たまちん
DONE留文ワンライ大遅刻参加お題「肉」
非転生系現パロです(大学生か社会人かは特に決めてない)
沢山食べる君を見たいじゅうじゅうと脂を滴らせ、網の上で焼かれながら若い胃袋を誘惑に誘うソレを見つめながら、文次郎は「何だかなぁ」と胸の内で独り言ちた。
芳しい香りを放つ煙の向こう、艶々とした白米に焼き上がったソレをのせ、くわっと大口を開き食われる方も光栄だろうと思えるほどの食べっぷりを見せるのは不倶戴天の犬猿の仲、食満留三郎その人である。
文次郎の視線に気付いた留三郎が訝しげな顔をしたので、溜息をつきながら目を伏せ食べ頃になった肉を箸でつまみ上げた。
いや、やっぱり何なんだこの状況はと再度文次郎は頭を悩ませた。
事の発端は1週間程前、たまには外食でもするかと思いつくまま街に出た日に遡る。
外食と言っても何を食べるかは特に決めてなかったので、取り敢えず目について気になった店に入ろうと彷徨いていた所、同じ様に身軽な様子でいた留三郎と目が合ってしまった。そのまま予定調和の様に口喧嘩からの小競り合い…からの大食い勝負が始まる事となる。不運にも、偶々2人の側で大食いチャレンジを開催していたラーメンのチェーン店があった故に。
1885芳しい香りを放つ煙の向こう、艶々とした白米に焼き上がったソレをのせ、くわっと大口を開き食われる方も光栄だろうと思えるほどの食べっぷりを見せるのは不倶戴天の犬猿の仲、食満留三郎その人である。
文次郎の視線に気付いた留三郎が訝しげな顔をしたので、溜息をつきながら目を伏せ食べ頃になった肉を箸でつまみ上げた。
いや、やっぱり何なんだこの状況はと再度文次郎は頭を悩ませた。
事の発端は1週間程前、たまには外食でもするかと思いつくまま街に出た日に遡る。
外食と言っても何を食べるかは特に決めてなかったので、取り敢えず目について気になった店に入ろうと彷徨いていた所、同じ様に身軽な様子でいた留三郎と目が合ってしまった。そのまま予定調和の様に口喧嘩からの小競り合い…からの大食い勝負が始まる事となる。不運にも、偶々2人の側で大食いチャレンジを開催していたラーメンのチェーン店があった故に。
ジーマ@落書き部屋
DOODLE⚠️留文/互いのパペでハート交換通り過ぎたバレンタインっぽい絵をどうしてもやりたくて。ホワイトデーも近いのでそういう感じで。
あまりやらないような塗り方をしたのでもう少し可愛く描きたかった…! 4
ジーマ@落書き部屋
DOODLE⚠️ゆるゆる留文充電もんじろちゃん(https://poipiku.com/11067273/11443192.html)から続いた小ネタです。甘やかし甘やかされて。私が描くと喧嘩してくれなくてすみません…😇 4
mikinata928215
DONE #tomemon__1h留文お題ワンライ(@tomemon__9267 )さまから
お題「下着」 (遅刻参加)
前回書いた話が自分の癖に刺さりすぎて自家発電。続きました。
直接の描写はありませんが、そういう話をしてるのでポイピクで。
似合わない女物の下着を着させられるシチュエーションが大好きすぎる。 5
せみのぬけがら
MAIKING⚠︎留文、まだ15禁かっこいいケマ先輩は今のところいません。
でもわたしはスパダリな攻めが大好き。
書き忘れていましたが、これは留がひたすら文の風呂を覗くために無駄な努力をするお話です。全体的に本当にくだらないです、悪しからず……。 2013
せみのぬけがら
MAIKING⚠︎留文、腐、15禁、ケマ×♀設定が冒頭に若干。このあとがっつり18禁になります。
ケマの空想とシオエの暴走による効果です。現実で🔞できるのはまだ先。
ドタバタエロラブコメになる予定でちょうど一年位前(2023.12〜)に書いていたものです。小ネタが多すぎて到底完成させられず途中放棄しました。そろそろ書きたいなと思えたので、一旦晒す。 4837
ジーマ@落書き部屋
DOODLE⚠️留文⚠️イチャイチャ要素は薄いです
まだまだ解像度は足りませんが、犬猿似た者同士な二人にときめきを隠せません。我慢ができませんでした。久しぶりにCP沼に浸かってます。しかして留三郎、造形が難しい。自分の絵柄に寄せまくりなので原作絵じゃないとダメな人はご注意なです! 4
たまちん
DONE留文ワンライ「墨」※転生記憶ありの現代パロ
(書いててなんですが美味しいですよ。ピリ辛で)
黒の紅も悪かない室町の世に生きた時代、それはまあ大概食べれるモンは食べてきた。が、流石に産まれて初めて現物を目にすれば「本当に食べ物か?」と疑う見た目に文次郎は冗談でもなく引いていた。
そしてそれを席の向かいで美味そうに頬張る留三郎にも。
「何だよテメェ、そのゲテモノ食いをみるような目は。ちゃんと食いモンだから店に出てるんだろうが」
一方、せっかく美味い飯を食べに来ているのに、まるで不味い物を食べる様を非難するかの如き目線に留三郎は噛み付いた。心境としては「イカ墨パスタぐらいお前も知っているだろう文次郎め」である。
そう、犬猿の仲と言われているクセに、何故か二人仲良く洋食屋で昼食をとっているのである。
それもこれも残業のせいだった。皆で行こうと約束していたのに、結局他の4人に乗り遅れた2人が「本当にあの店の食事は美味かった」と煽る小平太と仙蔵にムキになり、このままでは引けぬと翌日にリベンジを決行したのが今のこの状況だった。
2139そしてそれを席の向かいで美味そうに頬張る留三郎にも。
「何だよテメェ、そのゲテモノ食いをみるような目は。ちゃんと食いモンだから店に出てるんだろうが」
一方、せっかく美味い飯を食べに来ているのに、まるで不味い物を食べる様を非難するかの如き目線に留三郎は噛み付いた。心境としては「イカ墨パスタぐらいお前も知っているだろう文次郎め」である。
そう、犬猿の仲と言われているクセに、何故か二人仲良く洋食屋で昼食をとっているのである。
それもこれも残業のせいだった。皆で行こうと約束していたのに、結局他の4人に乗り遅れた2人が「本当にあの店の食事は美味かった」と煽る小平太と仙蔵にムキになり、このままでは引けぬと翌日にリベンジを決行したのが今のこの状況だった。
たまちん
DONE2024年ラスト留文ワンライ『紅白』今年は忍たま、ひいては犬猿や留文に出会えた素晴らしい年でした
来年も宜しくお願いします
馬子にも衣装にゃ程遠い「げっ」
深々と雪降る山道の端、ちょうどよい大きさの石に腰掛け休息を取る山伏男の前に枝の軋む音をたて降ってきた赤い忍び装束の男は開口一番心底失礼な声をあげた。
「ゲッとは何だゲッとは」
煽っていた竹筒から口を離し無礼な男の顔を見て、こちらもこちらで心底嫌そうな顔をした。
山伏男こと留三郎は七方出として山伏の姿を借り、忍務もとい学園長のお使いの帰りにこうして休息を取っていた所であった。
対し、そんな留三郎の前に現れたのが赤の忍び装束を纏った…則ちドクタケ忍者に扮した文次郎であった。
「見覚えある山伏姿が見えたとおもったら、なんだお前かよ留三郎」
「そっちこそ歳の瀬クソ寒い中忍務でやっとこ休んでる所に見たくもないドクタケ姿しやがって。なんだとは何だよ」
2652深々と雪降る山道の端、ちょうどよい大きさの石に腰掛け休息を取る山伏男の前に枝の軋む音をたて降ってきた赤い忍び装束の男は開口一番心底失礼な声をあげた。
「ゲッとは何だゲッとは」
煽っていた竹筒から口を離し無礼な男の顔を見て、こちらもこちらで心底嫌そうな顔をした。
山伏男こと留三郎は七方出として山伏の姿を借り、忍務もとい学園長のお使いの帰りにこうして休息を取っていた所であった。
対し、そんな留三郎の前に現れたのが赤の忍び装束を纏った…則ちドクタケ忍者に扮した文次郎であった。
「見覚えある山伏姿が見えたとおもったら、なんだお前かよ留三郎」
「そっちこそ歳の瀬クソ寒い中忍務でやっとこ休んでる所に見たくもないドクタケ姿しやがって。なんだとは何だよ」
byakugun26
REHABILIリハビリを兼ねて久しぶりにお話を書きました。これでも留文です。
ちゃんとこの後、文次郎が頑張って襲い受けします
罠「――おい、文次郎!」
い組の部屋の扉を勢いよく開け放ち、否応なしに部屋へと入ってきた男を見やれば、その男がどれほど怒り狂っているかなど、仙蔵は嫌でも把握した。
そこには用具委員会委員長の男が眉間に皺を寄せ、吊り上がった三白眼をより一層鋭くさせながら同室を睨んでいる。
「正門付近の塀が破損していた! お前が壊したんだろう!」
その言葉を聞いてしまえば、突然現れた男が何を怒っているのか、仙蔵は容易に想像がついてしまう。
文次郎は、うまくいかないことがあれば所構わず頭突きをする男だ。その光景を仙蔵は何度見てきたか知らない。先程行われた授業で実力を発揮できなかった文次郎が、己の不甲斐なさに苛立って悪癖なそれを披露してもおかしくはない。よくあることだと話を片付けてしまいたいところだが、用具委員会からしたらそうはいかないのだろう。当の本人の胸倉を掴んでは、目を爛々とさせている。
1922い組の部屋の扉を勢いよく開け放ち、否応なしに部屋へと入ってきた男を見やれば、その男がどれほど怒り狂っているかなど、仙蔵は嫌でも把握した。
そこには用具委員会委員長の男が眉間に皺を寄せ、吊り上がった三白眼をより一層鋭くさせながら同室を睨んでいる。
「正門付近の塀が破損していた! お前が壊したんだろう!」
その言葉を聞いてしまえば、突然現れた男が何を怒っているのか、仙蔵は容易に想像がついてしまう。
文次郎は、うまくいかないことがあれば所構わず頭突きをする男だ。その光景を仙蔵は何度見てきたか知らない。先程行われた授業で実力を発揮できなかった文次郎が、己の不甲斐なさに苛立って悪癖なそれを披露してもおかしくはない。よくあることだと話を片付けてしまいたいところだが、用具委員会からしたらそうはいかないのだろう。当の本人の胸倉を掴んでは、目を爛々とさせている。
byakugun26
PASTハロウィン留文はっぴーハロウィン🎃「なんて恰好をしとるんだ、お前は!」
学園長の突然の思い付きで催されることになったハロウィンパーティーで、各組で仮装をすることになった訳だが、文次郎は目の前の男の装いを視界に捉えるなり、声を張り上げてしまった。
犬猿の仲である留三郎の仮装を見やれば、包帯を身に纏っただけの姿で恥ずかし気もなく歩いている。見慣れた男が包帯に包まれ、これまたよく見慣れた格好になっていた。今は怪我は無いようだが、いつもならこの包帯に見合うほどの重傷を負い、伊作に看病されている姿を何度も目にしている。
だが、文次郎が指摘したいのはそこではない。文次郎からすれば、包帯の下の柔い肌でさえ、よく見慣れたものなのだ。それが今では包帯一枚のみで隠され、やけにその体の線を強調させている。鍛えられた体と引き締まった腰つきが包帯によって更に顕著に現れ、文次郎に嫌な汗をかかせてきた。
1207学園長の突然の思い付きで催されることになったハロウィンパーティーで、各組で仮装をすることになった訳だが、文次郎は目の前の男の装いを視界に捉えるなり、声を張り上げてしまった。
犬猿の仲である留三郎の仮装を見やれば、包帯を身に纏っただけの姿で恥ずかし気もなく歩いている。見慣れた男が包帯に包まれ、これまたよく見慣れた格好になっていた。今は怪我は無いようだが、いつもならこの包帯に見合うほどの重傷を負い、伊作に看病されている姿を何度も目にしている。
だが、文次郎が指摘したいのはそこではない。文次郎からすれば、包帯の下の柔い肌でさえ、よく見慣れたものなのだ。それが今では包帯一枚のみで隠され、やけにその体の線を強調させている。鍛えられた体と引き締まった腰つきが包帯によって更に顕著に現れ、文次郎に嫌な汗をかかせてきた。
byakugun26
PAST留文の日ー!!おめでとうございますー!!新作は何もないので過去に書いたお話をのせて留文をうみだした気になるやつです劣情を宿した男 ――何をされるかわかっていた筈なのに、体はピクリとも動かなかった。
いつもの喧嘩。いつもの取っ組み合い。胸倉を掴まれたのを感じた途端、咄嗟に文次郎も留三郎のそれを掴んだ事は覚えている。空いていた片手に力を込め、整った顔立ちの男の頬へと、それを喰らわせてやろうと拳を作ったことも鮮明だった。だが、留三郎の闘志に燃えているであろう瞳を見つめた瞬間、文次郎の本能は警鐘を鳴らす。
闘志と共に見えるのは、別の色が紛れ込んだそれ。普段はこの男の奥深くに眠っているというのに、今では文次郎の目にもはっきりと映りこんでしまい、嫌でも自覚してしまう。
――色欲に似た、熱を孕んだ瞳。
この男の眼から時々チラつくその色に、文次郎は気付いていた。日々の喧嘩や勝負の時、己を真っすぐ見据えている際に現れる淡い劣情。じりじりと文次郎の身を焦がし、その上、心にさえ軽く火傷を負わせようとしてくる熱烈な視線に気付かない訳がない。だが、いくらその色を垣間見たとしても、文次郎は一度も指摘することはなかった。嫌な眼だと思いながらも、ましてやこの男の感情を知りながらも、文次郎は気付かないふりをした。いずれは忍びとなる身。道を違える身。更には男同士であり、犬猿の間柄だ。この男から向けられた感情を知ったところで、文次郎にはどうすることもできない。
2828いつもの喧嘩。いつもの取っ組み合い。胸倉を掴まれたのを感じた途端、咄嗟に文次郎も留三郎のそれを掴んだ事は覚えている。空いていた片手に力を込め、整った顔立ちの男の頬へと、それを喰らわせてやろうと拳を作ったことも鮮明だった。だが、留三郎の闘志に燃えているであろう瞳を見つめた瞬間、文次郎の本能は警鐘を鳴らす。
闘志と共に見えるのは、別の色が紛れ込んだそれ。普段はこの男の奥深くに眠っているというのに、今では文次郎の目にもはっきりと映りこんでしまい、嫌でも自覚してしまう。
――色欲に似た、熱を孕んだ瞳。
この男の眼から時々チラつくその色に、文次郎は気付いていた。日々の喧嘩や勝負の時、己を真っすぐ見据えている際に現れる淡い劣情。じりじりと文次郎の身を焦がし、その上、心にさえ軽く火傷を負わせようとしてくる熱烈な視線に気付かない訳がない。だが、いくらその色を垣間見たとしても、文次郎は一度も指摘することはなかった。嫌な眼だと思いながらも、ましてやこの男の感情を知りながらも、文次郎は気付かないふりをした。いずれは忍びとなる身。道を違える身。更には男同士であり、犬猿の間柄だ。この男から向けられた感情を知ったところで、文次郎にはどうすることもできない。
SHIZUKa_moji
MEMO留文メモに残ってたのでどこかに載せた再掲かもふと、思い立っただけだ。
たまたま行列が出来る程の団子屋があって、気まぐれに並んでみて、並んだからと団子を買い、 持ち帰る途中で偶然お前を見付けたから、団子をやろうと思った。
「それだけだ」
「………………なるほど」
「なんだその間は!?」
「いや、お前も大概だと思ってな」
鍛練帰りの鍛練馬鹿は秋風吹く中で汗を垂らしている。
「素直に俺への土産だと言えよ。甘い物なんかそんな食わない癖に」
「食わない事はない!一本くらい食う」
「ならなんで包み三つもあんるんだ」
「これは伊作達用。これは後輩達用」
「もう一つは?」
「あーもううるさい!食うのか!?食わねえのか!?」
「食う」
くつくつと笑い出されて気まずいが、まぁいい。包みを一つ押し付けて去ろうとすれば、何故か腕を捕まれた。
「な……なんだよ」
「実は、鍛練前にちょっといい茶葉を手に入れたんだ。団子の礼に飲みに来い」
あまりしない子供っぽい笑みを浮かべながら、言葉に挑発を含んでいる。これは嬉しい誤算かもしれない。
「ならちょっと遅い月見でもするか」
「いいぜ。月見が出来ればの話しだが」
「っ、なんだよ。珍しくやる気だな」
「お前が誘った 801