梨那★
메이킹[それでも好きとは言わねぇんすね/シン大✽4]シン誕生日後「ご褒美たい焼き」の後日談です
大牙の珈琲飲みたいメノウさんと大牙の珈琲が本当は好きなシンさんのお話…になるはず♡(ӦvӦ。)💦
それでも好きとは言わねぇんすね/シン大+メノ✽4 いつもと変わらない休憩所の天井、クッション性の少ないソファーでさえ心地よく眠れてしまうのに。
「珈琲が飲みたいなぁ」
ーピッ…ガタッガッ、ゴトン
「大きな独り言だなぁ、ほらよ受け取れ」
自販機から吐き出された缶を的確に投げてよこしてくる。健康的に灼けた肌に似つかわしく白い歯をチラリと見せ笑う。爽やかと付け加えたいところだがどこか含みがある微笑みに企みが見え隠れするから野球少年のそれとは程遠い。
「そんな気分じゃないんだよね」
ちゃっかりと受取り手に収まってる缶コーヒーだが飲みたい珈琲とは違う。
「おいおい、お前が飲みたいって言ったんだ…あぁ」
「これは缶コーヒーでしょ」
やっぱりここにいたとソテツとは別の厨房の方から来た声にメノウは反応し、その目尻がスッと下がる。
642「珈琲が飲みたいなぁ」
ーピッ…ガタッガッ、ゴトン
「大きな独り言だなぁ、ほらよ受け取れ」
自販機から吐き出された缶を的確に投げてよこしてくる。健康的に灼けた肌に似つかわしく白い歯をチラリと見せ笑う。爽やかと付け加えたいところだがどこか含みがある微笑みに企みが見え隠れするから野球少年のそれとは程遠い。
「そんな気分じゃないんだよね」
ちゃっかりと受取り手に収まってる缶コーヒーだが飲みたい珈琲とは違う。
「おいおい、お前が飲みたいって言ったんだ…あぁ」
「これは缶コーヒーでしょ」
やっぱりここにいたとソテツとは別の厨房の方から来た声にメノウは反応し、その目尻がスッと下がる。
梨那★
메이킹[それでも好きとは言わねぇんすね/シン大✽2]※シン大、大メノ含まれるので自己責任でお願いします🍀🕊
それでも好きとは言わねぇんすね/シン大✽2〈時は遡りシンのとある朝のこと〉
「今日の開店業務は大牙とメノウか」
店が開店して客の出入りが安定した頃に出勤すればいい。充分間に合うし今日は昼からのシフトになっている。まだ新調して履き慣れない黒の革靴でいそいそとシンは店に向かっていた。なぜなら今日、朝一番に厨房で起こるであろうことを思うと居ても立ってもいられなかったから。
『シン…おめでとう』
5/7に厨房ではなく事務室だったが誕生日に大牙がシンに珈琲を振る舞ってくれた。それから妙にシンの中で珈琲が居心地のいいものになっていたのだ。果実の爽やかな酸味の後にカカオのほろ苦さが追って来て余韻として甘さで満たされる感覚が忘れられない。きっとあいつの事だ業務前のルーティンとして珈琲を淹れているに違いないと容易に想像できた。特別に用意してもらうものではなく普段の味とやらにも興味が湧いてしまった。
1212「今日の開店業務は大牙とメノウか」
店が開店して客の出入りが安定した頃に出勤すればいい。充分間に合うし今日は昼からのシフトになっている。まだ新調して履き慣れない黒の革靴でいそいそとシンは店に向かっていた。なぜなら今日、朝一番に厨房で起こるであろうことを思うと居ても立ってもいられなかったから。
『シン…おめでとう』
5/7に厨房ではなく事務室だったが誕生日に大牙がシンに珈琲を振る舞ってくれた。それから妙にシンの中で珈琲が居心地のいいものになっていたのだ。果実の爽やかな酸味の後にカカオのほろ苦さが追って来て余韻として甘さで満たされる感覚が忘れられない。きっとあいつの事だ業務前のルーティンとして珈琲を淹れているに違いないと容易に想像できた。特別に用意してもらうものではなく普段の味とやらにも興味が湧いてしまった。
梨那★
메이킹[それでも好きとは言わねぇんすね/シン大✽1]シン誕生日後「ご褒美たい焼き」の後日談です
それでも好きとは言わねぇんすね/シン大+メノ✽1 エントランス、ロビー、フロア、舞台にホール。掃除当番を任されてるところは勿論今日は任されてないところまでもが頭を巡った。何故なら俺を疑い不審な目でマイカが見てるから。ソムリエエプロンを着けてこうも疑いの目で見られると反射的にサボってる気持ちになってくるのが不思議だ。
「なんすか?サボってはねぇすよ、アンタさんと一緒なんすからあからさまにサボれねぇすわ」
あからさまにとそこは潔白でもない事を言っておく。隙あらばと言う気持ちが無くもないからだ。しかし、顔を見るなり失礼だとは思うがマイカの事だ理由は必ずある。あってくれても困るが。
「お前メノウになに飲ませたんだよ」
開口一番マイカのそれはお姫様に毒を盛った魔女へのセリフのようだった。
2148「なんすか?サボってはねぇすよ、アンタさんと一緒なんすからあからさまにサボれねぇすわ」
あからさまにとそこは潔白でもない事を言っておく。隙あらばと言う気持ちが無くもないからだ。しかし、顔を見るなり失礼だとは思うがマイカの事だ理由は必ずある。あってくれても困るが。
「お前メノウになに飲ませたんだよ」
開口一番マイカのそれはお姫様に毒を盛った魔女へのセリフのようだった。