usmlk_ii
MOURNING長谷高かんちゃんが長谷高を目撃するお話
※大学時代から付き合ってた2人
※全て幻覚で捏造
※なんでも許せる方向け
*
野辺山天文台での事件から一週間経ち、ようやく仕事が落ち着き早く帰る目処がたったため、仕事終わりに高明の病院へ見舞いに行くことにした。
急な入院で足りない物も多いだろうから、『なにか必要なものあるか?』と連絡したら、『持ってきていただいたので大丈夫です』と返事が来た。親戚の人でも来てくれたのだろうか?と思ったが、特段気にせず了解とだけ返事をする。
由衣も一緒にどうかと思い誘ってみたが、今日はどうしても外せない用事があるとかで、残念がっていた。『これお見舞いに渡して』と、どう見ても自分用の夜食にでも買ったのだろうというお菓子を受け取り、タクシーに乗り込んだ。
病院に着くと、平日ということもあり人はまばらで、早々に受付を済ませて高明の病室に向かい、扉を3度叩いた。相手は良く知る男なわけだし、ノックなしに入っても良いんじゃないかとは思うが、後からチクチク言われる姿が目に浮かぶため、大人しく返事を待つことにする。
4770野辺山天文台での事件から一週間経ち、ようやく仕事が落ち着き早く帰る目処がたったため、仕事終わりに高明の病院へ見舞いに行くことにした。
急な入院で足りない物も多いだろうから、『なにか必要なものあるか?』と連絡したら、『持ってきていただいたので大丈夫です』と返事が来た。親戚の人でも来てくれたのだろうか?と思ったが、特段気にせず了解とだけ返事をする。
由衣も一緒にどうかと思い誘ってみたが、今日はどうしても外せない用事があるとかで、残念がっていた。『これお見舞いに渡して』と、どう見ても自分用の夜食にでも買ったのだろうというお菓子を受け取り、タクシーに乗り込んだ。
病院に着くと、平日ということもあり人はまばらで、早々に受付を済ませて高明の病室に向かい、扉を3度叩いた。相手は良く知る男なわけだし、ノックなしに入っても良いんじゃないかとは思うが、後からチクチク言われる姿が目に浮かぶため、大人しく返事を待つことにする。
usmlk_ii
MOURNING長谷高長野で再会した2人のお話
※長谷高が同じ大学の先輩後輩
※大学時代と現在
※まだ付き合ってない
※映画のネタバレ含みます
※捏造しかありません
少しでも楽しんでいただけると幸いです。
手を繋ぐから始めませんか?*
長谷部陸夫が諸伏高明と初めて出会ったのは、東都大学のキャンパス内にある図書館だった。人がまばらな時間帯に訪れたそこで、彼を見つけた。
窓から光が差し込む端の席で、背筋を伸ばし静かに本を読む凛とした姿に、目を奪われた。
彼の周りだけ輝いていて、時が止まっているのではと錯覚してしまいそうなほど美しく、まるで絵画のようだった。他を寄せつけないその様が、絵になって綺麗だと思った…
中性的な顔立ちに透き通るような白い肌、綺麗な黒髪と長身だけど線の細い身体。儚げで、触れると消えてしまいそう、それが諸伏高明に抱いた最初の印象だった。
彼に興味を持った長谷部は、すぐに声をかけた。突然初対面の男に話しかけられ、最初は不審に思われ避けられていたが、毎日彼を探し繰り返し声をかけるうちに、徐々に心を開いて様々なことを話してくれるようになった。彼のことを「高明くん」と呼べば、いきなり下の名前で呼ぶのかと怪訝な顔をされたことを覚えている。
5854長谷部陸夫が諸伏高明と初めて出会ったのは、東都大学のキャンパス内にある図書館だった。人がまばらな時間帯に訪れたそこで、彼を見つけた。
窓から光が差し込む端の席で、背筋を伸ばし静かに本を読む凛とした姿に、目を奪われた。
彼の周りだけ輝いていて、時が止まっているのではと錯覚してしまいそうなほど美しく、まるで絵画のようだった。他を寄せつけないその様が、絵になって綺麗だと思った…
中性的な顔立ちに透き通るような白い肌、綺麗な黒髪と長身だけど線の細い身体。儚げで、触れると消えてしまいそう、それが諸伏高明に抱いた最初の印象だった。
彼に興味を持った長谷部は、すぐに声をかけた。突然初対面の男に話しかけられ、最初は不審に思われ避けられていたが、毎日彼を探し繰り返し声をかけるうちに、徐々に心を開いて様々なことを話してくれるようになった。彼のことを「高明くん」と呼べば、いきなり下の名前で呼ぶのかと怪訝な顔をされたことを覚えている。