春日井
DONE獪岳が逆行して、もう一回修業時代に戻った話。つよつよ善逸と軽く不憫寄りで不運な獪岳。長いので分けます。
「逆行したのでもう一度修業し始めたら善逸がすぐに来た」(後編)それからも黙々と修業を続けて、昔のように壱ノ型以外は全て出来るようになった。
昔は壱ノ型が出来るようになるために随分と時間を費やしたが、今回は最初から切り捨てたので他の型の練度は上がったと思う。
ちなみに、出来るようになるたびに善逸が飛んでくるし、その日の晩は豪華になった。
なお、善逸が今どんな修業をしているかは知らない。
知りたくない。
でも昔みたいにびーびー泣く声や先生の怒鳴り声が聞こえてこないので順調なんだろう。先生も俺と善逸を平等に見てくれている……いや、なんか俺の傍に居るほうが長い気がする。
昔と違う光景で嬉しいのは嬉しいんだが、中々慣れないんだよな。もう少し放っておいてくれてもいいのに。
「獪岳、そろそろ善逸と共に修業せんか?」
5161昔は壱ノ型が出来るようになるために随分と時間を費やしたが、今回は最初から切り捨てたので他の型の練度は上がったと思う。
ちなみに、出来るようになるたびに善逸が飛んでくるし、その日の晩は豪華になった。
なお、善逸が今どんな修業をしているかは知らない。
知りたくない。
でも昔みたいにびーびー泣く声や先生の怒鳴り声が聞こえてこないので順調なんだろう。先生も俺と善逸を平等に見てくれている……いや、なんか俺の傍に居るほうが長い気がする。
昔と違う光景で嬉しいのは嬉しいんだが、中々慣れないんだよな。もう少し放っておいてくれてもいいのに。
「獪岳、そろそろ善逸と共に修業せんか?」
春日井
DONE獪岳が逆行して、もう一回修業時代に戻った話。つよつよ善逸と軽く不憫寄りで不運な獪岳。長いので分けます。
※追記※
誤字脱字修正中です。後日改良を終えたら支部に掲載します。
「逆行したのでもう一度修業し始めたら善逸がすぐに来た」(前編)「ここが今日からお主が暮らす家じゃ」
先生の声に顔を上げた。
「先生……?」
あれ、なんで先生が生きてるんだ?腹切って死んだってアイツが言っていなかったか?
いや、そもそもなんで俺……頸を斬られて死んだはずじゃ……
「なんじゃ獪岳。まるで幽霊でも見たような顔をして。心配せずともここには鬼は来ん。安心して修業に励みなさい」
「修業……?」
「先程説明したじゃろう。儂は雷の呼吸を継ぐ後継者を探しておる鬼殺隊の育手じゃと。お主には才能がある」
どこか、聞いた事のある言葉。
ああ、そうだ。俺が、先生に拾われて初めてここに連れて来られた時に言われた言葉だ。
「まずはしっかり食べて身体を造らんといかんの」
ポン、と肩に手を置かれる。
6034先生の声に顔を上げた。
「先生……?」
あれ、なんで先生が生きてるんだ?腹切って死んだってアイツが言っていなかったか?
いや、そもそもなんで俺……頸を斬られて死んだはずじゃ……
「なんじゃ獪岳。まるで幽霊でも見たような顔をして。心配せずともここには鬼は来ん。安心して修業に励みなさい」
「修業……?」
「先程説明したじゃろう。儂は雷の呼吸を継ぐ後継者を探しておる鬼殺隊の育手じゃと。お主には才能がある」
どこか、聞いた事のある言葉。
ああ、そうだ。俺が、先生に拾われて初めてここに連れて来られた時に言われた言葉だ。
「まずはしっかり食べて身体を造らんといかんの」
ポン、と肩に手を置かれる。
春日井
PAST獪岳が知らない身体に乗り移ってしまい、現代に過ごしていた善逸と先生に拾ってもらう話。※虐待要素あり
※死ネタ要素あり
※不穏寄りな話
同人誌に収録した読み切りの再録。
死ネタ、現パロ寄りなので支部には載せずにこっそり公開します。
獪岳が知らない身体に乗り移ってしまい、現代に過ごしていた善逸と先生に拾ってもらう話。目を覚ました時、何かに閉じ込められているように真っ暗だった。
恐る恐る手を伸ばすとガシャリと柔らかい素材に触れる。両手を伸ばし、引き裂くように引っ張るとあっけなく破れた。
「なんだ、ここは……?」
何やら黒い袋のようなものに閉じ込められていたらしい。
破れた先から出ると、見た事の無い世界が広がっていた。見た事の無い建物、見た事の無い空へと伸びる筒、家のような形をしたもの……。
空は茜がかっている。
「綺麗、だな……」
ここが何処だかは分からないのに空は変わらない。なんだか久しぶりに空を見た気がする。
自分の胸に手を伸ばしぎゅっと握る。そこで初めて違和感に気付いた。
「なんか、小さく無いか……?」
まるで子供の手だ。いや、よく見るといつもより視界が低い気がする。
6104恐る恐る手を伸ばすとガシャリと柔らかい素材に触れる。両手を伸ばし、引き裂くように引っ張るとあっけなく破れた。
「なんだ、ここは……?」
何やら黒い袋のようなものに閉じ込められていたらしい。
破れた先から出ると、見た事の無い世界が広がっていた。見た事の無い建物、見た事の無い空へと伸びる筒、家のような形をしたもの……。
空は茜がかっている。
「綺麗、だな……」
ここが何処だかは分からないのに空は変わらない。なんだか久しぶりに空を見た気がする。
自分の胸に手を伸ばしぎゅっと握る。そこで初めて違和感に気付いた。
「なんか、小さく無いか……?」
まるで子供の手だ。いや、よく見るといつもより視界が低い気がする。
がらい
MOURNINGキメ学の獪岳まとめ!(別垢に載せたものも含)黒獪師弟ありがとう!!!キメ岳くん表情豊か~~イキイキしてる~~~!もっといろんなお顔、ファッションがみたいですねかわいい!現代では首に勾玉つけないのかなかわいいね!(n回目)
何かまた感想描いたら随時更新していく。ます。
※たぶんパジャマの柄間違えた説。 7
YAT
PROGRESSタイトルも確定してない夢話。(鱗か、蜃、錯ふのどれかは入れたい)近代言語縛りでの描写って難しい。
タイトル未定「あぁ?餓鬼の捜索任務だと?」
「あぁ、剣士含む全隊士への通達だとよ」
討伐任務帰りの汽車の中。同期の隊士から聞かされた、餓鬼の捜索任務通達。
一緒に受け取った文書を確認すると、藤襲山から現れた身元不明の餓鬼を保護し、御館様に引き渡せとの内容だ。
「…ったく、餓鬼を探せって……俺らのやることかねぇ?こんな……その辺歩いてりゃ目立つような珍妙な格好の餓鬼…、警官にでも任せりゃいいだろ。お前もそう思わね?」
「…食うか話すかどっちかにしろ 、阿呆が」
「お前、一言多い・・・」
まだ、横で戯れる同期の声を右から左に受け流し、餓鬼についての詳細を頭に叩き込む。
歳の頃は、おそらく、7つか8つ。
碧色の髪。
髪型は、ざんばらとしているが、双鬢を三ツに編んでいる。
1021「あぁ、剣士含む全隊士への通達だとよ」
討伐任務帰りの汽車の中。同期の隊士から聞かされた、餓鬼の捜索任務通達。
一緒に受け取った文書を確認すると、藤襲山から現れた身元不明の餓鬼を保護し、御館様に引き渡せとの内容だ。
「…ったく、餓鬼を探せって……俺らのやることかねぇ?こんな……その辺歩いてりゃ目立つような珍妙な格好の餓鬼…、警官にでも任せりゃいいだろ。お前もそう思わね?」
「…食うか話すかどっちかにしろ 、阿呆が」
「お前、一言多い・・・」
まだ、横で戯れる同期の声を右から左に受け流し、餓鬼についての詳細を頭に叩き込む。
歳の頃は、おそらく、7つか8つ。
碧色の髪。
髪型は、ざんばらとしているが、双鬢を三ツに編んでいる。