tsubasa_cleumi
DOODLEyumiruさんの2020年の作品の続きを勝手に捏造(改変🈶🙇🏻♀️)。さくっと書いたお話なのでこちらにアップします。yumiruさんの元ネタ→https://x.com/howlbepp/status/1326509417907384327好きって言いたい言わせたいほんの戯れというか。欲が出たとでもいいますか。
そういえば言ってもらったことがないなあと思ったのがきっかけだった。
別に本気の言葉じゃなくても良かった。
ただ、その二文字を言ってもらえさえすれば。
私はその深い声をずっと心に覚えて、宝物みたいに何度も何度も慈しむことができるんじゃないかと、そんなふうに思ったから。
だから、クレフがあんまりにさらりと言ってのけるので面食らってしまった。
―好きに決まっているだろう
いや、あの、そういうんじゃなくて。まあ、それはそうなんだけど。
私の動揺を収まらせる気がないのか、あげくクレフは「お前は違うのか」とまで尋ねてきた。
そんなわけない。
好きよ。人として。尊敬してる。大好き。人として。
1114そういえば言ってもらったことがないなあと思ったのがきっかけだった。
別に本気の言葉じゃなくても良かった。
ただ、その二文字を言ってもらえさえすれば。
私はその深い声をずっと心に覚えて、宝物みたいに何度も何度も慈しむことができるんじゃないかと、そんなふうに思ったから。
だから、クレフがあんまりにさらりと言ってのけるので面食らってしまった。
―好きに決まっているだろう
いや、あの、そういうんじゃなくて。まあ、それはそうなんだけど。
私の動揺を収まらせる気がないのか、あげくクレフは「お前は違うのか」とまで尋ねてきた。
そんなわけない。
好きよ。人として。尊敬してる。大好き。人として。
tsubasa_cleumi
DOODLEタイトルの通り。ザっと書いてTwitterにペって置いた作品。
リンク先のボス様のイラストが元となっております。
https://twitter.com/tsubasa_cleumi/status/1755507030213935260
初対面喀血イーフェリ(超々短文)キャプションのリンクから作品に飛べます。
20tsubasa_cleumi
DOODLE8人大所帯な学パロ。クレ海&ジェオイのお話。(ラン光・フェ風の前提)
タイトルは拙作「勝負にならない!」を意識していますがお話は繋がっていません。
年を越せない!パパとママが年越しの外出許可をくれたのは、長年付き合いのある光や風の信頼感と、幼馴染でもあるクレフの同行。それから――
過保護な二人を最終的に納得させたのは〝ボディガード役〟として紹介したランティス、それからイーグルとジェオの体格によるところが大きかったんだと思う。
クレフやフェリオも、決して頼りのない体格なわけではない。
けれど、この大きな三人を前にすると、私たちと同様〝守られる側〟の人間に見えなくもない。
大みそかの夜、事前に決めていた順番で皆の家を回り、一人ずつ回収していく。
八人全員が揃った頃には年越しまで一時間と少し、という頃合いになっていた。
慌てて屋台を回る。参道にはすでに長い列ができていて、甘酒をすすりながら待つ人たちも多かった。私たちも、鳥居の向こうの神様に頭を下げつつ飲食を失敬する。とにかく寒くて、何か温かいものを口にせずにはいられなかった。
3352過保護な二人を最終的に納得させたのは〝ボディガード役〟として紹介したランティス、それからイーグルとジェオの体格によるところが大きかったんだと思う。
クレフやフェリオも、決して頼りのない体格なわけではない。
けれど、この大きな三人を前にすると、私たちと同様〝守られる側〟の人間に見えなくもない。
大みそかの夜、事前に決めていた順番で皆の家を回り、一人ずつ回収していく。
八人全員が揃った頃には年越しまで一時間と少し、という頃合いになっていた。
慌てて屋台を回る。参道にはすでに長い列ができていて、甘酒をすすりながら待つ人たちも多かった。私たちも、鳥居の向こうの神様に頭を下げつつ飲食を失敬する。とにかく寒くて、何か温かいものを口にせずにはいられなかった。
tsubasa_cleumi
DOODLEイーフェリ&クレ前提のフェ+海※セフィーロ軸ですが横文字多発します
※ワンライ
オーイシマサヨシの「GIFT」のツンデレ感がフェくんぽかったので。
360°どこから見ても恋なのに、それを恋だと認めたくないイー←フェ感情かわいいねかわいいね!!!
GIFTショウケースのガラス窓に映った友人の顔のなんと面白いことか。
犬の垂れ尾のような緑髪がピョコンと左右に跳ね、眉間にしわをよせ深刻に考え込む。眉尻が下がったかと思えば弾んだようにパッと顔を上げ、またしぼんでを繰り返す。
「こういうことを頼むのはお前が一番適任な気がする」
と少し偉そうな口調で言われ、けれど海は意気揚々と街までついてきた。
友人が、人に贈り物をしたいのでその品を一緒に探してくれというのだ。
恋人は相も変わらず魔導の教示に忙しそうで、今日のところは夜まで構ってもらえそうにもない。
暇つぶし云々を除いたとしても、こんなに面白そうな話はない。
是非とも協力したい気持ち半分。野次馬根性やゴシップめいた気持ち半分で、海はフェリオの隣を歩く。
2540犬の垂れ尾のような緑髪がピョコンと左右に跳ね、眉間にしわをよせ深刻に考え込む。眉尻が下がったかと思えば弾んだようにパッと顔を上げ、またしぼんでを繰り返す。
「こういうことを頼むのはお前が一番適任な気がする」
と少し偉そうな口調で言われ、けれど海は意気揚々と街までついてきた。
友人が、人に贈り物をしたいのでその品を一緒に探してくれというのだ。
恋人は相も変わらず魔導の教示に忙しそうで、今日のところは夜まで構ってもらえそうにもない。
暇つぶし云々を除いたとしても、こんなに面白そうな話はない。
是非とも協力したい気持ち半分。野次馬根性やゴシップめいた気持ち半分で、海はフェリオの隣を歩く。
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DOODLE※学パロ・クレ海&ジェオイはクラス違いの同級生。
・海→→→クレ(かなり好き)
・あとはみんな仲良しみたいなお話です。
※クレさんの生足は私の癖です
※ジェオの身長はこれからまだ伸びます
結局クレさんを愛でたいだけの話(👕)「ちょっと、ふふ、ウミ。笑ったら失礼ですよ」
「そういう、ひ、イーグルだって、笑ってるじゃない」
体育館の壁にもたれながら、イーグルと海は互いの脇腹を肘でつつきあった。
不運が重なった結果だった。
3,4限を通して行われる学年合同の球技大会のその直前。
校舎を出て、体育館へ移動する途中のことだった。
他学年の生徒がふざけて三階のベランダから落としたボールが、海の歩く真横の水たまりに落下した。
ボールは着水し泥水を跳ね上げる。
真白な体育服は、完全に茶色に染まった。
海は一跳ねの泥を受けることもなく無事だ。
代わりに、この世の泥のすべて請け負ったのが、クレフだった。
生徒は青ざめ逃げ出していく。予鈴が鳴る。追う余裕はない。
1463「そういう、ひ、イーグルだって、笑ってるじゃない」
体育館の壁にもたれながら、イーグルと海は互いの脇腹を肘でつつきあった。
不運が重なった結果だった。
3,4限を通して行われる学年合同の球技大会のその直前。
校舎を出て、体育館へ移動する途中のことだった。
他学年の生徒がふざけて三階のベランダから落としたボールが、海の歩く真横の水たまりに落下した。
ボールは着水し泥水を跳ね上げる。
真白な体育服は、完全に茶色に染まった。
海は一跳ねの泥を受けることもなく無事だ。
代わりに、この世の泥のすべて請け負ったのが、クレフだった。
生徒は青ざめ逃げ出していく。予鈴が鳴る。追う余裕はない。