余しながら、今流行っているという曲を聴いていた。
今日は遠方の海沿いの街に住む依頼人からだった。
調味から公共交通機関で行くには時間がかかって億劫だと電話で零したところ、モブが快く運転を申し出てくれた。最近芹沢の稼働が高かったため休暇を取らせ、モブには悪いが手伝ってもらうことにした。
humi0312
DONEシテイシティⅡ春祭り開催おめでとうございます!四月と桜にまつわる師弟からモブ霊になる1125→1327→1529→2337→5871の二人の話です。
パスワードは師弟の日です(4ケタ)!
「お前と見るのが良いんだからさ」 5909
328db
DONE朝ごはんを食べるモブくんと師匠(1428→2135)冬の朝のほっと一息
モブくんは昔も今も健気
2021/11/13 シテイシティ開催おめでとうございます!
いつかあなたをつくるもの「ん……」
眩しい朝日に目を覚ますと、コーヒーの香りがした。まだ布団から出たくなくて、起きるか二度寝するかもぞもぞと葛藤をしていると、起きたかと師匠から声がかかった。見つかってしまうと起きなくてはいけない気持ちになる。
「いいよ、寝てて」
「起きます」
「そ? コーヒー淹れたけど飲む?」
「いただきます……あ、師匠!」
「ん、どした」
「おはようございます」
「おはよ、モブ」
振り返った師匠はこれまで見たことがない顔をしていた。苦笑しているような、照れくさそうな、そして少し嬉しそうな顔で笑った。
ベッドから体を起こした僕の肩に冷えるからとブランケットをかけて、師匠は台所に向かった。
「牛乳入れるだろ?」
「お願いします」
3213眩しい朝日に目を覚ますと、コーヒーの香りがした。まだ布団から出たくなくて、起きるか二度寝するかもぞもぞと葛藤をしていると、起きたかと師匠から声がかかった。見つかってしまうと起きなくてはいけない気持ちになる。
「いいよ、寝てて」
「起きます」
「そ? コーヒー淹れたけど飲む?」
「いただきます……あ、師匠!」
「ん、どした」
「おはようございます」
「おはよ、モブ」
振り返った師匠はこれまで見たことがない顔をしていた。苦笑しているような、照れくさそうな、そして少し嬉しそうな顔で笑った。
ベッドから体を起こした僕の肩に冷えるからとブランケットをかけて、師匠は台所に向かった。
「牛乳入れるだろ?」
「お願いします」