🍞けい🍞
MOURNINGかべうちした、黒ヒュ×ダの妄想を文にしてみたけど、中途半端に終わります。※かべうちの内容と、若干変えてます
黒ヒュ×ダ妄想を文にしてみた(また新月の夜が来る……)
ダイは茜色から群青色へと変わりつつある空を見上げると、溜息をついた。……きっとまた「彼」が現れる、そう思いながら。
夜の帳が下りて数刻。もう皆もそろそろ寝静まろうかという頃合いに、ダイはヒュンケルの部屋を訪れた。いつもであれば、まだ子供であるダイならばとっくに眠りについている時間。他の者に見つからぬよう、ダイはこっそりと向かう。
ほとほとと目的の扉を叩くと、すぐに扉が開かれる。部屋の主ヒュンケルは、訪ねて来たのがダイと分かると、ダイの腕を掴んで部屋に引き入れた。
いつもの彼らしくないその仕草に、ダイは確信する。目の前にいるのは「彼」なのだと。
「……来たな」
口の端を持ち上げながら、「彼」は言う。ダイを見下ろすその目には穏やかな慈しみの光はなく、代わりにぎらりとした劣情が浮かんでいた。そんな目で見つめられると、ダイの鼓動は否が応でも早まるのだ。
2583ダイは茜色から群青色へと変わりつつある空を見上げると、溜息をついた。……きっとまた「彼」が現れる、そう思いながら。
夜の帳が下りて数刻。もう皆もそろそろ寝静まろうかという頃合いに、ダイはヒュンケルの部屋を訪れた。いつもであれば、まだ子供であるダイならばとっくに眠りについている時間。他の者に見つからぬよう、ダイはこっそりと向かう。
ほとほとと目的の扉を叩くと、すぐに扉が開かれる。部屋の主ヒュンケルは、訪ねて来たのがダイと分かると、ダイの腕を掴んで部屋に引き入れた。
いつもの彼らしくないその仕草に、ダイは確信する。目の前にいるのは「彼」なのだと。
「……来たな」
口の端を持ち上げながら、「彼」は言う。ダイを見下ろすその目には穏やかな慈しみの光はなく、代わりにぎらりとした劣情が浮かんでいた。そんな目で見つめられると、ダイの鼓動は否が応でも早まるのだ。
🍞けい🍞
DONE特にオチはない、現パロ26長兄と17末弟の話。カプ未満。
お題ガチャ回してたら書きたくなって書いたけど、カプ未満で結局そんな展開に出来なかったという……。
ある冬の日の再会(来ないな……)
ネイビーのマフラーに顔を埋めながら、ダイは人混みを眺めていた。既に約束の時間から二十分程が経過している。待受画面のまま何も変わり無いスマートフォンを、先程から一分おきに確認している気がして、ダイは溜息をついた。
記憶の中の彼のままならば、約束をすっぽかすことは無い筈だ。だが、人は良くも悪くも変わるもの。五年前、たかが数ヶ月程度関わっただけの子供との約束など、どうでもいいものなのかもしれない、とダイは思った。
(電話してみた方がいいかな……)
そう思いながらもかけられずにいるのは、緊張の為か。或いは「忘れていた」という彼の一言を聞きたくない為か。
スマートフォンの画面をじっと見つめたまま悩んでいたダイだったが、目の前まで誰かが走り寄って来た気配に顔を上げた。
4110ネイビーのマフラーに顔を埋めながら、ダイは人混みを眺めていた。既に約束の時間から二十分程が経過している。待受画面のまま何も変わり無いスマートフォンを、先程から一分おきに確認している気がして、ダイは溜息をついた。
記憶の中の彼のままならば、約束をすっぽかすことは無い筈だ。だが、人は良くも悪くも変わるもの。五年前、たかが数ヶ月程度関わっただけの子供との約束など、どうでもいいものなのかもしれない、とダイは思った。
(電話してみた方がいいかな……)
そう思いながらもかけられずにいるのは、緊張の為か。或いは「忘れていた」という彼の一言を聞きたくない為か。
スマートフォンの画面をじっと見つめたまま悩んでいたダイだったが、目の前まで誰かが走り寄って来た気配に顔を上げた。
🍚けい🍚
MOURNING以前書いた、三兄弟が仲良くしてる話の別ver.途中まで書いたけどテイストを変えようと思って放置してた話を、続きからAIちゃんに書かせてみました。
辻褄合わなかったり、文の流れが変だったりするのはご愛嬌w
一人称や流れが上手く行かなかったところは、ほんのちょっぴり修正済。 5374
🍞けい🍞
DONEアニメ46話のアニオリシーンとダイ好きTVの発言から妄想した話。未だ何も始まっていない二人。
未だ夜明けは遠くパプニカ城の一室──
そこは暗黒闘気で負傷したヒュンケルと、氷山に生き埋めとなった事により凍死しかけたダイが休息している部屋だった。
その部屋へ訪れるのは彼らの仲間が中心ではあったが、傷の手当の為という理由でパプニカの三賢者のひとりであるエイミも頻繁に訪れていた。
今も彼女は、ヒュンケルの身体に新しい包帯を巻き直している所で、ダイは隣のベッド上で天井を見つめながら、二人の会話を聞いていた。
ヒュンケルの手当を終えると、彼女は立ち上がる。
「果物でも持って来ます」
そう言って、部屋を立ち去ろうとする彼女の言葉は、恐らくは半分以上、隣のベッドの彼に対して向けられたものだろうことを、ダイはなんとなく察していた。
だが、彼女に対する彼の態度が変わる様子もなく。
2108そこは暗黒闘気で負傷したヒュンケルと、氷山に生き埋めとなった事により凍死しかけたダイが休息している部屋だった。
その部屋へ訪れるのは彼らの仲間が中心ではあったが、傷の手当の為という理由でパプニカの三賢者のひとりであるエイミも頻繁に訪れていた。
今も彼女は、ヒュンケルの身体に新しい包帯を巻き直している所で、ダイは隣のベッド上で天井を見つめながら、二人の会話を聞いていた。
ヒュンケルの手当を終えると、彼女は立ち上がる。
「果物でも持って来ます」
そう言って、部屋を立ち去ろうとする彼女の言葉は、恐らくは半分以上、隣のベッドの彼に対して向けられたものだろうことを、ダイはなんとなく察していた。
だが、彼女に対する彼の態度が変わる様子もなく。
🍚けい🍚
DONEダイの剣が色々活躍する本編からの分岐。ヒュンダイですが、前半モブダイ有りです。
私じゃ格好いい長兄が書けないので、誰か書き方を教えてください(切実)。
ダイ君がかなり乙女です……。 11974
koryuhi
DONE幼ヒュンケルがデルムリン島に預けられるif話。ヒュンダイと呼べるかは微妙でも私はそう呼びたい……( ˘ω˘)原作未読組へのネタバレは無いはずです。
ここ最近の地底魔城は、常に緊張の気配に充ちていた。それともいうのも、この城の主ー魔王ハドラーの命を狙う勇者一行が、もう目と鼻の先にまで迫ってきているからだ。
「もうここに攻め込んでくるのは、時間の問題かと」
「そうか……」
そう、悪魔の目玉が送ってきた映像と報告とに、バルトスは深く息を吐き出す。
バルトスは、じごくのきしと呼ばれる怪物(モンスター)である。彼らは六本の腕を持つガイコツの姿をしていて、魔王の魔力によって造られ動かされている。彼はその中でも特に強力に造られていて、魔王の居る玉座へと続く門の番人を任せられている、この魔王軍におけるいわゆる幹部という立場である。
地底魔城。ここは死火山の火口を利用して造られた、文字通り地底に広がる城である。外の様子を確かめるための窓なんて物はあるはずも無く、時刻なり何なりを図りたいのなら、空が見える火口付近まで赴くか、偵察用に配備されている悪魔の目玉を通しての映像を見るしかない。
13302「もうここに攻め込んでくるのは、時間の問題かと」
「そうか……」
そう、悪魔の目玉が送ってきた映像と報告とに、バルトスは深く息を吐き出す。
バルトスは、じごくのきしと呼ばれる怪物(モンスター)である。彼らは六本の腕を持つガイコツの姿をしていて、魔王の魔力によって造られ動かされている。彼はその中でも特に強力に造られていて、魔王の居る玉座へと続く門の番人を任せられている、この魔王軍におけるいわゆる幹部という立場である。
地底魔城。ここは死火山の火口を利用して造られた、文字通り地底に広がる城である。外の様子を確かめるための窓なんて物はあるはずも無く、時刻なり何なりを図りたいのなら、空が見える火口付近まで赴くか、偵察用に配備されている悪魔の目玉を通しての映像を見るしかない。
🍞けい🍞
DONEマントに包まるダイ君が書きたかっただけ。長兄✕末弟。いつも自分に厳しいお兄ちゃんも、恋人といる時ぐらいは肩の力が抜けて穏やかになるといいなと思います。
昼下がりの侵入者 戦いの合間の僅かな休息日の昼下がり。
アバンの使徒各人にとの配慮から設けられた自室で、ダイは手持ち無沙汰に過ごしていた。
連日の激しい戦闘の最前線に立つ身であり、身体を休めるべきと分かっているのだが、ただ一人でぼうっと過ごすのはもったいない。
腹も満たされ、うつらうつらとしてきた頭で、彼は今何をしているだろうか、と思う。
明日はどうなるか分からない身。
どうせなら彼と共に過ごそうかと、そう思い立ったダイは、今にもくっつきそうな瞼をこじ開けると、立ち上がり部屋を出た。
向かうのは、少し前に恋仲になった、一周りほど年の離れた長兄の所だ。
仲間にはまだ知られていない、秘密を共有する仲。
とはいえ、まだ恋人の真似事のような事しかしていない関係。
2564アバンの使徒各人にとの配慮から設けられた自室で、ダイは手持ち無沙汰に過ごしていた。
連日の激しい戦闘の最前線に立つ身であり、身体を休めるべきと分かっているのだが、ただ一人でぼうっと過ごすのはもったいない。
腹も満たされ、うつらうつらとしてきた頭で、彼は今何をしているだろうか、と思う。
明日はどうなるか分からない身。
どうせなら彼と共に過ごそうかと、そう思い立ったダイは、今にもくっつきそうな瞼をこじ開けると、立ち上がり部屋を出た。
向かうのは、少し前に恋仲になった、一周りほど年の離れた長兄の所だ。
仲間にはまだ知られていない、秘密を共有する仲。
とはいえ、まだ恋人の真似事のような事しかしていない関係。